陽性率


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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新宿区の新型コロナのPCR検査の数値を見て驚いた。
6月の1ヶ月間にスポット(保健所ではなく国立国際医療研究センターと区医師会がセンター内に設けた検査場所)で検査を受けた1266人のうち226人が陽性で、陽性率は約18%であったという。
そのうち職業別に見た陽性率が以下の数字である。

飲食業 陽性率約31%
無職・フリーター等 陽性率約24%
会社員等 陽性率約4%
学生 陽性率約4%
不明 陽性率約16%

飲食業はホストクラブやキャバクラなどの接客業がほとんどだという。
3人にひとりが感染していたことになる。
それは分かるのだが、無職・フリーターが約24%というのは、どういうことなのだろう。
母数が何人かは分からないが、これを見るとフリーターの4人にひとりが感染していたことになる。

無職、フリーターというと、家に閉じこもっている時間が多いという印象がある。
しかしこの高い陽性率を見ると、新宿という場所も関係しているのかもしれないが、逆に感染の可能性の高い環境で働く機会が多いのだろうか。
あるいは友人を呼んでペチャクチャ喋ったり、飲んで騒いだり・・という乱れた生活を送る人もいるのかもしれない。
職業不明の人の16%というのもやけに高く感じられるが、どのような人たちなのか分からないので何ともいえない。

それに対し会社員や学生の陽性率は比較的まっとうと言える。
会社や学校では消毒や検温などの検査が強制的に実施され、それなりの規律が守らていている。
危険と言われる満員電車の中は、窓を開けて換気しているし、皆が緊張して静かにしていて、意外に感染の確率は低いのかもしれない。
時折会社内でもクラスターが発生するが、夜の街に遊びに行った人が感染源となり起きているような気がする。

スポットに検査に来るのは、ある程度発熱などの症状が出ているか、あるいは思い当たるふしのある人かと思われる。
もともと感染している可能性が高いはずで、そのまま一般の人の平均値とは言えないだろう。
とはいえ、数字だけから推測すると、やはり「飲んで遊びたい人」が、感染拡大の主流になっているように見る。
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