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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

ウクライナ

2022-02-26 | 本の紹介
世界中がロシアのウクライナ攻撃のニュースで溢れています。
ロシア国内でも攻撃に反対の動きがあるようで、これ以上大事に至らず早期解決を願っています。
生徒たちも攻撃の映像にショックを受けたようで、「戦争になるの?」と心配する声も。
今日は、ガソリンスタンドに車の行列が出来ていました。

ウクライナ、というと旧ソ連で黒海に面した東ヨーロッパの国、ぐらいの認識しかなく、
行ったこともないしあまり縁がない遠い国、ぐらいに思っていました。
でも、この絵本がウクライナ民話と気が付いた時から、一気に身近な国となりました。
『てぶくろ ウクライナ民話』 エウゲーニー・M・ラチョフ:絵 うちだりさこ:訳
子どもたちと一緒に読んだ絵本で、今は孫のところへ行っています。
おじいさんが落とした小さな手袋、そこへ次々と森の動物たちがやってきて、
「入れて。」とみんなが手袋の中に入ってきて手袋はぎゅうぎゅうになるというお話です。
同じうちだりさこさん訳の有名な絵本『おおきなかぶ』も舞台はロシアですが、
もしかするとウクライナの話かもしれませんね。
首都のキエフは「キエフバレエ団」としても有名でした。

2015年ノーベル文学賞は、ウクライナ出身のスベトラーナ・アレクシエービッチ女史でした。
ジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞した作家です。
彼女の作品をこれから読もうと思い、図書館で借りてきました。
『戦争は女の顔をしていない』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、三浦みどり訳(岩波現代文庫)
 
『アレクシエーヴィチとの対話 「小さき人々」の声を求めて』
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 鎌倉英也 ・徐京植:共著(岩波書店)

一昨日、県公立高校の入学試験がありました。
いつも気になるのは、国語科の試験で小説と論説文の出典は何だったのか、ということ。
小説は昨年本屋大賞2位となった『お探し物は図書室まで』 青山美智子(ポプラ社)
論説文は『「倫理の問題」とは何か メタ倫理学から考える』  佐藤岳詩(光文社新書)
昨年、「倫理」についてのTVドラマを見たので、私はどちらもタイムリーな気がしましたが、
「論理」ではなく「倫理」という言葉を初めて読んだ中学生が多かったのではとも思いました。