〈モダン・ノスタルジー〉

2022-01-09 | 【断想】音楽

 バルネ・ウィランの「モダン・ノスタルジー:MODERN NOSTALGIE」(1991.08 ALFA)。
 バルネ・ウィランのアルバムならば、きっと気に入るだろうと聞いてみることにした。
 音色はいつものバルネ・ウィランのもの、だけど曲調は、ラテンものありで深く沈むようなところはなく、あかるく穏やかな感じのものが多い。
 だけど後半、ムーディッシュなのもあり、愉しめるアルバムだ。
 「ニューローク・ロマンス」のムードに近いかな。
 1.フォーエバー ※バルネ・ウィランのオリジナル
 2.アンジェリカ ※デューク・エリントン
 3.リカード・ボサノバ
 4.エスピノス・ド・セフ
 5.ウェイブ(波) ※カルロス・ジョビン
 6.ベシャ・スウィング ※セロニアス・モンク
 7.ダーン・ザット・ドリーム
 8.スターダスト
 9.イン・ア・センチメンタル・ムード  ※デューク・エリントン
 10.ジェ・ル・キャファ ※ダミア
 11.人の気も知らないで ※ダミア
 12.テンダリー ※ウォールター・グロス
 13.アズ・タイム・ゴーズ・バイ(時のたつまま) ※ハーマン・ハプフェルド
 以上、いろいろな13曲が収録されている。
 以下のメンバーで演奏。
 バルネ・ウィラン(ts)
 オリビエ・ウィットマン(p)
 ジル・ナチュレル(b)
 ピーター・グリッツ(ds)
 ロベルト・ベルシ(bivor key?)
 レオナルド・リベイロ(g)
 セルジュ・マルネ(per)
 マリア・ムーア(vo)
 ヴォーカルのマリア・ムーアは、「バルネ・ウィランが夢中になっている女性」であるとCDに付いている紹介に説明があった。
 アルバム「パリス・ムード」のジャケットのイラストは、彼女によるものだそうだ。
 10,11で、フランス語で歌っている。
 静かで内向きの歌にあった声か。
 スタンダード・ナンバーの「テンダリー」の出だしは、しっとり、静かである。
  「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」、これもしっとり。映画「カザブランカ」のテーマ・ソングだ。