今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

百田尚樹 著 『野良犬の値段』

2021-04-21 | 本の紹介
百田尚樹 著 『野良犬の値段』(幻冬舎)読了しました。
いや~最高に面白かったです!!
本の帯には
「私たちはある人物を誘拐しました。この人物を使って実験をします。」
誘拐された、みすぼらしい6人の謎の男たち、
前代未聞の「劇場型」誘拐事件が、日本社会に“命の価値"を問いかけます。
面白くてページをめくる手を止められず、一気に読んでしまうにはもったいないとさえ思い、
どうしても終わりが気になってパラパラと終わりの方を遠目で見てしまい、
読了とともに痛快な気持ちでスッキリしました!!
ミステリーなだけに、これ以上書けないのがもどかしいです。

モノの値段と価値はほぼ同じ意味に使われることも多いですが、違う部分もあると思います。
莫大な金額のものにそれだけの価値があるかといえば、価値があると思う人もいるでしょうし、
「そんなものに価値はない」と思ってしまえばいくら高額であっても無意味なものです。
誘拐犯が要求する人質の金額は、
その人の社会的立場によっても、対象との関係性によっても異なりますが、
そもそも人・命の価値を考えると値段を付けられるものなのでしょうか?

昨日は二十四節気の「穀雨」(こくう)
「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」「雨降って百穀を潤す」という言葉からきており、
この時期になると柔らかく暖かな雨が降り、田畑を潤します。
変化の多かった気候も安定し、種まきにもってこいの季節。恵みの雨が新芽を育ててくれます。

そして昨日から5日間の七十二候は
【第十六候】 穀雨 初候 「葭始生(あしはじめてしょうず)
水辺の葭が芽吹き始める頃。
葭(アシ)はイネ科の多年草で、夏に背を伸ばし、秋に黄金色の穂をなびかせ、
夏の暑さを遮る「葭簀(よしず)」の原料となります。
葭(あし)を使うのになぜ「よしず」と読むのか不思議でしたが、
「悪し」にならないよう縁起よく「良し」と読むようにしたからなのだそうです!
忌み言葉だったのですね♪