銚子・角巳之・三代目

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心の中に線路...。

2020年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

昔からこういう風景が好きでして...。ただの線路でありますが、遠くで汽笛を聞きながら、思えば遠くへ来たもんだ...。
そんな歌の歌詞が何故か聞こえてくるようであります。ただの思い過ごしかもしれないし、(自らの)現実逃避の
一つの手段かもしれない。でも何故か好きで落ち着く風景...。好きで落ち着く理由を探す必要もないのですが...。

写真は過日、猿田神社に向かう道すがら。階段を上り、境内に入る前にある小さな陸橋から...。平日の猿田神社は
静かで、その静けさ故に風景が頭の中に出てきた様々な事柄と絡み合い、上手く説明できませんが、何かと何かが
繋がっていると感じる...。

強いて言うなら、線路は“繋がり”を示すもの。10代の頃は都会へのあこがれを持って眺め、20代上京後は時に帰り
たいと眺め、30代は帰ろうかどうしようかと眺め、40代、田舎に帰って来たのに覚悟が定まらず、再び逃げ出し
たいと眺めたり...。50代の今、物理的な距離ではなく、精神的な距離・繋がりを意識するようになって...。

例の騒動で、結婚式や謝恩会中止、外食は自粛...等々、本来であれば1年で最も人の出入りが多く、賑やかな時期...。
気温が上がり、桜が咲いて、何故かワクワクする季節なのに、先の見えない不安感から孤独を感じている方も多い
かと思います。そんな時、心の中に線路を...。必ずどこかと繋がっております。