今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

本屋大賞決定!

2021-04-15 | 本の紹介
昨日、全国の書店員が「いちばん売りたい本」を選ぶ「本屋大賞2021」が決定しました!
(画像は本屋大賞公式HPより)
全国の書店員が年に1度、出版業界活性化のために「一番売りたい本」を投票だけで選出し、
第18回目の今回は2019年12月1日〜2020年11月30日の間に刊行された日本の小説が対象です。
昨年同様新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、人数を制限しての結果発表でした。

大賞には町田そのこ著『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)が選ばれました!
作品は、DV、児童虐待、トランスジェンダーの問題など心に傷を負った人々の声なき声が、
特別な声を発するクジラの姿と響きあう痛みと再生の物語です。
そんな淋しく悲しいクジラがいるのか・・・と私もとても心に響いた作品でした。

候補作10作の結果は以下の通りです。

大賞:町田そのこ 『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)
2位:青山美智子 『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)
3位:伊吹有喜 『犬がいた季節』(双葉社)
4位:伊坂幸太郎 『逆ソクラテス』(集英社)
5位:山本文緒 『自転しながら公転する』(新潮社)
6位:伊与原新 『八月の銀の雪』(新潮社)
7位:凪良ゆう 『滅びの前のシャングリラ』(中央公論新社)
8位:加藤シゲアキ 『オルタネート』(新潮社)
9位:宇佐見りん 『推し、燃ゆ』(河出書房新社)
10位:深緑野分 『この本を盗む者は』(KADOKAWA)

私は全10作品読みましたが、上位4作品までとても良かったです!
今回のノミネート10作品には、
DV、虐待、育児放棄、LGBT、ニート、いじめ、シングルマザー、貧困、等、
弱者の声をテーマにしたものが多かったように思います。
今の社会は、権力や財力、社会的地位などを持つ人の、大きな声だけが聞こえてきます。
コロナの渦の今、そしてコロナ後、心が淋しい日本が少し変わって欲しいと思います。

今日から5日間の七十二候は
【第十五候】 清明 末候 「虹始見(にじはじめてあらわる)」
雨上がりに虹が見え始める頃。淡く消えやすい春の虹も次第にくっきりしてきます。
「初虹(はつにじ)」という言葉があり、立春をすぎて現れる初めての虹をいうそうです。

自宅近くを散策、若葉が目にまぶしく本当に美しい!
 
虹は見えませんでしたが、山桜が満開でした。