酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

酔生夢死男の現実

2004-11-23 15:05:49 | 戯れ言

 ブログタイトルの「酔生夢死」とはどういう意味か。広辞苑には「何の為す所もなく徒に一生を終ること」と記されている。多少アレンジすれば、夢と現の区別なく、空想や妄想を糧に日々を過ごすってことか。

 まさに、俺の生き方そのものである。

 年に数回、不眠症になる。眠れぬ日が続くと、会社で眠くなる。いや、不眠でなくても眠い。退社間近なので告白するが、2時間ほど記憶が飛び、醒めると大過なく? 仕事を終えていたこともしばしばだった。それとなく周りに自分の様子を尋ねてみると、普通に席を立ったり会話したりしているようだ。夢遊病の疑いもある。

 学生時代、徹マンに興じたことが何度もあった。大概ヘコんでいたが、仮眠中に見た夢で勝ったりすると、正しい点棒状況を把握出来なくなる。ドツボにはまり込んでいくわけだ。

 夢と現実の混濁が「事件」を起こしたことがある。出身高校が共学になる夢を見た。曖昧な現実と比べ夢は詳細までクリアなので、疑いようもない現実だと確信したのだ。家族や友人に電話する。誰もが共学化に驚愕したが、十数年前のこと、インターネットで確認するわけにはいかない。それに、俺には「信頼」があった。マスコミの端くれなので、正しい情報を早めに入手出来るという買い被りである。

 結果、嘘つき男という評価が確定した。致し方あるまい。夢を信じたなんて、他人に通用する理屈ではないのだから。
コメント
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