人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

強さに脱帽

2012-03-25 21:00:03 | Weblog

 白鵬の力&運の強さを改めて知った。今日の【大相撲春場所千秋楽】で白鵬が優勝決定戦で鶴竜を下し、2場所ぶり22度目の優勝を決めた。トップに立っていた鶴竜が、勝てば敢闘賞の懸かった豪栄道に一気の寄り切りで敗れ2敗に後退。2敗の白鵬は大関把瑠都に、左前まわしを引かれ不利な体勢になりながらも、寄り切りで下し決定戦にもつれ込んだ。9日目に2場所連続で鶴竜に敗れている白鵬だが、立ち合いで左上手を引く有利な体勢に。前に出たが鶴竜はもろ差しとなり、土俵際で一旦はこらえられたが、左からの上手投げで勝負を決めた。これによって白鵬は春場所3連覇。優勝回数で貴乃花の22度に並んだのだが、2場所連続で他の力士に優勝を譲らないのだから驚く。今日なんかもまさか鶴竜が豪栄道に負けるとは・・・。

 強さといえば、今日の【第42回高松宮記念】も脱帽した。勝ったのは池添謙一騎乗の2番人気カレンチャン(牝5歳・安田隆行厩舎)。好位から抜け出して優勝。昨秋の【スプリンターズS】に続くGI2勝目で、秋春スプリントGI連覇を果たした。勝ちタイム1分10秒3(良)。クビ差の2着には後方から追い込んだ3番人気サンカルロ、3着には好位からしぶとく伸びた1番人気ロードカナロアが入り、僕が本命に推したダッシャーゴーゴーは4着、元大リーガー・佐々木主浩氏が所有するマジンプロスパーは5着だった。いやいややはり昨年の最優秀短距離馬カレンチャンは強かった。新装中京で少しは苦戦するかと思ったが、そんなことは全くなかった。レースは好スタートから道中は2番手を追走。前半600m34秒4の流れを抜群の手応えで追走すると、直線では最強スプリンターの実力をいかんなく見せつけた。初めて経験する急坂を先頭で堂々と駆け上がると、坂上では覇権奪取に燃える同厩舎のロードカナロア、ダッシャーゴーゴーの追撃を完封。さらに、ゴール直前でのサンカルロの強襲にも屈することはなかった。まさしく白鵬並みの強さ、その強さで牡馬のトップスプリンターたちを下した。尚、JRAスプリントGI2勝馬は過去に6頭いるが、【スプリンターズS】【高松宮記念】の秋春スプリントGI連覇を達成したのはビリーヴのみ。これが史上2頭目の快挙となった。
 2着のサンカルロはメンバー2番目の上がり(1番はアグネスウイッシュ)で2着に突っ込んだ。1200mがベストではない馬だが、新中京の恩恵を受けたといっていいだろう。3着ロードカナロアは差し返す強さを見せた。左回りも初めてだったし、いい経験になった。今後はまだ強くなりそう。4着ダッシャーゴーゴーは外々を回りカレンチャンを負かしにいっての4着。さすがに力があるところを見せたが、現在のところカレンチャンには力負けか・・・。今日のレースを観る限り、カレンチャンが、今後も短距離界を席巻し続けそうな気がしたのは僕だけではないだろう。
 カレンチャンは父クロフネ、母スプリングチケット(母父トニービン)という血統。通算成績15戦9勝。重賞は’11年の【阪神牝馬S】、【函館スプリントS】、【キーンランドC】、【スプリンターズS】に続く5勝目。クロフネ産駒はJRA重賞16勝目。GⅠは4勝目となった。鞍上の池添、管理する安田隆行調教師はとも【高松宮記念】初制覇。池添は今年JRA受賞初勝利で、通算54勝目。GⅠは18勝目でなんとJRA重賞の1/3がGⅠ勝利である。管理する安田調教師は今年のJRA重賞は2勝目で、通算では21勝目。GⅠは昨年の【JCダート】のトランセンド以来6勝目となった。

中山メイン【第19回マーチS】はごっちゃん騎乗の6番人気サイレントメロディ(牡5歳・国枝栄厩舎)が外から豪快に差し切り重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分51秒0。2着には直線脚を伸ばした16番人気のメイショウタメトモ、3着には先行した7番人気バーディバーディが入る波乱となった。僕が本命に押したナムラタイタンは直線伸びず5着に、1番人気のシルクシュナイダーは6着に敗れた。レースはトーセンアドミラルにアイファーソングが競りかける形でレースを引っ張った。バーディバーディがその直後につけ、シルクシュナイダーは中団から。4角でナムラタイタンが押し上げて先団に取り付き、後方を進んでいたサイレントメロディが大外を回し進出した。直線に入ってもトーセンアドミラル、バーディバーディら先行馬が粘るものの、馬場の外めを通ってサイレントメロディがメイショウタメトモとともに鋭伸。サイレントメロディは残り30mで先頭に立ちそのまま押し切った。勝ったサイレントメロディだが、抜群の末脚だった。勝因はハンデと展開、そして脚抜きのいい馬場だろう。2着メイショウタメトモの好走ははっきり言ってどうしてだがわからない。放牧が良かったのだろう。3着バーディバーディはこのくらい走ってもらわなくては困る馬。リフレッシュがいい方向に出たのだろうが、パンとすればもっと走るだろう。僕が推奨したナムラタイタンは直線失速したが、見せ場を作った。敗戦は距離より出来だと思っている。
 サイレントメロディは父シンボリクリスエス、母サイレントハピネス(母父SS)という血統。通算成績17戦6勝。重賞は初制覇。シンボリクリスエス産駒はJRA重賞15勝目、今年は初勝利。鞍上のごっちゃんは‘10年マコトスパルビエロ以来2度目、国枝栄調教師は初の同レース制覇。そのごっちゃんだが、JRA重賞は昨年の【京都大賞典】のローズキングダム以来52勝目。国枝調教師は今年の【京成杯】のベストディール以来JRA重賞通算30勝目となった(今年2勝目)。

 早いもので、今週水曜日からはMLBが開幕し、金曜日からはプロ野球が開幕する。ということは、来週のこのコラムはその順位予想。ただ今年は簡単にしようかな、あまり情報を集めていないので簡単にしようかなと思っている。

 

 


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