閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

まんま

2006-12-18 09:31:23 | 日々

Kは課題のマフラーを期限ぎりぎりで提出しました。
1メートル半以上編んであればいちおう合格ですって。
ほんとはもうちょっと長いほうが結べていいんだけどな。
(そのとっても上手な伏せ止めは誰がしたんでしょうね、先生)

このところずっと、マフラーもいらないような暖かさでした。
いつも冬は強い風が吹くのに、それもほとんどありません。
畑の野菜が育ちすぎ。
大根を1本抜いたら、とても片手では持てない太さと重さ。
食べても食べてもなくならない大根。おいしいけど…。

ヘンテコリンな絵本のダミーをKにも見せたところ、
「こんなの考えるのはあんたらの他にいないでしょ」との仰せ。
いつものまんまだって。
アンジェラ、がっかり。
Mに訴えたら「あんたらの『ら』は余計だ」って。
んーもうっ!

読みかけの本。
森博嗣と、アン・ハラムと、ポール・オースター。
また頭の中が散らかりはじめているようです。

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アンジェラ

2006-12-16 10:42:58 | 日々

いまさらですが、
ちょっとペンネームを考えようかと…。

デビュー時にかっこいいペンネームをつけるはずだったのに
つけそびれてしまった!という話は他で書きましたが、
いまだにそれがちょっぴり心残り。
最近の子どもの名前を見ていると、
アニメの登場人物みたいな名前が並んでいて、
あきれつつも、すこーしうらやましかったりする。

ペンネームって、仮面みたいなもので、
とびきりかっこいいのをつけたいんだけど、
中身とあまりに不釣合いだと自分で落ち込みそうだし、
「ああ、そういう仮面をかぶりたがるヒトなのね」
って見すかされるのも怖いし。

じつは過去に秘密のペンネームはひとつ持っていて、
(当時うちにいた猫の名前を借りたのです)
それでささやかなお仕事をしたことも数回あります。
でも最近、似た名前の女優さんがいるので
使いにくくなってしまいました。

どうしてペンネームが要るかといいますと、
先日、絵本の案をひとつ思いついたのですよ。
それがすごくヘンテコリンな話で、いまの名前で発表するのは
ちょっとはばかられるような感じで…
(どんなのかって、えーと、具体的に説明できなくてすみません)。
Mに見せたら、けっこう乗り気になって、この際ふたりして
別名でやっちゃおうか? なんて冗談半分に言ってるわけです。
絵のほうは、いくら名前を偽ってもバレちゃいそうですけどね。

「マイケルなんとかとアンジェラなんとか、みたいなのは?」
ってMが言います。
誰なの、アンジェラって。

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サンドイッチ・2

2006-12-15 09:00:04 | 日々

一昨日のつづき。
こういうのって、文字で書いてあると、美味しそうですね。
じつはサンドイッチは作るんですが、あまり食べていません。
わたしは肉類(ビーフ、ポーク、その加工品)が食べられなくて、
マヨネーズ、チーズ、それにマーガリン類も「要注意」なのです。
食べるとしたら、卵かノンオイルのツナで、野菜が主体で、
何もつけないトーストにのせて、塩をぱらっとふる程度…
まあオープンサンドと呼んでもいいけれど。

もともとお肉って特に好きでも嫌いでもありませんでした。
それが、あるとき急に体質に合わなくなっちゃったのです。
原因不明。ここ15年くらい、だいたいずっとこの状態。
不便なので、病院で相談したこともありますが、
「食べなければ平気なんでしょ? 鶏と魚食べてればいいよ」
って、治してもらえませんでした。
さいわいなことに、子どもの頃は何でも食べられました。
だから記憶プラス想像力でお料理はできるわけです。

サンドイッチといえば、ときどき焼きサンドを作ります。
これはお弁当ではなく、おやつです。
薄切りパン2枚に、バターは塗らず、マヨネーズだけ塗って、
ハムと、とけるチーズをはさみます。
卵焼き用の小さいフライパンにバターをたっぷりとかして、
片面をこんがり焼き、バターをたして、裏も焼きます。

焼くとき、ターナーで上からぎゅうぎゅう押さえつけて、
パンをぺちゃんこにしてしまう。これがコツ。
ぱたんとはさんでホットサンドを作る道具がありますが、
ちょっとああいう感じに仕上げます。
表面がかりっとクルトン風に焼けて、チーズがとけたら出来上がり。
たまにリクエストがあるから、たぶん、美味しいんだと思う。
わたしは、食べたこと、ないんですけどね…。

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やまね

2006-12-14 10:05:53 | 日々

夜遅く、階下で、ぱたん、たたっ、ぱたん、と音がします。
あーあ、猫が何かとってきちゃった。
もうこの音は聞いただけでわかります。
とってきて、興奮さめやらぬまま、遊んでいるのです。

「あーっ、やまねだ!」とMが言いました。
かやねずみくらいの大きさ。
尻尾が長ーい。
ねずみと違うところは、尻尾の毛がふさふさしていて、
背中に黒い縞が一本。

このあたりにも、いるらしい、と話には聞いていました。
でも、なにしろ小さいし、動きが早いし、夜行性なので、
実物を見たのは初めてです。
いったいどこで、どうやってとってきたんだろう。

