今日も一期一会

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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

ブレイディみかこ 著 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』

2021-11-06 | 本の紹介
今日も暖かな小春日和の一日、11月ですが過ごしやすい晴天で気分良い一日でした♪

ブレイディみかこ 著 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』 (新潮社)
読了しました。

2019年に出版された『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の続編です。
前作は本屋大賞ノンフィクション本大賞を始め各種の賞に輝き11冠達成!
大きな話題となり「一生モノの課題図書」と呼ばれ、80万人が読んだそうです!
私もとても興味深く読み、その続編をとても楽しみにしていました。

内容は、イギリスに住む作者とイギリス人の夫との間に生まれた息子の日常、
本人は日本人「イエロー」でイギリス人「ホワイト」で、毎日はちょっと「ブルー」なのです。
我が家は家族でベルギーに4年間住んでいたので、心当たりのある部分もありました。

今作で主人公「ぼく」は13歳、彼の通う公立中学校での授業の内容がとても興味深いです。
フリーランスで働くための「ビジネス」の授業、
摂食障害やドラッグ、失業者・生活保護について発表する国語のテスト、
男性でも女性でもない「ノンバイナリー」を表明する教員たち、
そして自分の歌声で人種の垣根を超えた”ソウル・クイーン"。
現在のイギリス社会が抱えている様々な問題を中学校で取り上げてそれを学ぶ、
子どもたちの発言や行動がとても大人びていて、とても考えさせられました。
主人公の「ぼく」はさまざまな事件を経験しながら、悩み、考え、親離れの時が。

日本の中学生・高校生も様々な困難にぶつかっている生徒がたくさんいます。
是非この本を読んで、世界にはもっと様々な難しい問題があることも知ってもらいたいです。