MJQのタキシードに蝶ネクタイと言うでたちでの演奏、その意図はわかるが、なんだかなじめない。
顔ぶれは、もともとはディジー・ガレスピーの楽団にいた者4人で、ミルト・ジャクソン・カルテットとしてスタートしている。
モダン・ジャズ・カルテットとなった時には、ケニー・クラークがいたが、すぐさま、コニー・ケイにかわっている。
1953~55年の「ジャンゴ」では、まだケニー・クラークがいる。
1955年の「コンコルド」では、コニー・ケイにかわっている。
1964年の「フォンテッサ」では、もちろんコニー・ケイ。
1974年に「ラスト・コンサート」。ジョン・ルイス、ミルト・ジャクソン、パーシー・ヒース、コニー・ケイのメンバーで、20年続いたわけである。
ミルト・ジャクソン・カルテット(MJQ)~モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)
・P:ジョン・ルイス
・vib:ミルト・ジャクソン
・b:レイ・ブラウン~パーシー・ヒース
・ds:ケニー・クラーク~コニー・ケイ
MJQの演奏では、なんと言っても、ヴァイブラフォンの音が耳につく。
そして、トータルとして、音楽的な評価は別に、そのきれいな音の連なりに、ジャズの持つ大きなひとつの要素の欠如を感じる。
わたしがジャズの魅力と思うものが失われているのである。
「フォンテッサ」は、アトランティックからで、LPには、7曲収録。
A-1.ベルサイユ
A-2.エンジェル・アイズ
A-3.フォンテッサ
B-1.オーバー・ザ・レインボー
B-2.ブルーソロジー
B-3.ウィロー・ウィーブ・フォー・ミー
B-4.ウディン・ユー
ベラ・バルトークの1926年作曲のピアノ・ソロ作品、組曲《戸外にて》。
Im Freien
:En plein air
:Out of doors
:戸外にて
1.Mit Trommeln und Pfeifen: Pesante
:Avec tambourset fifres
:Pesante(Sippal,dobbal.../With drums and pipes...)
:笛と太鼓で ñ
2.Barcarolla: Andannte
:Barcarolle
:Bacarolla
:舟歌
3.Musettes: Moderato
:Musettes
:Musettes
:ミュゼット
4.Klänge der Nacht: Lento
:Sons de la nuit
:Musiques nocturnes
:(Az éjszaka zenéje / Night music)
:夜の音楽
5.Hetzjagd: Presto
:Poursuite
:(Hajsza / The chase)
:狩り
演奏者:アンドール・フォルデス、クラウド・フェルファ、ミシェル・ベロフ、エルザベート・トゥーサ他。
ミシェル・ベロフで聞く。