腕節のchip fractureの関節鏡手術。
2018年度は78頭やった。
しかし、この馬は掌側外側にも骨軟骨片が飛び散っている。
scopeを入れることさえ難しい小さい腔なのだが、取り除いた方が良い。
先に掌側を手術した方が良い。
普通に背側を膨らませれば、掌側も膨らむ。その状態でscopeを入れる。
掌側が終わったら、背側を手術する。
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きのうは、
新生仔虚弱でNICU入院している子馬。状態は改善気味。
朝、腰萎で廃用になった2歳馬の安楽殺。
午前中、3歳競走馬の腕節chip fractureの関節鏡手術。
対側肢にも骨折を見つけて左右とも手術。
続いて、顔をぶつけた1歳馬。X線撮影して、手術はしないことにした。
午後は、血液検査をしてから、2歳馬のフレグモーネからの飛端腫の自潰。
夕方、突然苦悶して死んだ繁殖雌馬の剖検。急性心臓死のようだった。
夜、疝痛の繁殖雌馬が来る・・・・が私は引き上げた。
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新規開業される調教師さんが挨拶に来てくれた。
bon voyage !
雪が降ってほっとした。馬のぎこちない歩き方を見ながら歩くと、こちらもぐきっと捻挫とかしそうでしたよ。
調教師さんにとっても生産地の獣医さんは大事な存在なんですね。
馬選びから、育成・調教の確認から、休養馬の休養先・治療の依頼など、生産地としっかりつながりを持った調教師さんになってもらいたいです。