空調 1


Z7 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

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工場に新しい空調設備を入れる話を進めていた。
昨年の夏真っ盛りの時に故障し、大変なことになったのだが、作業時間を涼しい時間帯にシフトしたり、休憩時間を増やしたりして、何とかその夏はやり過ごした。(2021年8月23日の日記
しかし今年もそれでは社員の身体がもたないし、作業の効率も上がらないので、夏が来て気温が上がる前に、新しい機械を入れようと考えていた。
そのため昨年の10月に商社に接触して見積りを依頼した。

空調メーカーの人たちを連れて、その商社が何度か現場を視察に来た。
どのような設備を導入したらいいか、検討するためである。
梯子で建物の屋根にも上り、室外機の設置場所や電源周りなども調べた。

ところがそれも最初のうちだけで、以降パッタリと来なくなった。
どうなったのかな・・と思ったが、まだ夏まで猶予があったので、大丈夫だろうと思っていた。
半導体が不足しているとは言っても、これだけ期間があれば機材の確保は出来るだろう。

それにしても遅いなと思い、その商社に何度か電話をした。
その度に慌てて挨拶に顔を出すのだが、もう少しお待ちくださいと言うだけで、話が一向に進展しない。
何だか時間稼ぎをしているようにも見える。

変だなと思い、メーカーの技術者がひとりで現場を確かめに来た時に、現物が手配できないのか聞いてみた。
すると機械はちゃんと在庫していて、既に商社にも価格を出してあるという。
それなのにその商社が、のらりくらりとかわして、話を進めようとしないのだ。

ずいぶんルーズな会社だなと思い、もう夏が来るのでいい加減にしてほしいと電話をした。
それでもあれこれと言い訳をして、しばらく来ようとしなかった。
それが3月になって、やっと伺いたいと電話が来た。

商社とメーカーの人たちが揃って、数人でズラッとやってきた。
何でこんなに集まる必要があるのかと思うほど・・・

ところが渡された見積書を見てビックリ。
予想をはるかに上回る金額である。
何かの間違いかと思い、桁を確かめたほどである。
これじゃあ話にならない、と話し合いはは決別に終わった。
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