チョコレートケーキ


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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最近アメリカのテレビ・ドラマの「クローザー」を、プライム・ビデオで第1話から最後まで再度見直した。
面白くて一日に数話ずつ、一気に見てしまった。

ロサンゼルス市警の「特捜班」立ち上げに際し、チーフとしてアトランタから引き抜かれたブレンダ・リー・ジョンソンが主人公。
身勝手で気性の激しい女性チーフであるブレンダに対し、当初ロス市警の男性陣は拒否反応を示す。
しかしその正義感と情、それに特にクローザーとしての尋問能力の高さに感化され、やがて皆がチーフを補佐するようになり、チームは一致団結し一丸となって事件を解決していく。

このドラマで凄いのは、何と言ってもブレンダ役のキーラ・セジウィックであろう。
南部訛りの女性チーフを見事に演じ、圧巻と言っていいほどの演技を見せる。(日本語訳では「はい、ありがとう、ありがとう」とか「チャチャッとやって」とかが決まり文句)
さすがケヴィン・ベーコンの奥さんだけある。

ブレンダはやり過ぎて自己崩壊することがあり、やがてそれが理由で身を滅ぼしかけるのだが、その異常性の一端を表すものとして、極度のスイーツ依存症という設定になっている。
机の引き出しには大量の飴やクッキーなどお菓子の類が入っており、何かあるとそこから出しては口に入れる。
その中に銀紙に包まれたチョコレートのパイらしきお菓子があり、特別な時にそれを出して頬張る。
その時のキーラ・セジウィックの恍惚とした表情が凄い。



前からこのチョコレートケーキは何だろうと思っていたが、調べたらディンドンというあちらではポピュラーなお菓子であることが分かった。
やはり「クローザー」で興味を持つ人が多いらしく、日本からの注文もけっこうあるようだ。
1箱だけ取り寄せれば2千円以上して当然割高であるが、話のタネにひとつ注文してみた。

残念ながらアルミホイルに包まれてはおらず、樹脂の袋で個装されている。
気のせいかテレビで見たものより小さく感じる。
この気温では溶けてベトベトになりかねないので、冷蔵庫で冷やしてから食べてみた。
(箱に無造作に放り込んであるため、冷やしたら下のように潰れて固まってしまったが・笑)

チープなお菓子ではあるが、味は言われているほど悪くはなく、意外にしっかりしている。
しかし大量に食べられるものではない。
二つ食べたら少しうんざりしてしまった(笑)
これを大きな口でパクッと食べて、恍惚とした表情をしてみせるキーラ・セジウィックは凄いなと改めて感じた。

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