「お兄ちゃん」になったとはいえ、
まだまだかまって欲しい盛りの2歳児。
目の放せない新生児との二刀流は、
大谷もかくやと思わされるほどの忙しさだ。
育児はなるべくママばかりに偏らないように…
と思ってはいるのだが、塾稼業の宿命で、
息子が保育園から帰ってくる夕方から夜の繁忙ピークタイムに、
父はどうしても家庭に居られない。
やむなくママは寝不足の体をおしてワンオペということになってしまう。
週末は少しでも休めればということで、
いまはママに少し仮眠を取ってもらって、
僕がワンオペなのだが、2時間おきに泣く新生児と、
ありとあらゆる飲食物をこぼし、
いたるところで危険な遊びにトライする2歳児との同時多発テロには、
睡眠充分な僕でもさすがに手を焼く。
わずかな暇を見てご飯をつくり、片づけをし、風呂に入れる。
平日ずっとこんな夜を過ごしているママの苦労がしのばれる。
色んなことができるようになった息子、当然できるとなれば見て欲しい。
何かとママ〜パパ〜と連呼する。
長男が寂しい思いをしないようにと、
なるべく相手しようと頑張ってはいても、体ひとつの悲しさ、
どうしたって間に合わないこともある。
いまは娘にミルクをやっている僕が動けないのが寂しくて、
ママ〜ママ〜と呼んでいるが、
昨夜は同じように動けないママの横で、
パパ〜パパ〜と連呼していたらしい。早く帰ってやらなきゃね。
それでも、さすがはお兄ちゃんで、
できることの中で助けてくれたりもするのが実に感慨深い。
例えばミルクを少しクチからこぼしたときに、
ティッシュを取ってきてくれたり、
使ったあとのはゴミ箱に棄てに行ってくれたり。
彼なりに一生懸命、泣いている妹に話しかけたり、
なでてやったりもしている。
哺乳瓶を含んだ妹には「おいしい?」と聞いていた。
娘が起きている間はじっとガマンしているのだろう、
娘を寝かしつけると代わりに膝に飛び乗ってくる。
夜はベッドで腕枕を求め、懐に潜り込んでくる。
あまりに健気で涙が出そうになる。
ともかく小さな子どもが二人もいると、
自分のことなどまずできやしない。
これまで繁忙期には徹夜作業でどうにか間に合わせてきた仕事も、
今年は職員ひとりに育児休暇を取らせたこともあって何かと遅滞気味だ。
僕も育児休暇が欲しいくらいだが、無い物ねだりをしても始まらない、
仕事の仕方を考え直さなければならない。
とはいえ明日は保護者会。
プレゼンの最終チェックに、今夜もまんじりナイトになりそうだ。
プレゼンの最終チェックに、今夜もまんじりナイトになりそうだ。
というわけで、体がひとつではとても足りない育児Climaxのなか、
野球など見ている暇はないのだ。ないったらないのだ。
ないって言ってるだろう、もうちっと打たんかい!