旧暦の亥の月の、最初の亥の日に、「亥の子餅」を食べると万病から逃れると言われています。
今年は11月11日、今日です。
という訳で、埼玉県では有名な「うますぎる饅頭」を売っている和菓子店に予約して、
イノシシの子のようなカタチをした「亥の子餅(いのこもち)」を買ってきました♪
食べるのは亥の刻(午後10時頃)だそうですが、夕食後にデザートとしていただいたところ、
生地は小豆が練り込まれていてほんのり甘く、中に餡子は入っていませんでした。
すあまのような感じで、餡子好きとしてはちょっと残念…
この風習は中国から伝わり、平安時代には宮中行事のひとつとなっていたそうで、
紫式部の「源氏物語」では、九帖「葵」に亥の子餅が届く場面が描かれています。
その後、鎌倉時代にはイノシシが多産であることから子孫繁栄を願う意味も含まれたとか。
また、旧暦10月10日は茶道でのお正月「炉開き」の季節、茶室の炉を開き、火を入れます。
この炉開きに合わせてお茶壺の口を切り、
新茶を味わって今年も良いお茶ができたことを祝うのが口切(くちきり)、茶人のお正月です。
お茶のお菓子として「亥の子餅」も使われることが多いようです。
さらに「亥」は中国の陰陽五行説で水性にあたることから、火難を逃れるという信仰があり、
このことから,亥の子の日に囲炉裏やこたつ開きをする風習ができあがりました。
友人の家では今でもその通りにするそうで、それを聞いた時にビックリしました!
我が家にはこたつがありませんが、実家では寒くなったら出していました。
今、本校のイチョウの黄葉が見事です!!
物淋しくなる秋の深まりですが、このイチョウの下は明るく心が弾みます♪
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私がいる司書室はこの校舎の8階、一番上です。
図書館西側の窓からは毎日のように雄大で美しい日の入りが見られ、この時期ならではの楽しみ、
空気が澄んできて、遠くの上毛三山まではっきりと見えます。
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すっかり日暮れが早くなりました。