標識


Z7 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

大きな画像

せっかくの車の機能を使わないのも勿体無いので、取扱説明書を読んでみた。
しかし400ページ以上もある分厚いもので、読むのに一苦労である。
小説を一冊読破するようなものだ。

すぐには理解出来ないところも多く、そのうち読むことに疲れてくる。
やはり文章だけ読んでも、実践が伴わないとイメージし難いものである。
同じ個所を何度も読み返しているうちに眠くなってきた。

取説を読んで分かったのだが、車に搭載しているカメラで撮影した画像から、道路標識の内容を読み取っているようだ。
320dを運転していると、今走っている道路の名称と制限速度がインパネに表示される。
その数字はてっきりナビの情報から得ているのかと思っていた。

しかしもう少し高度なことをやっているようだ。
ナビゲーションからの情報、カメラで読み取った映像、ドライバーの過去の運転の傾向など様々なデータを利用しているという。
それらから学習していくAiのような機能があるようだ。

実際注意して見ていると、制限速度が不明の道では当初は「LIMIT」と表示される。
ところが道の途中で標識の横を通過した瞬間、さっとその数字が表示される。
なるほど確かに標識から数字を読み取っているようだ。

高速のインターで合流するところなど、速度が細かく指定されているが、それも標識の横を通るたびにインパネの数字に反映されていく。
よく数字を変更できる電光式の標識があるが、それも問題なく読み取った。
道路の制限速度などのデータは随時変更されていくので、実際に道路脇にある標識から読むのが確かに一番確実である。

取説によれば、他にもいくつかの標識を認識して機能に活かしているようだ。
またどうも赤信号も検知しているという。
それだけのデータをもとにすれば、確かに相当なことが出来る。
思った以上に進んだことをしていると分かった。
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