欠けた太陽


D3X + Ai AF Micro-Nikkor ED 200mm F4D(IF)

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義兄が日食に関するパンフレットとメガネを置いていってくれた。
当人は皆既日食を見に中国に行ってしまった。

某氏によれば、天文が学校の授業に組み込まれていた時代もあるが、発展性の無い分野ということである時から削られてしまい、当然以降の世代から天文を趣味とする人も極端に数が少なくなったという。
僕はその数が少なくなってからの世代に入るので、ほとんど興味は無い(笑)
義兄もかなり本格的な活動をしているにもかかわらず、周りの家族はあまり興味を示さないようだ。

一応いただいたメガネを会社に持っていった。
そろそろ時間かと思い外に出てみたが、空は雲で覆われていて太陽の位置さえわからない。
これはダメかと思って一度事務所に戻ったが、やがて雲が薄くなったようで、停まっている車の窓に反射した太陽が見えた。
急いでメガネを手に再度飛び出した。

メガネの銀色の膜を通して見ると、はっきりと太陽が欠けているのが見える。
これは面白いとみなを呼び寄せた。
仕事を中断して出てきた人たちが、かわるがわるメガネで太陽を見る。
見た者は例外なく「オオーッ」と歓声を上げた。
やがてピークを過ぎたあたりから、また雲が厚くなり見えなくなった。

メガネを持ってきて良かった。
次は大分先らしいから、貴重な体験ができた。
ところで中国では見られたのだろうか?
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