銚子・角巳之・三代目

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“ある”のに“ない”

2020年03月09日 | 日記・エッセイ・コラム

本日の銚子港...、雨のち曇りのち、ちょっと晴れのち曇り...。海の様子は御覧の通り。銚子第三魚市場、船の
出入り口付近は、消波ブロックのはるか上まで高波...。よって本日の銚子港に魚の水揚げ無く、市場は閑散と
しております...。本日は首都圏のスーパーマーケット等も、銚子港直送鮮魚はあっても、本日水揚げ...はない。

別にどうでも良い事かもしれない...。回りくどい表現、ご容赦を...。ただ、商品仕入れ等、仕事に関係する限り
時化、時化っていい訳ばかりするな...等、まだまだ産地の実態をご理解頂けない方々もいらっしゃるようなので
本日あえて...。マグロが1日に3,000本も4,000本も揚がっているというのにまた欠品ですか...。

確かにありました。銚子港水揚げの近海生マグロ...。1日数千本単位で...。ただし水揚げの80%は、ビンチョウ
マグロでした。しかも刺身ではなく、ツナ缶原料になる小型サイズ...。スーパーマーケット等で使用されるサイズ
10kg超の割合は1%前後でありました。サバも数千トン揚がってましたが、これまた加工原料サイズ...。

水揚げは“ある”のに、出荷できるものが“ない”という状況が続いております。長く産直を行って頂いている殆どの
方にはご理解頂いており、不可抗力とは言え、本当に申し訳なく思っております。心ある方から、これが信用、
反対に“ない”のに“ある”と言ったら偽装じゃないですか...と。産直の継続は相互信頼のみであります...。