銚子・角巳之・三代目

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コウイカ(スミイカ)

2020年03月18日 | 銚子の魚

暫く魚の話題続きました...。もう少し続くかと思います。ご容赦ください...。何故かというと、市場に行って
漁師さんや、仲買人さんの話を聞いて、昨今の状況(外食自粛、高級魚売れない...)を鑑みると、実にいろいろな
ものが見えてくるからであります。

写真はコウイカ(スミイカ)...。厳密には銚子で“シリヤケ”と呼んでいるもの。総称:コウイカで通しますが...。
ヤリイカ、マイカ(スルメイカ)の歯ごたえ系ではなく、アオリ、紋甲のようなねっとり系...。ねっとり系の中
でもアオリ等に比べれば、かなり格下に見られることが多かったように思います。

コウイカはじめ、銚子の近海小型で水揚げされるいわゆる地魚...。(消費地)での評価を聞く機会が少なかった
或いは、地元消費が多いということもあるのですが、市場での評価...“こんなもの”でしょ...。故に、外食自粛云々
と言っても、浜値(水揚げ後・銚子地方卸売市場での価格)はそれほど大きく動いていない...。

“こんなものでしょ”という表現は、甚だ失礼かと思います...。自戒の念を込めて、こういう時であるからこそ、
ブランド、イメージ等、雰囲気に左右されない地魚の価値をもう少し広められないかと思っております。
最近、外に出られないので、足元の魚....、毎日そんな思いで見続けております。