まずは高校スポーツ。《全国高校ラグビー》決勝は東福岡が41-10で報徳学園を下し、６大会ぶり７回目の優勝を果たした。昨春の《全国選抜大会》決勝ではコロナ禍のため東福岡が辞退し、報徳学園が不戦勝で初優勝。当時は実現しなかった“幻の決勝”を、東福岡が制した。報徳学園は兵庫県勢初の優勝を逃した。正直、もう少し接戦になると思っていたが、今日のところは東福岡が一枚上だった。ただともにＡシードで面白い試合であったし、報徳学園はあたらしい歴史始まりとなるだろう。
《高校サッカー》準決勝第1試合。神村学園（鹿児島）と岡山学芸館（岡山）が対戦。 先手を取ったのは岡山学芸館。開始６分、左サイドからのクロスに走り込んだMF田口裕真が確実なフィニッシュを見せる。リードされた神村学園は前半38分、金城が渾身のミドルシュート。相手GKに弾かれたが、こぼれ球に素早く詰めた福田が右足でプッシュしてネットを揺らす。そして前半終了。迎えた後半、神村学園が逆転に成功。後半14分、エリア手前で得た直接FKで、大迫が自慢の左足を振る。放たれたボールは相手の壁に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。岡山学芸館も負けていない。後半17分、MF山田蒼のクロスを今井が巧みなトラップから反転して右足シュートを突き刺して２－２とする。 次にスコアを動かしたのは神村学園。後半24分、大迫のCKにDF中江小次郎が豪快なヘディングシュートを叩き込めば、岡山学芸館が同28分、MF岡本温が絶妙なミドルシュートを決める。激しい点の取り合いとなった試合は、90分間を終え３－３と決着はつかず。勝負はPK戦にもつれ込み、岡山学芸館が４－１で制して初の決勝進出を果たした。
第2試合は東山（京都）と我が故郷の熊本県代表・大津が対戦。立ち上がりから攻守が激しく入れ替わる展開が続く。試合が動いたのは前半39分、大津は左サイドを崩すと、MF香山太良のクロスをゴール前に上がってきたMF井伊虎太郎が合わせて先制点を奪った。前半は大津が１点をリードして終える。迎えた後半、反撃に出る東山は後半18分、右CKのこぼれ球を拾った松橋が見事なトラップからネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。 その後は緊迫した雰囲気のなか、90分間を終えて１－１のまま決着はつかなかった。そしてPK戦で東山が４－２で制して初の決勝進出を果たした。大津は昨年の準優勝を上回る成績に挑んだが、最後はPK戦で負けてしまった。まぁここまでよく頑張りました！お疲れ様でした！
《バレーボール・全日本高校選手権（春高バレー）》男子準決勝では鎮西が大津の敵を打った。東山（京都）をエースのアウトサイドヒッター舛本颯真（3年）の活躍でフルセットの末に下し、2年連続で決勝に進出。準優勝だった1年前のリベンジに燃える。その決勝の相手は東京代表の駿台学園。駿台学園は習志野（千葉）を3－0と圧倒し、2年ぶりの決勝に。準決勝まで全4試合をストレート勝ちしており、その勢いに乗って6年ぶりの優勝を狙う。一方、女子準決勝に進出していた熊本信愛女（熊本）は宮城代表の古川学園に0－3で敗れ決勝進出には届かなかった。尚、決勝は誠英（山口）と古川学園の組み合わせとなった。
明日の予想。まずは中京メイン【シンザン記念】。本命は人気でも5番クファシル。今の日本の競馬界はエアグルーヴとシーザリオの血統で回っているような気がしている。5番はその点でも先々まで追いかけたくなる1頭。相手は1,2,3,4,7番。中山メイン【ポルックスS】は2番ケンシンコウ。休み明けで59㌔が課題となるが【マーチS】2着のある馬、地力で克服してくれることを期待する。
今日の一口馬。中山10R【初春Ｓ】(1200ｍダート)に出走したジオラマ。レースでは、五分のスタートを決めると道中は最後方を追走。直線を向いて外に出し、追い込みに賭け、ラスト1Fは大外から良い伸び脚を繰り出したが、上位には及ばず7着まで。勝ち馬とのタイム差は1.0秒だった。14番人気を考えると善戦である。西園調教師は「終いよく伸びて、脚色は目立っていましたね。道中はちょっと後ろ過ぎるかなとか、さすがに追走が厳しくなっているのかなと感じていましたが、腹を括って、ラストのみの勝負に徹したのが良かったのかもしれません。上位には届かなかったものの、この年齢で間を少し詰めての出走でもよく頑張ってくれました。この後は放牧に出して、しっかりと疲れをとってあげたいと思います」とのこと。まだ引退はなさそう。あと3戦で50戦、何とかそこまで頑張ってほしい。
