銚子・角巳之・三代目

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あの日(3.11)

2020年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム

あの日(3.11)ここにおりました..。ポートタワーの真下...。あの巨大なタワーが大きく揺れ、最上部の展望台
には何人か人がいたように記憶しております。この世のものとは思えないような揺れ方で、これは、塔が折れ、
ガラスが飛び散るかも...と感じ、みんなで隣の建物内に避難致しました...。あれから9年ですか...。

あの時は、銚子港で水揚げされるマグロの尻尾を使って、レトルトカレーを商品化しようということで、
関係者一同集まっておりました。何かのご縁で、その時にその場所にいた5人のうち4人が本日、違う原料を
使って再びレトルトカレー商品化する打ち合わせに入っておりまして...。

あの揺れから始まった、怒涛の状況は筆舌に尽くしがたく、本日集まった4人も、時を経て漸く軽い口調で
話せるようになりましたが、あれからしばらくは全く話題に上がることもありませんでした。あの場(高台です)
から見えたもの、どす黒い不気味な波、一斉に沖へ避難する漁船、逃げ遅れ転覆した船....。

本当の苦しみはそれからでありましたが、TVで見ていた東北の姿に比べれば...このくらいで弱音を吐けない。
という想いでありました。公私ともに、実にいろいろなことがありましたが、不思議と自分より辛い人達がいる。
そんな思いに駆られ...。あれから9年、昨日のこととも、遥か昔のこととも思え...今、海を眺めております。