時間差


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

大きな画像

鉄鋼関係の価格は、一時的かもしれないが、一段落している。
円安も落ち着いたし、これで資材価格の高騰も収まるか・・と期待していた。
しかし石油製品など、他の資材の高騰は続いており、1月にも大きな値上げがあった。

今年に入って、一部資材の価格がドンドーンと上がった。
原価計算してみると、けっこう影響が大きい。
昨年製品価格を改定して、何とか利益率を改善したのに、また悪化してしまった。
うーん、痛いなあ・・・

やはり欧州での光熱費の上昇の影響は大きく、あちらから入ってくるものが大きく値上がりした。
そりゃあ電気代が数倍になれば、製品価格が上がるのは当たり前である。
しかも人件費もそれに合わせて上がっているのだ。

海外から輸入する資材は、コンテナ単位でまとめて入って来るので、ウチのような小さい会社では、毎月のように入荷するわけでない。
一度入れると、しばらく在庫がもって、次に取るのは数ヵ月後になるものもある。
ところがその間の社会情勢の変動は凄まじく、時間差で大きな影響が出てくるのだ。

昨年から続く激しい値上がりが、これから入る資材の価格に反映される。
その分も見越して昨年価格改定を行ったが、こう簡単に何割も上がってしまうと、カバーしきれなくなる。
この分で行くと、また近いうちに価格の見直しをせざるを得ない状況になりそうである。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )