グレイ


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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愛用しているグレーのスエードのマルモラーダに合うズボンベルトを探していることを書いた。
2019年11月24日の日記
ところがその色のスエードのベルトが国内ではなかなかみつからなくて、結局米国より取り寄せることになった。
アレン・エドモンズ製のベルトである。

ところが届いてみると、やはり靴とは全然違う色である。(下の写真)
たしかにグレーと言えばグレーなのだが、よく見るとブラウン系の色もけっこう入っている。
単体で見ると、これは明るいブラウンのスエードだ・・と言っても通用するくらいだ。

それで思い出したのだが、同社のサイトでグレーと称して売られているこのベルトに対し、ユーザーからクレームが付いたのを以前読んだことがある。
届いてみたらグレーではなくブラウンに見え、何人かに何色に見えるか聞いたら、周りの皆もブラウンと答えたというのだ。
それに対しアレン側からの返答は無かった。

皮革の色は微妙なものが多く、製造ロット毎に(というか1頭毎に)変化するし、パソコンの画像の見え方も環境の影響を受ける。
無彩色であるグレーは、中でも特に扱いが難しい色なのかもしれない。
僅かに混ざった他の色が支配的な力を持ち、全体の雰囲気を変えてしまうことがある。
人によって色の認知の感度も異なるであろうし・・・

また実際にこのベルトを見ていると、その環境によってかなり見え方が変化することも分かってきた。
下に載せた写真は明るいグレーに見えるが、この画像をPhotoshopの画面で加工している時は、もっとブラウンが強く見えた。
ブラウザが勝手に色を変換したのかと思い、元画像と比べてしまったほどだ。
恐らくバックグラウンドの色によって錯覚が起きるのだろう。

また下の写真は外光が強く当たり明るめの色に見えるが、暗いところでこのベルトを見ると、もっと沈んだダークグレイに見える。
光の当たり方でもイメージがころころ変わってしまう。
大変厄介な色である(笑)

という訳で、残念ながら今回は完全とは言えない結果となった。
ベルト探しの旅は来年も続くのだろうか・・と思ったが、まあここで一度妥協して、しばらくこのベルトでいくことにした(笑)
写真だとずいぶん違う色に見えるが、冬はセーターなどが上に被さるからそれほど目立たない。
ただズボンベルトの色が靴の色より明るいというのは、ちょっといただけないなとは思うのだけれど・・・

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