“アランフェス”

2022-01-03 | 【断想】音楽

 ジム・ホールの「コンチェルト」(1975 CTI)から、〈アランフェス協奏曲〉を聞く。
 私が選んだ夜に聞くジャズの一曲である。ロドリーゴの名曲のジャズ化だ。
 トランペットはチェット・ベイカー、静けさを感じさせる音。
 逝ってしまった友人、先輩を思いながら聞く。
 よき時をともにした人びと。
 わたしはまだ生きていること。
 とるにたりないことに思いわずらっていること。
 時が流れ、思い出がのこる。


“クンビア:鳥の声で”

2022-01-03 | 【断想】音楽

 こういうフュージョンなら、オーケーだ。
 チャールズ・ミンガスの「クンビア&ジャズ・フュージョン」(1976 Atlantic)。
 いったい何回くらい聞いただろうか。
 南の島の、植物や鳥類が目前に浮かんでくる。
 好きな曲・演奏のひとつだ。
 ミンガスの作り出す音楽、演奏のかたち、編成は違っても、いつもジャージーなのだ。
 LPの1面が、〈クンビア&ジャズ・フュージョン〉。
 2面は、〈“トド”・モードのテーマ〉で、映画のサウンド・トラック。
 CDでは、LP収録曲にプラスして、2トラック、ウェディング・マーチが入っている。


主よ憐れみ給え:Kyrie eleison

2022-01-03 | 【断想】音楽

 ヴェルディの「レクイエム」カラ、〈入祭文とキリエ〉、〈怒りの日〉を聞く。
  主よ、憐れみ給え・・・・
 かの日こそ怒りの日なり・・・
 アバド/ウィーン・フィルで。
 ガーディナー/レボリューショナリー&ロマンティクで。
 罪深きわたし、われら
 悲しい限界
 自己防衛、自己保身
 わたしの視野は狭く目前の安穏を求める
 はかない安穏を求めてしまう
 「主よ憐れみ給え」と朗々と歌われる・・・・
 弱すぎないか
 もっと大きな目で
 大切なものを大切にできないのか・・・
 カラヤン/ベルリン・フィルで。
 トスカニーニ/NBCシンフォーニーで。