あすのチャンピオンズカップに注目している。多士済々なので当たる可能性は極めて低い。ならば白毛の桜花賞馬ソダシに一票を投じたい。歴戦の兵の壁に跳ね返されてもしょうがない。同馬に重ねているのはかつてのダート女王ホクトベガだ。ちなみに両馬の共通点は、27年を経て札幌記念を制したことだ。
藤井聡太4冠がB級1組で近藤誠也七段を下した。無敗の佐々木勇気七段が敗れたためトップに立ち、A級昇級は確定的だ。リードして終盤に向かうパターンが増えた藤井だが、今回は近藤の工夫が上回った。耐えながらマジックをちりばめ大逆転した藤井に驚嘆するしかない。師匠の杉本昌隆八段が<目先の結果より将棋の内容を追求している>と評する藤井は、10代にして仙人の高みに達しているのか。
ヘソ曲がりの俺は、コロナ感染者数が激減した10月末にワクチン接種を受け、2度目が先日終了した。ところが今、世界で感染が爆発しており、南アフリカ発のオミクロン株の脅威が懸念されている。東京は昨日も新規感染者は14人だったが、1カ月後は未知数だ。ウイズコロナ時代、人類がマスクを手放す日は来るのだろうか。
泉健太衆院議員が立憲民主党新代表に決まった。労働貴族(連合)に共産党との連携に釘を刺されているが、〝日本の常識〟は先進国レベルから逸脱している。EU圏では<グリーン+レッド連合>が自治体選挙を席巻しており、ドイツ緑の党も左派の枠組みで語られるようになった。
格差の拡大を見据えると、公正・公平を主張する左派に支持が集まるのは当然だ。アメリカでもバーニー・サンダース、そのフォロワーの民主党プログレッシブの影響で、民主党支持の若い世代は資本主義より社会主義に価値を見いだすようになっている。普通選挙法(1925年)以降の負の遺産を引き継ぐ供託金制度のを廃止こそ民主主義への第一歩と、俺は繰り返し主張してきた。日本の左翼アレルギーにペシミスティックにならざるを得ない。
前稿末に記した通り、2泊3日で検査入院した。8月下旬に脳梗塞では10日間だったが、当時の検査で心臓が十分に機能していないことが判明した。自覚症状はないが、冠動脈造影検査を受けた。診断は<心臓の機能は低下しているが、一発アウト(心筋梗塞など)の可能性は低い>だった。
前回時の低カロリー、薄味、少量の〝糖尿食〟に辟易したが、この間、HbA1cの数値は低下したこともあり、今回は〝一般食〟だった。体重は5㌔ほど減り、血圧も120強と高血圧の範疇を下回るケースもあった。〝人間万事塞翁が馬〝というが、入院したことで節制に目覚め、少し健康になった気がする。
4人部屋で、医師や看護師との会話から、平均年齢は俺ぐらい(65歳)だろう。俺を含めてそれぞれ肩、首、腰、膝などに痛みを抱えているようだ。検査の後、左手は伸ばしたまま、右手は点滴で本も読めなかった。恥と失敗だらけの無数の汚点が甦り、眠気が消えてしまった。
体調が急変した父が召されたのは1990年代前半だった。当時は年金や保険が充実しており、安定した老後を過ごせたが、この30~40年、人々(99%)は明らかに貧しくなった。1%の支配が続くこの国の未来を考えて暗い気分になった。
藤井聡太4冠がB級1組で近藤誠也七段を下した。無敗の佐々木勇気七段が敗れたためトップに立ち、A級昇級は確定的だ。リードして終盤に向かうパターンが増えた藤井だが、今回は近藤の工夫が上回った。耐えながらマジックをちりばめ大逆転した藤井に驚嘆するしかない。師匠の杉本昌隆八段が<目先の結果より将棋の内容を追求している>と評する藤井は、10代にして仙人の高みに達しているのか。
ヘソ曲がりの俺は、コロナ感染者数が激減した10月末にワクチン接種を受け、2度目が先日終了した。ところが今、世界で感染が爆発しており、南アフリカ発のオミクロン株の脅威が懸念されている。東京は昨日も新規感染者は14人だったが、1カ月後は未知数だ。ウイズコロナ時代、人類がマスクを手放す日は来るのだろうか。
泉健太衆院議員が立憲民主党新代表に決まった。労働貴族(連合)に共産党との連携に釘を刺されているが、〝日本の常識〟は先進国レベルから逸脱している。EU圏では<グリーン+レッド連合>が自治体選挙を席巻しており、ドイツ緑の党も左派の枠組みで語られるようになった。
格差の拡大を見据えると、公正・公平を主張する左派に支持が集まるのは当然だ。アメリカでもバーニー・サンダース、そのフォロワーの民主党プログレッシブの影響で、民主党支持の若い世代は資本主義より社会主義に価値を見いだすようになっている。普通選挙法(1925年)以降の負の遺産を引き継ぐ供託金制度のを廃止こそ民主主義への第一歩と、俺は繰り返し主張してきた。日本の左翼アレルギーにペシミスティックにならざるを得ない。
前稿末に記した通り、2泊3日で検査入院した。8月下旬に脳梗塞では10日間だったが、当時の検査で心臓が十分に機能していないことが判明した。自覚症状はないが、冠動脈造影検査を受けた。診断は<心臓の機能は低下しているが、一発アウト(心筋梗塞など)の可能性は低い>だった。
前回時の低カロリー、薄味、少量の〝糖尿食〟に辟易したが、この間、HbA1cの数値は低下したこともあり、今回は〝一般食〟だった。体重は5㌔ほど減り、血圧も120強と高血圧の範疇を下回るケースもあった。〝人間万事塞翁が馬〝というが、入院したことで節制に目覚め、少し健康になった気がする。
4人部屋で、医師や看護師との会話から、平均年齢は俺ぐらい(65歳)だろう。俺を含めてそれぞれ肩、首、腰、膝などに痛みを抱えているようだ。検査の後、左手は伸ばしたまま、右手は点滴で本も読めなかった。恥と失敗だらけの無数の汚点が甦り、眠気が消えてしまった。
体調が急変した父が召されたのは1990年代前半だった。当時は年金や保険が充実しており、安定した老後を過ごせたが、この30~40年、人々(99%)は明らかに貧しくなった。1%の支配が続くこの国の未来を考えて暗い気分になった。