「ケニー・ドリュー・トリオ」、スイング・ジャーナル誌選定ゴールドディスクのアルバムである。
パウエル派のピアニストであるケニー・ドリューが、軽快なタッチで演奏し、多くの人に、「これは分かり易く、気分良く聞ける。ジャズを愉しめる」と感じさせたものである。
1956年に録音され、リバーサイドからリリースされている。
トリオのメンバーは、ケニー・ドリュー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。
確かに、ジャズを音として愉しむにはいいかも知れぬ。しかし、音プラス人として受けとめようとするとどうだろうか。
ジャズを愉しむには、演奏者の個性・性格を音を通じて感じ取るところにもあると思う。
これは、特異であればあるほど魅力があると。
いささか、いちゃもんかな。
収録曲は、8曲。
1.キャラバン
2.降っても晴れても
3.ルビー、マイ・ディア
4.ウィアード・オー
5.テイキング・ア・チャンス・オン・ラブ
6.星に願いを
7.ブルース・フォー・ニカ
8.イッツ・オンリー・ア・ペイパームーン
ロレンザッチョ・シンフォニー
シルヴァーノ・ブソッティ作曲
北ドイツ放送交響楽団
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
もともと歌劇として作られたものの管弦楽曲化のようだ。
ロレンザッチョとはロレンツィーノ・デ・メディチのこと。
そんなに長い曲ではないので、久し振りにブソッティを聞いてみようかと思った。
現代曲である。
映像があって、それにともなう方がいい曲かな。
グラモフォンからの2枚組のCDに収められているが、他に2曲。
・The Rara Requiem:ラーラ・レクイエム
・Bergkristall:バレエ音楽“水晶”
「フィエスタ:Fiesta」は、チャーリー・パーカーのVerve(ヴァーヴ)からのアルバム。
1951~1952年録音で、ラテンのリズムにのっての演奏。
チャーリー・パーカー(1920~1955)は、ディジー・ガレスピーとともに、ビバップの創始者とされる。ガレスピーとは、ともに演奏もした。
薬物依存症に苦しみ、直接の死因は心臓麻痺だが、34歳でなくなっている。
1.ウン・ポキート・デ・トゥ・アモール
2.ティコ・ティコ
3.フィエスタ
4.ホワイ・ドゥ・アイ・ラブ・ユー
5.ホワイ・ドゥ・アイ・ラブ・ユー
6.ホワイ・ドゥ・アイ・ラブ・ユー
7.ママ・イネズ
8.ラ・クカラチャ
9.エストレリータ
10.ビギン・ザ・ビギン
11.ラ・パロマ
12.マイ・リトル・スエード・シューズ