いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

我が家もクライマックスシリーズ

2021-11-06 20:26:56 | パパと呼ばれて〜親バカデレデレ日記
「お兄ちゃん」になったとはいえ、
まだまだかまって欲しい盛りの2歳児。
目の放せない新生児との二刀流は、
大谷もかくやと思わされるほどの忙しさだ。

育児はなるべくママばかりに偏らないように…
と思ってはいるのだが、塾稼業の宿命で、
息子が保育園から帰ってくる夕方から夜の繁忙ピークタイムに、
父はどうしても家庭に居られない。
やむなくママは寝不足の体をおしてワンオペということになってしまう。

週末は少しでも休めればということで、
いまはママに少し仮眠を取ってもらって、
僕がワンオペなのだが、2時間おきに泣く新生児と、
ありとあらゆる飲食物をこぼし、
いたるところで危険な遊びにトライする2歳児との同時多発テロには、
睡眠充分な僕でもさすがに手を焼く。
わずかな暇を見てご飯をつくり、片づけをし、風呂に入れる。
平日ずっとこんな夜を過ごしているママの苦労がしのばれる。

色んなことができるようになった息子、当然できるとなれば見て欲しい。
何かとママ〜パパ〜と連呼する。
長男が寂しい思いをしないようにと、
なるべく相手しようと頑張ってはいても、体ひとつの悲しさ、
どうしたって間に合わないこともある。
いまは娘にミルクをやっている僕が動けないのが寂しくて、
ママ〜ママ〜と呼んでいるが、
昨夜は同じように動けないママの横で、
パパ〜パパ〜と連呼していたらしい。早く帰ってやらなきゃね。

それでも、さすがはお兄ちゃんで、
できることの中で助けてくれたりもするのが実に感慨深い。
例えばミルクを少しクチからこぼしたときに、
ティッシュを取ってきてくれたり、
使ったあとのはゴミ箱に棄てに行ってくれたり。
彼なりに一生懸命、泣いている妹に話しかけたり、
なでてやったりもしている。
哺乳瓶を含んだ妹には「おいしい?」と聞いていた。
娘が起きている間はじっとガマンしているのだろう、
娘を寝かしつけると代わりに膝に飛び乗ってくる。
夜はベッドで腕枕を求め、懐に潜り込んでくる。
あまりに健気で涙が出そうになる。

ともかく小さな子どもが二人もいると、
自分のことなどまずできやしない。
これまで繁忙期には徹夜作業でどうにか間に合わせてきた仕事も、
今年は職員ひとりに育児休暇を取らせたこともあって何かと遅滞気味だ。
僕も育児休暇が欲しいくらいだが、無い物ねだりをしても始まらない、
仕事の仕方を考え直さなければならない。
とはいえ明日は保護者会。
プレゼンの最終チェックに、今夜もまんじりナイトになりそうだ。

というわけで、体がひとつではとても足りない育児Climaxのなか、
野球など見ている暇はないのだ。ないったらないのだ。
ないって言ってるだろう、もうちっと打たんかい!
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子供ってスゴイ

2021-11-06 20:24:15 | パパと呼ばれて〜親バカデレデレ日記
本当に早いもので、娘が生まれてまもなく1ヶ月。
言葉の定義の上のことでしかないが、「新生児」が終わる。
わずか30日ばかりのこととはいえ、
生まれた直後から見ていると、たしかな成長の跡がわかる。
目がちゃんとこちらを見ている。
指を握る手の力も、哺乳瓶に吸い付く力も強くなった。
小さな小さな一歩を重ねて、着実に大きくなろうとしているのがわかる。

思えば息子が生まれてからも、はや2年。
本当にあっという間だった。
ベビーベッドで、ずっと見てないと停まっちゃうんじゃないか、
と思わせるような、弱くか細い呼吸だった赤ちゃんが、
いまでは僕らのベッドに大の字で高いびきかいて寝ている。
2年前の今頃は寝返りさえうてなかったのに、
いまじゃ家中走り回っている。
2年経てばきっと娘もそうなっているのだろう。
4歳の息子はどうだろう。そして48歳の僕は。

何も変わっていないかのように思える自分自身にも、
確実に2年の加齢が、老いがあったわけで、
もはやそれは肉体的な「成長」とは呼べない。
今後は「保持」が大事になる。
子供たちにいつまでも元気なおもしろパパでいたい。
そのためにも、健康でいたい。
もはや我が身に願うのはそれだけだ。

それにしても子供ってスゴイ。
僕は子供たちを授かったおかげで、人生観が確実に変わった。
もはや僕の人生の中心に僕はいない。
子供たちの人生の外郭を包み込み、必死に守っているのが僕、
そんな感じさえする。
あんなに自己中心的だった前半生を思うと、
世界の見え方が天動説と地動説くらい違う。
まさか自分がこんな風になるなんて、なあ。
いまは僕の何を犠牲にしても、子供たちには健康に育って欲しいと思う。

居眠り運転に轢かれるために、
電車内で理不尽な蛮行の被害に遭うために、
ましてや戦争で殺し合いをするために、
会社や学校で虐められるために、僕らは子供を育てるわけじゃない。
ひとりひとりの生命に、自由に、心に、
もっと優しい社会であってくれと切に願う。

そんなことさえ、親になる前は考えたことがなかった。
子供のおかげで僕もまた、成長できたのかもしれない。
肉体は衰えようとも、精神は。

やはり、子供ってスゴイ。とにかくスゴイ。
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