COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
転倒
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
大きな画像
会社の玄関横にあるお手製のウッドデッキであるが、雨が降って濡れると滑りやすくなる。
靴によって・・というか、靴底の種類によって、すごく滑ることがある。
まるでスケート靴のように、滑るために作ったのではないかと思うくらい滑る。
靴底が特定の材質の床材に対し、極端にグリップ力を失うのだ。
例えば新品のレザーソールの多くは、大理石調に仕上げた床が雨で濡れていたりすると、かなり酷いことになる。
コンビニの床がツルツルに滑り、雨の日に革靴で飛び込んだら転びかけた・・という話はよく聞く。
以前神戸の元町の駅での話だが、急に雨が降ってきて、慌てて走りこんだことがある。
ところが改札をくぐると、足を踏み出しても身体が前に進まない。
ツルッ、ツルッと毎回盛大に滑り、しっかり床を蹴ることができないのだ。
あの時はたしかウォーターロックソールのオールデンを履いていたように記憶している。
ところで会社のウッドデッキであるが、外出しようとその上に乗ったところ、スカッという具合に勢いよく片足が滑った。
瞬間的にそばの手すりを掴んだので事なきを得た。
不用意に体重をかけると、見事なくらい滑る。
長雨の最中で、木材が水をたっぷり含んでいたのだ。
靴は安藤製靴のプレーントゥで、靴底はヴィブラム製の硬いラバーである。
本来ヘビーデューティな靴であるはずだが、表面が濡れた木製の床とどうも相性が悪いようだ。
他のヴィブラムのソールも試してみたが、ここまでは滑らないので、やはりこの型番のソールがたまたまその木材と相性が悪かったのだろう。
誰かが滑って転んでは大変なので、何か手を打たないと・・と考えながら出た。
ところが外出から帰ってきた時に、先ほど滑ったことを完全に忘れてしまっていた。
肩にバックパックをかけて、両手に荷物を持った状態で車から降り、そのまま足早にウッドデッキの上にポンと飛び乗った。
スコーンという感じで両足が滑った。
両手が塞がっていて、受け身も何もできない。
脚は横方向に飛んでいき、体が空中で横を向いたのが分かった。
そのままウッドデッキの上にドスーンと落下した。
腰と右肘を激しく打ちつけた。
反射的に腕でかばったようだ。
痛みが全身に走り、ウーンと言ってしばらく動けなかった。
何とか立ち上がったが、痛みが続いており、その場でしばらく治まるのを待った。
事務所に戻り、服をめくって打った腰と肘を見てみた。
着ていた服こそ破れていなかったが、その内側にあった腰の横の部分と肘の辺りは、表面の皮がむけていた。
布地の上から強く擦って、表皮が負けたのであろう。
血こそ出ていないが、ヒリヒリと痛む。
また肩に掛けていたバックパックも、ウッドデッキに擦りつけたようで、表面が茶色く汚れていた。
これが多少クッションになってくれたようだ。
後から気付いたが、パックパックのサイドポケットに入れてあった折り畳み傘は骨が折れていた。
それから数日経つが、腰は痣のようになり、いまだに触ると痛む。
まだ僕だからその程度で済んだが、高齢者であったら大変なことになっていただろう。
今まではここまで滑ることは無かったのだが、これも例年になく雨の日が続いた影響かもしれない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )