カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

宿便には興味がある

2022-08-01 | 雑記

 厳密な意味で断食というのはやったことはない。二日くらい何も食べなかったということはあるような気もするが、断食の意識があってやったことではない。一日食べないプチ断食というのもあるそうだが、そういうことにチャレンジしたいわけでもない。体のことを考えて、あえて食べないで体調をよくする目的があるようだが、特に興味があるわけでもない。しかし、この断食をすると宿便が取れる、という話を聞くと、ちょっとだけ興味のようなものが湧くのである。
 宿便というのは、実際には否定されている。食事をとらず下剤などを飲ませ、腸を空っぽにして検査しても、宿便というものは観察されないからだ。いわゆる腸に便がこびりつくようにして残る現象は、みられないのである。しかしながら実際に断食などをする人が一様に経験するのは、何日か後に宿便が出るということらしい。大根のかす汁などを飲んで出す、というのもあるそうだが、ともかく日常に出る便とは明らかに違うものが、何も食べない体験をすると出てくるというのである。
 僕はかれこれ二十年くらいダイエットをしているのだが、ときどき調子よくあまり食事の量を取らず、いわゆる毎日の便が滞るということがある。多少は出ているが、十分ではない感じがする。僕の場合は特殊だろうが、普通なら一日に3~4回は大便に行く。それが一日一回になり、たまに出ない日がある。何しろ食べる量が減っているので、たまらないのかな、という印象がある。そうして3~5日後に黒か茶のべとべとした感じのものが、ごそっと出てくることがある。一度の便意で明らかに収まりのつかない感じがあって、要するにたくさん出てくる感じだ。流しても便器に付くものが残り、掃除しなければならない。しかしながらたくさん出た印象があるので、かなりすっきりした気分になる。そうして、もしかするとこれが宿便のような、もしくはそれの親戚のようなものではないか、と思うのだ。
 宿便の一応の説明に、腸の中の便以外の代謝による排泄物ではないか、というようなものがある。手術などをするときに食事を抜いた上に下剤を飲んで強引に排泄させることをすることがあるが、その後何かの事情で点滴などしかしていないのに、何日か後に便が出ることがある。腸内にはたくさんの細菌が生きているとも言われているし、腸自体の代謝による剥がれ落ちるようなものが、後に出てくるのではないか。もちろんそれは想像上のものかもしれないが、口から食べたもの以外でも、排泄されるものというのは、やはりあるのではないか。それが本当に宿便なのかは、よく分かりかねるのだけれど。
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