銚子・角巳之・三代目

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問題の所在...。

2020年03月07日 | 日記・エッセイ・コラム

以前掲載した記事...。もはや正解を導き出す能力に意味はない...と。当時読んだ本で内容が刺激的であった
ので掲載したのですが、昨今...。どうも益々その傾向が強くなっているように思います。問題が与えられて、
それに早く、正確に辿り着く能力より、今求められていること...、問題の所在を明らかにすること...。

この問題。あの問題...。それが健康問題ならお医者さんに、法律問題なら弁護士さんに相談しよう...。
自分では解決できないけれど、解決できる人に力を借りよう...。これで納得するか否かは別にして、問題は
解決する...。しかしながら昨今の問題...、何が問題なのか分からない...という“問題”...。

与えられた問題に対して、一定時間内で、早く正確に答えを導き出すのではなく、もしかすると自らが生きて
いる範囲で答えが出ない領域で、正解がないかもしれない。現行の法体系では対処できない、あるいは、そも
そも何が原因なのかわからない...。実に厄介ながら昨今の問題、ほとんどその領域...。

食品産業に携わって25年ほど過ぎました...。遺伝子組み換え作物、BSE...、食を巡る問題もかつてその“問題”
でありました。時代最高の知見を信頼する他なく、究極的に人としての生き様で対処。なんだ精神論じゃねえか...
ということですが、さにあらず。まずは“うろたえる”なということであります。