外国の人


D3X + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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奈良で撮影をしていたら、白人男性から声をかけられた。
見ると手にはキヤノンのカメラを持っている。
プロのカメラマンのようだ。
多分カメラのことを話したいのだろう。

ところが口から流れ出た言葉はフランス語。
何を言っているのかさっぱりわからない。

僕が答えられないでいると、僕のカメラに手を触れて、D3?と聞いた。
僕の指で隠れていたD3Xという文字が見えた。
オー、D3X!と歓声を上げ、しきりに感心している。
キヤノンユーザーなのに、D3系のカメラには特別な思いがあるらしい。

それはいいのだが、相手が白人であるというだけで、つい英語で答えている自分に気付いた。
先方は英語をほとんど理解していないようなので、日本語で答えても同じなのだが、こちらは懸命になって、拙い英語を使って話そうとしてしまう。
相手の外観が外国人そのものなので、とにかく日本語以外の言葉を話さないといけないという錯覚を起こすようだ。
カメラに対する思いには共通のものを感じたが、お互いが理解できない言語で話す不思議な時間であった。
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