UFO


D40 + AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G

子供の頃「謎の円盤UFO」という番組があり、アダムスキー型円盤のブラモデルを買ってきて組み立てたのを覚えている。
その頃はユー・エフ・オーと読んでいたが、ピンクレディーが歌った頃には既にユーフォーという読み方が定着していたように思う。

UFOは実在しない・・と英国防省が結論を出し、話題になったのは記憶に新しい。
たしかにUFOの目撃情報の大半は、見間違いか思い込みによるものであろう。
(この場合のUFOは未確認飛行物体の中でも宇宙人が操っていると思われる飛行物体のことである)

どうもUFOというものは、見える人と見えない人がいるようで、僕はどちらかというと見えない方に属する。
正直言って「空飛ぶ円盤」なるものが飛んでいるのを見たことが無い。
もちろん世界中にこれだけ目撃例があるのだから、それらがすべて見間違いであると断定するのも無理があると思っている。

だが宇宙人の乗る飛行物体が、地球上をひらひらと飛ぶ可能性は、科学的にほぼ否定されているという。
宇宙空間を亜光速で移動できる乗り物を作れるほど高度な文明が、どこかに存在する可能性はあるかもしれない。
しかし宇宙的視点からみた時間の流れは桁違いの規模であり、ひとつの文明が繁栄し滅びる時間などほんの一瞬に過ぎない。
その文明が地球上で栄えている我々の文明とたまたま同じ時間を共有し、しかも光速で移動しても数百年かかるような距離を隔てているのに、何世代もかけて旅を続け地球という惑星まで辿り着き、我々と出会う可能性など皆無に等しい・・ということだ。

・・・それはともかく、なぜか身近なところにUFOは現れる(笑)

Mrs.COLKIDの実家は、御存知の通り栃木県の山の中である。
Mrs.COLKIDが小さい時に、コタツに入りながら、今は亡くなられたおばあさんとテレビを見ていた時の話だ。
テレビでは当時流行っていたUFO特集の怪しげな番組が流れていたという。
突然おばあさんが「昔あれを見たことがある・・」とぽろりと言ったのでさあ大変。

聞けば若い頃、夜中に庭で炊事をしていたところ、突然手元が明るくなり、見上げるとお釜をひっくり返したような橙色に光る物体が、目の前を飛んでいたという。
(おばあさん当人が橙色(だいだいいろ)と表現したという)
驚いて見ていると、その物体はふらふらと移動し、裏の竹薮の方に消えていった。

おばあさんは利口で芯の強いなかなかの人物で、口からでまかせを言うような人ではなかったと聞く。
しかしそのことを人に話せば、気がふれたと思われて集落の中で暮らせなくなる。
そのため長い間ずっと黙っていたというのだ。
何十年も過ぎて真実を口にしたわけである。

なぜあのような山の中に宇宙人は興味を示したのであろうか?
しかもかなり昔から入り込んでいたことになる。

今でも僕はひとりでその竹薮のあたりをうろつくが、確かに身を隠すのに都合のいい薄暗い場所である。
気味の悪い林の中でじっとしていると、そこは人間の世界とは言えず、強い孤独感と恐怖感に襲われる。

あそこなら宇宙人くらいいてもおかしくない。
もしかしたらまだいるのではないか・・そう思うこともある。
まあ、たとえ出てきても、どうせ僕には見えないのだろうが・・・(笑)
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