運転のブーツ


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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代車が有り余るほどパワーのある車だったので、運転の際に履く靴も変えた。
普通のブーツではデリケートな操作が難しいので危険だと思ったのだ。
(ちゃんとしたフィッティングの)短靴であればとりあえず問題はない。

ブーツは足首の関節部分の動きが悪くなるためアクセル操作に支障が出る。
アクセルを踏み込もうとしても、靴が強固にL字型を保持するため、足の甲や踵の上の辺りが引っかかってしまうのだ。
履いて運転をしてはいけないという注意書きのあるブーツもある。

しっかりした作りのブーツほど、足の関節が動きづらくなる。
普通に歩く際にはそれほど感じないが、階段を上り下りする時などは足が引っかかって歩きにくい。
考えてみればこれはブーツの大きな欠点といえる。

しかし中にはそういう問題を感じさせないブーツもある。
今回いくつか試してみたが、手持ちのブーツの中ではオールデンのタンカー・ブーツが良かった。(2016年2月7日の日記
タンカー・ブーツの構造が特に優れている訳ではなく、たまたま材質がクロムエクセルである事が効いているのだ。

柔らかくてしなやかなクロムエクセルなら、関節部分が比較的自由に動く。
紐できっちり締め上げてあるにもかかわらず、足首の動きはそれほど阻害されない。
曲がりやすいプランテーション・ソールであることも助けになっている。

このブーツを履いてM240iを運転してみたが、支障なくスムースに運転することが出来た。
微妙な足の角度の調節に上手く対応してくれ、コントロールもやりやすい。
靴の素材としてクロムエクセルを信仰する人は多いが、確かにこの革ならではの良さがあることを再認識した。
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