「偏差値いくつの、恐るべきバカが日本にはたくさん居る」
みたいな発言する人ってさ、
少なくとも「偏差値」という数値の意味を正しく理解していないという点で、
あんまり人のこと言えないレベルだってことはうかがい知れると思うんだけど。
人のことをバカにできるほど自分は優秀だと思っているなら、
充分に身の程知らずだし、
そもそもそれを公然と発言することで、
人にどう思われるかがわからないのだとしたら本物のバカだ。
「優秀」も「低能」もその多寡も、
まさか統計取ったわけじゃあるまいし、取るにしたってその基準は難しいし、
結局、個人的な体感上の錯覚にすぎないわけでしょ。
バカが多いと感じるのは、
自分がそれらと同じレベルの環境にいるというだけかもしれないよ。
「優秀な人」は少ないんじゃなくて、
もっと広く大きな世界で活躍していて、
自分なんかとは単に接点がないだけかも知れない。
だいたい人間の能力に絶対的な指標があると信じている時点で、
思考が幼いとは思わないのかな。
どんな人にだって「自分にはない何か」があるはずで、
そこを見つけて感じ取ってリスペクトできるかどうかで、
人とのつきあい方も自分の成長の度合いも変わってくる。
その人が得意とする分野のスキルに自分が興味がなくてスルーしているだけなんだから、
自分の節穴を恥じるべきよね。
というわけでリンク先の節穴さんに一言申し述べておきたい。
バカが多いと言うのは勝手ですがね、
「それが日本人の普通」というなら、それは「偏差値50」というのだが。