選ばれた靴


Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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新型コロナの騒ぎが続いている間は、履く靴を限定しようと考えた。
靴底にかなりのウイルスが付着するだろうと思ったのだ。
地面の上を歩くのだから、どうしても靴底は汚染されてしまう。
欧米で感染が拡大した原因のひとつが、靴を履いたままの生活ではないかと思っている。

靴で玄関の内側まで入るのは仕方がない。
土足で入るエリアまででウイルスをシャットアウトして、それ以上中には持ち込みたくない。
普通の人なら靴と言っても数足程度だが、僕のように靴を大量に持っていると簡単にはいかない。
全部玄関に置いておく訳にはいかず、靴の多くは室内に持ち込み、どこかにしまっておかなければならない。

そこで外に履いて出る靴を数足に絞り、大量にある残りの靴は、当分の間履かずに片付けてしまうことにした。
まずは服装と合わせやすい黒い靴を3足選んだ。
フット・ザ・コーチャーのメンデル、オールデンのCDIラストのプレーントゥ、それにダナーのブーツだ。
比較的履きやすくて雨にも強そうなものを選別した。

そのローテーションでしばらく過ごしていたが、やはり靴が黒だけというのに限界を感じはじめた。
服装との組み合わせは無難に収まるが、そればかりではつまらない。
大雨の日などはダナーを履いていたが、それもそろそろ暑くなってきた。
組み合わせるベルトも黒に集中してしまう。

そこで茶色い靴を加えることにした。
悩んだ結果、履きやすいアレン・エドモンズのウィルバートを選んだ。
ジーンズとよく合うカジュアルな靴で、履きやすさではピカイチといえる。
このウィルバートを加えた新しいラインナップで、しばらく運営していくことにした。

以前は大量の靴を毎日のように変えて楽しんでいたが、新型コロナのせいで、そういう日々が吹き飛んでしまった。
一時的に我慢するというより、価値観そのものが変化したように感じている。
このところ新しい靴も滅多に買わなくなったし、自分がこれでは、経済が動かないのも当然だと思う。
しかし今回の騒ぎで時代が一気に進み、以前の様な考え方では通用しなくなると強く感じている。
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