夫婦別姓裁判に思う

2015年12月17日 17時48分23秒 | 国を憂う
昨日男女平等に関する司法判断が2つ同時にあった。
 ・「結婚した夫婦は男女どちらかの氏を称する」
 ・「離婚後女性は6か月を経ないと再婚してはいけない」

結論は前者は合憲、後者は違憲とされた。但し後者も6カ月が長過ぎるという点で違憲であり、100日が妥当とみなし、再婚までの制約は合憲としたものだった。

僕の考えを最初に書いてしまえば、両方ともに「違憲だ」との考えに立つな。ただ、この夏燃えた「安保法制」の違憲性を主張するほどの強さではないのだ。男としてその不都合性、不利益性が実感できないことが大きいかもしれない。
しかしこういう法律の必要性は感じない。もっと個人を尊重し、個人や当事者にまかせてもいいのではないかとは思う。逆にそれぞれの個人はそこで発生するかもしれない不都合は謙虚に受け入れる姿勢は要求されるんだろうな。
だいたい社会的な不都合なんてないと思うのだが。
ましてや今個人に番号つけて管理しやすくしようなんて政策が進んでる時代だ。姓をひとつにしないと管理できませんなんて時代じゃないでしょう。

今回の最高裁の判断を見ると、「世の中が変わって行くというのは時間がかかること。せいてもだめなんだな」と思うし、「変える力は民意なんだ」とも思う。最高裁だって「世の中がまだそこまできていない」という判断をするんだから。
コメント (22)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする