いぶろぐ

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会社ごっこ

2015-09-08 03:32:41 | 超・いぶたろう日記
上司を「さん付け」すると怒りを買う職場の閉塞感
(DIAMOND ON LINE:高城幸司氏 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長])

いやあ、これ、わかるなあ。

一般論ですけどね。
斜陽の零細企業、立て直すためにみんなでアイデア出して、
活発に意見交換して、フットワーク良くどんどん手をつけて…
という時には、互いに役職名なんかで呼んでも空々しいので、
普通に名前で呼び合ってんだよね。
いろいろ大変だけどみんなひとつのチームって感じで、
短期に業績もぐんぐん回復したりして、
いわゆる「あの頃は楽しかった」時代があってね。

でも、ある程度うまくいって大きくなってきちゃうと、
なぜか調子に乗って突然会社ごっこ始めちゃうのよね。
型に拘らない「改革派」だったはずの人が
色気出して「社長」を名乗り出すのを皮切りに、
「出世感」に飢えた苦労人たちが、我も我もと後に続く。
兼任だらけで部下もほとんどいないのに、
偉そうな役職名がポンポン増えて。
いっちょまえに役職でカテゴリ分けたり、
「役員レベル会議」だの「運営トップ会議」だの、
意味もなく選民会議増やして悦に入ったり。
どんどんロクでもないことになっていくんだよなあ。

あ、いや、特定の会社のことじゃあないっすよー(笑)。
そりゃもうもちろん一般論ですけどもね。

上の自己満で「役職」なんかに拘り出すと、
上下の間はヘンに段差ができて疎遠になるし、
聞いてないだの誰を通せだの順序がどうのと、
社内の風通しは悪くなる一方だよね。
たかが呼び名で?と思うけど、象徴的なとこだもんね。

だいたい会社が何だってのよ。
ただの集団、組織じゃないか。
「会社だから」で思考停止させてしまうあれこれ、くっだらないよなあ。
誰が考えたんだかわからないような、
妙な「社会人の常識」とか「マナー」多すぎません?
偉そうに振りかざす「常識」なんて、
大概は自分の狭い環境と経験に基づく思い込みに過ぎないと思うよ?

いいじゃない、別に。
普通に「さん」付けで呼び合えば。
マナーとかそんなんじゃなくて、ぶっちゃけ、
下の人間に自分を大層な呼び名で呼ばせてうっとりしたいだけなんじゃないの?
だとしたら、なぁんて人間ちっちゃいんだー。

そんなこったから……

……あ、いけね、一般論一般論。

ともかくさ、大切なのは自分の「仕事」への誇りであって、
会社に対する忠誠心とか帰属意識とか、
本質的にはそんなもんじゃないと思うよ。
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