ブラシ


FUJIFILM X100V

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バブアーの欠点のひとつに、埃が付きやすいことがある。
オイルを何層にも塗り込んだ特殊なコットンが使われていて、かつてはベタベタしていて臭いもきついと不評であったが、現在のものは改良されていて、ほとんどそれは感じない。
しかし埃は呼ぶようで、ふと気付くと表面にチリや糸くずなどがくっついている。
しかも手で払っても、なかなか落ちてくれない。

外出から戻って、バブアーを脱いでハンガーに吊るすと、表面に細かい埃がたくさん付いているのが目につく。
これは大変と、手でサッサッと埃を払っても、生地の表面を多少移動はするのだが、なかなかそこから離れて落ちてはくれない。
ワックスにべとつきがあり、絡みついているように見える。

洋服用のブラシが必要だと思い、ネットで調べてみた。
やはりビデイルなど、ワックスドコットンのモデルを着ている人には、この埃が共通の悩みのようだ。
皆がそれを払い落とすための洋服用のブラシを使用している。
お勧めは馬毛のもののようだ。

ひとつ購入しようと思い検索してみると、グレードはピンからキリまであり、いいものはそれなりにお値段もする。
中級のものを購入しようと、良さそうなものを決めて、ポチする直前までいった。
しかし、まてよ、これに近いものが家にあるぞ・・と気付いた。

靴用のブラシである。
それも靴の表面の埃を落とすためのブラシは、柔らかい馬毛のものである。
探せば過去に買った靴用馬毛ブラシが3、4個あるはずだし、中には未使用のものもある。
お店で見て何となく買ってしまったのだが、考えてみればひとつあれば済むので、そのまま使う機会が無かったものだ。
こだわった作りのけっこう高価なものもあったはずだ。

それをひとつ持ってきて、バブアーの表面を払ってみたところ、見事に埃が取れていった。
これは具合がいいぞ。
ブラシで払ったところが、スッ、スッときれいになっていく。

靴用なのでブラシに幅と長さがあり、一度に広い面積を払うことが出来る。
靴用のブラシは大きさが重要で、大きいものほど使いやすいとされているのだ。
しかし特殊な生地のバブアーには、かえってこのくらい広い面積を払ってくれる方が、洋服用の細長いものよりいいかもしれない。

どこかにバナナくらいの大きさの、でかいブラシもあったはずだ。
次はあれも試してみよう。
喜んで埃を落としていたら、外でやってくださいと、Mrs.COLKIDから怒られた。
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