遠いところから乳母として働くためにやって来た重種馬。
目にできものができているので診てほしいと立ち寄った。
下瞼の・・・扁平上皮癌か?
もっと早く診せて欲しかった。
小さければ、まず生検して腫瘍の性質を確認して、
それから根治手術を考える。
しかし、下瞼を全部とってしまうと、眼球が維持できなくなるかもしれない。
立位で生検と、できるだけの摘出を兼ねて行うことにした。
いずれ眼球摘出が必要になるかもしれないが、見えている眼を摘出したくない。
お母さんの周りを子馬がうろちょろ。
可愛い。
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お母さんの眼は、扁平上皮癌なら再発するだろうし、
完全に摘出しないと転移していずれ命にかかわることになる。
皮膚移植などで下瞼を再建できるのか?
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”社会的距離” とって下さいね。
形成するならアーモンドアイ型?
予後を考えると悩ましいですね。
子馬ちゃん、おかぁさんいなくなったらさぞかし。双子の馬もいるくらいだし、おこちゃま2頭いっしょに育てられないものなのですか
命、視力、を大事にしてやりたいですが、もっと早くなんとかしてやりたかった、が本音です。地元ではきちんと対応してもらえないのでしょう。
そうですね。乳母も子連れで働きにいくという方法もあるかもしれません。
メラノーマだったら焼けないか、と考えてみたりしますが、腫瘍の隆起を皮膚側に回す方法はないものですかね。
眼球側に突出しなければ姑息的に寛解するのではないかと思います。
どの程度眼窩に浸潤しているかわかりませんが。
メラノーマだったら焼く?悪性化していないメラノーマはめったに転移しませんが、扁平上皮癌は転移します。
葦毛ですが、少なくともメラノーマのようには見えませんでした。
しかし防疫的に看過できないパラメーターになることは確かですね。
メラノーマだとして色素が含まれてないなら超悪性でしょうから行きつくところは同じなのかもしれません。
眼摘の前にマージン取って眼瞼閉鎖してしまうのが現実的なのかもしれませんね。
スライム注射したら放射線治療の効率が上がった、と最近トピックが出ていました。
原料にホウ素を含むスライムの粘性に着目したのでしょうけれどもよくそこが結びつくな、と思います。
メラノサイトにレーザーはすでに使われていると思いますが。。
他地域、他牧場から病原体を持ち込むリスクはあります。
眼球摘出も選択肢ですが、まだ見えている眼球自体を摘出することはしたくありませんでした。
まず腫瘍の性状を確かめてからです。