エム・ジェイ・キュー

2021-06-06 | 【断想】音楽

 MJQのタキシードに蝶ネクタイと言うでたちでの演奏、その意図はわかるが、なんだかなじめない。
 顔ぶれは、もともとはディジー・ガレスピーの楽団にいた者4人で、ミルト・ジャクソン・カルテットとしてスタートしている。
 モダン・ジャズ・カルテットとなった時には、ケニー・クラークがいたが、すぐさま、コニー・ケイにかわっている。
 1953~55年の「ジャンゴ」では、まだケニー・クラークがいる。
 1955年の「コンコルド」では、コニー・ケイにかわっている。
  1964年の「フォンテッサ」では、もちろんコニー・ケイ。
 1974年に「ラスト・コンサート」。ジョン・ルイス、ミルト・ジャクソン、パーシー・ヒース、コニー・ケイのメンバーで、20年続いたわけである。
 ミルト・ジャクソン・カルテット(MJQ)~モダン・ジャズ・カルテット(MJQ) 
 ・P:ジョン・ルイス
 ・vib:ミルト・ジャクソン
 ・b:レイ・ブラウン~パーシー・ヒース
 ・ds:ケニー・クラーク~コニー・ケイ
 MJQの演奏では、なんと言っても、ヴァイブラフォンの音が耳につく。
 そして、トータルとして、音楽的な評価は別に、そのきれいな音の連なりに、ジャズの持つ大きなひとつの要素の欠如を感じる。
 わたしがジャズの魅力と思うものが失われているのである。
 「フォンテッサ」は、アトランティックからで、LPには、7曲収録。
 A-1.ベルサイユ
 A-2.エンジェル・アイズ
 A-3.フォンテッサ
 B-1.オーバー・ザ・レインボー
 B-2.ブルーソロジー
 B-3.ウィロー・ウィーブ・フォー・ミー
 B-4.ウディン・ユー


組曲《戸外にて》

2021-06-06 | 【断想】音楽

 ベラ・バルトークの1926年作曲のピアノ・ソロ作品、組曲《戸外にて》。
 Im Freien 
 :En plein air
 :Out of doors
 :戸外にて
 1.Mit Trommeln und Pfeifen: Pesante 
  :Avec tambourset fifres
  :Pesante(Sippal,dobbal.../With drums and pipes...)
  :笛と太鼓で                                                     ñ
 2.Barcarolla: Andannte
  :Barcarolle
  :Bacarolla
  :舟歌
 3.Musettes: Moderato
  :Musettes
  :Musettes
  :ミュゼット
 4.Klänge der Nacht: Lento
  :Sons de la nuit
  :Musiques nocturnes
  :(Az éjszaka zenéje / Night music)
  :夜の音楽
 5.Hetzjagd: Presto
  :Poursuite
  :(Hajsza / The chase)
  :狩り
 演奏者:アンドール・フォルデス、クラウド・フェルファ、ミシェル・ベロフ、エルザベート・トゥーサ他。
 ミシェル・ベロフで聞く。