欠けた太陽


D3X + Ai AF Micro-Nikkor ED 200mm F4D(IF)

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義兄が日食に関するパンフレットとメガネを置いていってくれた。
当人は皆既日食を見に中国に行ってしまった。

某氏によれば、天文が学校の授業に組み込まれていた時代もあるが、発展性の無い分野ということである時から削られてしまい、当然以降の世代から天文を趣味とする人も極端に数が少なくなったという。
僕はその数が少なくなってからの世代に入るので、ほとんど興味は無い(笑)
義兄もかなり本格的な活動をしているにもかかわらず、周りの家族はあまり興味を示さないようだ。

一応いただいたメガネを会社に持っていった。
そろそろ時間かと思い外に出てみたが、空は雲で覆われていて太陽の位置さえわからない。
これはダメかと思って一度事務所に戻ったが、やがて雲が薄くなったようで、停まっている車の窓に反射した太陽が見えた。
急いでメガネを手に再度飛び出した。

メガネの銀色の膜を通して見ると、はっきりと太陽が欠けているのが見える。
これは面白いとみなを呼び寄せた。
仕事を中断して出てきた人たちが、かわるがわるメガネで太陽を見る。
見た者は例外なく「オオーッ」と歓声を上げた。
やがてピークを過ぎたあたりから、また雲が厚くなり見えなくなった。

メガネを持ってきて良かった。
次は大分先らしいから、貴重な体験ができた。
ところで中国では見られたのだろうか?
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コメント
 
 
 
Unknown (ジロー)
2009-07-23 07:42:40
COLKIDさんも見れたんですね。
ぼくも家内が一階から「今、見えるわよ~!!」と叫んでくれて、ベランダから一瞬ですが、雲が少し薄くなったときに幸運な事にメガネ無しで見れました。
でも冷静に考えると、理屈が分からない時代だったら、相当に驚く事なんですが、今の時代に何でこんなに騒ぐのか分からないですね。
確かに見た時は少し興奮しましたが。単に月で太陽が隠れるだけなんですが。w

 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2009-07-23 08:06:49
僕が面白いと思ったのは、月や地球の軌道から日食がはるか前の段階で正確に予測できているのに、当日の天気が予測できなくて、むしろ専門家の人たちがわざわざ見られないところに行ってしまった・・ということですね。同じ物理現象に過ぎないのに、天気はかえって以前より予報が当たらなくなっているような気がします。
 
 
 
Unknown (HG)
2009-07-23 16:07:08
本物の科学者はSOHOという天文衛星で常時詳細に太陽を観測していますから、わざわざ日食に行く人はいなですよ。(笑

日本だと空気の綺麗な乗鞍岳にニコンの製造したコロナグラフがあったのですが、SOHOが出来て存在意義がなくなったので、廃止になったようですね。今は都会にいて天文衛星から届くデータをパソコンで解析してます。アマチュアにもデータは開放されていていろいろ発見があるようですよ。

http://sohowww.nascom.nasa.gov/data/data.html

日食に学術的な意義はほとんど残っていないので、観測に行くのは定年退職した元学者が大部分に見えますけどね。
 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2009-07-23 16:25:57
そういうものですか。
何でみんなあんなに夢中になって行くのかと思いました。
Mrs.COLKIDなんてほとんど興味なし・・ですね(笑)
目の前のことの方が重要みたいです。
義兄の場合(その実の兄に当たるわけですが)天文という趣味を一般に広めようと、どこかの学者さんとイベントに走り回っているようです。

やはり専門のデータだけではなくて、実際に体験する機会がなければ新しく興味を持つ人は生まれないんじゃないですかね。
理系ばかりではなくて。
スピルバーグも子供の頃親に連れられてどこかの野原に行ったら、空一面に流星群が見えたのがショックでああいう映画作るようになったそうですから・・・
 
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