閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

「ドルフィン・エクスプレス」「三日月ジョリー」

2022-06-01 09:32:32 | お知らせ(新刊)

大変お待たせいたしました。
新装版<三日月島のテール>シリーズ、まずは2冊。①『ドルフィン・エクスプレス』と②『三日月ジョリー』(偕成社)ができました。

プレスリリース →こちら

岩崎書店版の『ドルフィン・エクスプレス』が2002年だったので、今年でちょうど20周年です。
そんなにたったのかと、あらためて、びっくり。
(そういえば、サンゴロウを書き始めたとき保育園に行ってた息子が、ドルフィンの頃には中学生になっていて、それにつれて作品の世界も変わっていったのでした)




旧版とのサイズの比較、こんな感じ。ハードカバーから、ソフトカバーに。
カバーイラストは5巻とも描きおろし。
中のイラストは、前と同じのもあるし、新しいのもあります。
文章はほとんど変わりません。表記の統一など、こまかいところをちょこっと手直ししました。

 

文字組み、左が旧版、右が新装版。

***

そもそも、黒ねこサンゴロウも登場するこのシリーズが、どうして別の出版社から出ていたのか、という話をすると長くなるので、またの機会にいたしますが…

3年前のサンゴロウシリーズの「奇跡の大重版」につづいて、長く品切れ状態だったドルフィンシリーズもこういう形で復活し、うみねこ島と三日月島が、海をはさんでようやくつながった感じで、ほっとしています。
こころよく移籍を承諾してくださった岩崎書店さん、引き受けてくださった偕成社さん、ほんとうにありがとうございました。

2024年がサンゴロウの30周年になるので、それに間に合うといいかな、くらいに考えていましたが、思ったよりずっと早く実現することになりました。
エクスプレス船なみのスピードで作業を進めてくださった編集の千葉さん、テールにぴったりのデザインを考えてくださった装幀の杉浦さんに、心から感謝を。
そして、追加の絵をたくさん描いてくれたまもるさん、いつもありがとう。

③『流れ星レース』と④『波のパラダイス』は6月下旬、⑤『光のカケラ』は7月に、順次発売の予定です。

 

コマヤもお手伝いありがとね。

 

*2014年にサンゴロウ20周年記念で作った別館<海岸通り6番地>は、テールのシリーズも含まれているので、よかったら見にきてください。このところずっと更新はないけれど。
(放置していたので更新のしかたを忘れてしまった…笑)

 

 

 

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