サラブレッド生産地の馬病院なので、関節鏡手術では1歳馬の飛節OCDが最も多い。
部位では脛骨遠位の中間稜の背側。distal intermedial ridge of tibia
この1歳馬の骨軟骨片は1cmほど。小さい。
外側から針を刺入し、病変部へのアクセスを確かめておいて、外側切開部の目安にする。
この馬、距骨の中間溝に軟骨が欠損した部位がある。
しかし、これは異常ではない。必要がないから軟骨が生えていないだけ。
McIlwraithのエレベーター(骨起子)を入れて、骨軟骨片を起こす。
が、完全に遊離させてしまわない方が良い。
付着していた方がつかみやすいからだ。
大きな骨軟骨片は縦につかみたい。そのことで、少しでも小さい傷口からつかみ出せる。
離断母床は鋭匙で掻爬する。
私はバキバキ骨を割って病巣を大きくするのは好まない。
術前のX線画像での透過部の大きさ、骨の柔らかさ、海綿骨の断面、出血の程度、などを判断しながら必要最小限だけ削る。
中間稜と距骨が接する部分が削りにくく、軟骨が残りやすい。
しかし、距骨の関節軟骨に傷つけないように心がける。
削った軟骨の屑は、管を入れて灌流液の流量を増やして洗い出す。
関節腔の内側、近位部、距骨内側滑車と脛骨のすきま、足根骨の背側、関節腔の外側に破片が残らないように注意する。
最後に飛節の尾側もよく圧迫して灌流液と関節液を押し出しておく。
皮膚を縫合したら、ガーゼと綿包帯を当て手早く包帯を巻いて圧迫したい。
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いままで何頭この手術をやっただろう?
千頭くらいか・・・・
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とうちゃん くらくなるまでかえってこない
はらへった
暗くて、寒くて、ひもじいと滅入るよね、オラ君も。特にひもじいと。ひもじいってよく考えるとおかしな言葉
暖かく、明るく、おなかいっぱい、がいいのでしょうね。でも、太るンですよ;笑