銚子・角巳之・三代目

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カマトロ!

2020年03月10日 | 銚子のうまいもの

昨日の話にも繋がるかと思いますが...。銚子港で水揚げされるマグロは近海の生マグロです。漁の方法は
1)延縄によるもの(通年)と、2)巻き網によるもの(概ね4月末~9月くらいまで)この2通り...。
延縄船は既報の通り、宮崎、高知から。5人乗りの小型船で、本マグロ、バチ、キハダ、ビンチョウを...。

延縄には混獲でサメ、時に赤マンボウ(銚子でマンダイ:メジマグロのような身質で美味しいです)も。
巻き網船は大型で、主にキハダマグロを。船籍は青森、静岡、三重...。許可を持っている方々のみ。
40~50kgの、最も美味しいサイズが、例年であればシーズンに何百トンも、一度も冷凍されず食卓へ。

日本で流通するマグロのほとんどは冷凍⇒解凍品であります。しかも漁獲時のレベル、保管状態、解凍技術
が格段に進んでおり、生マグロよりも鮮度レベルが高いかもしれない。要するに冷凍?か生か?が問題なの
ではなく、それぞれに特徴があるということ。近海生マグロはその希少価値、さらには日本の水産文化そのもの。

延縄船と日本の水産文化。このことはまたいずれに致しますが、その延縄船の方々に、お裾分け頂きました。
たぶんバチマグロ(本マグロは漁獲枠を超え全てリリースとなっておりますので)..のカマ部分。俗にカマトロ
と呼ばれる、大トロ~カマにかけての一部。漁師さん方の酒の肴のお裾分け、こりゃ贅沢でありました。