朝、自宅で1時間ほど除雪。
ウッドデッキと敷地内と前の道路と。
診療所へ出勤して、7時半から除雪。
除雪しておかないと、手術に来た馬が歩けない。
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朝は1歳馬の飛節OCDの関節鏡手術。
左が間違いなくて、右は確認が必要、とのことだった。
しかし、馬を観たら滑液が増えているのは右。
手術台に乗せてから左右ともにX線撮影し、右には病変があり、左は病変なし。
右だけ手術した。
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昼、予定日を10日過ぎている黒毛和種の帝王切開。
子宮頚管の開きはまだまだ不十分で、しかし胎盤が剥がれてきている。
女性獣医師2名で始めたが、子宮を術創へひっぱってこれない。
「無理そう?」と確認して、ワンポイントリリーフに入る。
左膁部を切開しているのに、どういうわけか脂肪たっぷりの大網が子宮を覆っていて触りにくいが、子宮越しに胎児の後肢をつかんで術創から引っ張り出す。
子宮弛緩剤もよく効いているし、子宮捻転ではないし、それほど大きくないし、たいへんな症例ではなかった。
力の入れ方にコツがあるのか、単に握力や腕力なのか自分ではわからない。
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午後の予定は競走馬の腕節骨折の関節鏡手術。
競馬場からは左腕節の骨折のX線画像が付いてきている。
しかし、馬を観ると右の腕節が腫れている。
この馬はすぐに左右ともX線撮影した。
右に病変を確認し、左は異常なし。
競馬場の獣医師が左右を間違えたのだろう。
毛を刈ってみると、右腕節には以前の手術痕もあった。
だいじな情報なのだが、伝わってこないこともしばしば。
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人を信用しないで、自分で確認することがたいせつ。
生き物を切り、骨を削る外科医は人を信じない悪い奴でないとならない。
人にだまされるお人好しではつとまらない;笑
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これこれ。
薪の間で越冬していて、薪といっしょに部屋へはいってくる”糸トンボ”
捕まえて窓から逃がすのがけっこう面倒。
いただけないのはむしろ先に診て情報送った先生かと。
hig先生の悪人が加速しないようにと願うばかり。
助産は力任せでもいけないでしょうけど、ある程度は力がいるものなのでしょか無事に産まれてよかったですね。
オツネントンボ属。冬の貴婦人とか神様とんぼとか、いい別名をいただいているようですよ。ほっとくわけにもいかないのでしょね。
「漂流者は何を食べていたか」椎名誠。面白い。
助産も帝王切開も、かなり腕力、握力ほかの筋力が要ります。黒毛の小さい母牛からの小さい子牛でしたが、ホルだと50kgありますから、引っ張ってくる、持ち上げてくるのがもっとたいへんです。
貴婦人ですか?!ちょっとそんな感じあるかも。細くて、地味な色。でも、気品がある。
神様ですか!?それは粗末に扱えません。
漂流するなら南の島。毒ヘビ居なくて、手づかみできる海鳥がいるところ、かならず美女と一緒に、と決めています;笑
クライアントは騙されちゃいけない。
腕力にはあまり依存したくないですけど、リーチは如何ともし難いです。
帝王切開は結構手籠にしてしまうことが多いので偉いこと言えないです。
こういうのも腕力言うのか苦笑
なんかコレジャナイ的な、デカくないですか。
ほんと見ないです。多分その辺遊んでいられるくらい暖かいところに住んでいるんだな私
黒毛は大きさの点ではホルより楽なんでしょうね。女性獣医師が増えてますけど、子宮を持って来れないと帝王切開になりません。
冬は樹皮の下などで越冬してるんでしょう。薪を扱わないとこんなに見ることありませんでした。
診断の時点でオミットできればですが、切ってしまえばあと知らないですから。
嵌めてしまう為の方法論が巷に溢れていると思います。
帝王切開どころか、膁部切開も厳しい場合がありますね。
業界が詭弁で誤魔化されてきているのかも知れませんが、大概にせいよなのかも知れません。
茅葺き屋根なんか天国だったでしょうね。
薪棚も数年スパンで設置しているからですが、菰みたいに毎年焼き切るシステムだと棲家というよりトラップですね。
茅葺屋根は囲炉裏からの煙とセットなんでしょうね。