黒猫の珊瑚と真鈴は、きょうだいそろって「とる猫」ですが、
とったあとが違います。
真鈴は、生きたまま、じょうずにそーっとくわえてくる。
だから運がよければ無傷で逃がしてあげられる。
でも、珊瑚は、そうじゃない。
てのひらのやまね、まだ温かいけど、もう動きません。
見せてくれてありがとう。
でもでも、とっちゃだめなんだよ、さんちゃん…。

やまね工房というぬいぐるみ屋さんがあります。
日本にいる野生動物の実物大のぬいぐるみを作っているところ。
それがとっても可愛くて、わたしもいくつか持っています。
やまねも2つあります。小さいフックがついていて、
くるっとまるめてとめると「冬眠モード」にできるのです。
本物のやまねは、それとおんなじ色で、模様で、
だけど、はるかに小さくてほっそりした動物でした。

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サンドイッチ

2006-12-13 08:52:34 | 日々

ウィークデーは6時に目覚し時計。
この季節だと、まだ暗いなあ。
まず猫にごはんをあげて、湯わかしポットの電源をいれて…
血圧低いし寒いので手も頭もカメレオンなみに動きが鈍いですが、
6時40分くらいまでにはなんとかお弁当が出来上がる。

Kはパン好きなので、お弁当も2~3回に1回の割で
サンドイッチになります。
中身はたいてい2種類。ありあわせの簡単なものだけ。
定番のベーコンとチーズとレタス。
ツナとりんご。
コーンビーフとりんご。
薄焼き卵と薄切りハムの重ねたの。
ソーセージとオレガノとパルメザンチーズのオムレツ。
たまにドライカレーの具入りオムレツ。

ゆで卵サンドが定番にないのは、朝ゆでる時間がないのと、
前日にゆでておくのをいつも忘れるから。
それにオムレツのほうがこぼれなくて食べやすいそうで。

ハムまたはソーセージに缶詰パイン。
粒胡椒いっぱいのパストラミ。
スライス焼き豚と自家製ピクルス。
夕食の残りの照り焼きチキンやフライなどあれば上等。
このあいだは生姜焼きとレタスのサンドになりました。
何もないときは冷凍庫の作りおきハンバーグ。
それもなければレトルトハンバーグや冷凍コロッケもOK。

食パンは、やや厚めにスライスして、耳は落とさない。
耳まで柔らかくて美味しいパンを1本買いしているので。
2日以上たったパンはトーストしてからはさみます。
ふたつに切ってラップでくるむ。
ラップって本当に便利な発明品だなあ、といつも思う。
通学かばんに押し込んでいくから、つぶれないように、
牛乳パックを折って作ったケースに入れて。
招き猫柄のランチクロス、きゅっと結んで。
はい、いってらっしゃい。

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かたづかないぞ

2006-12-12 10:04:22 | 日々

いつのまにか机の上にモノがいっぱい。
まんなかのPCはしかたないとして、その両側に
読みかけの本や読むつもりの本や読んでない本や
雑誌や郵便物や資料が山になっている。
しかも、その山は、じわじわと高くなりつつあるらしい。

この木製の机を買ったのは20年以上前です。
幅120センチくらい。
かなり大きめの、かなりぜいたくな机でした。
当時の写真を見ると、机の上で猫が3匹寝ています。
いまは1匹も寝られません。
マグカップを置くスペースがぎりぎり空いているだけ。

まあ、PCさえ使えれば…とはいっても、この状態は不便です。
ふと気がつくと10cm四方の場所でハガキを書いてたり
(すごく書きにくいし字がヘンになる)。
本を膝に乗せて猫背になって読んでたり
(すごく読みにくいし首が痛い)。

なぜ片付かないか。
理由は明白。モノを移動しないからです。
なぜ移動しないか。
移動先、すなわち、しかるべき収納場所がないからです。
では、どうしたら場所ができるか。
それは簡単。要らないモノを捨てればいい…んですが…
Easier said than done.

机の上には頭の中の散らかりようがそのまま反映される
という説をどこかで聞きました。
正しいかもしれない。
なるほど、わたしの頭の中って、いま、こんななのですねー。

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探偵ごっこ

2006-12-11 09:03:06 | 日々

よく晴れた風のないお昼過ぎ、ふと窓の外を見たら、
黒猫が1匹、すたすたと歩いていきます。
おなじみ珊瑚のさんちゃんです。ただいま体重5キロ半。
ちょっと立ち止まり、あたりを見回し、すたすたすた。
なんかあやしいぞ。
どこ行くんだろう。

猫はときどきひとりで出かけます。
たいていはどこで何しているか、わかりません。
いつのまにかひとりで帰ってきます。
うちのコたちは、いわゆる fixed cat なので
それほど遠出はしない、と思うんですが。

探偵になって、あとをつけてみることにしました。
足音をたてないように、そーっと。
気づかれないくらいの、見失わないくらいの距離で。

昼間の黒猫はよく目立ちます。
ぴんと高く立てた長い尻尾が、ちょっと得意そう。
さんちゃんが止まると、わたしも止まります。
そーっと。
(そうか、尻尾のあとついて行くから尾行というのね)

うちの玄関前。車がとめてあります。
車の下に入るのかな。
ちがった。タイヤの横をするすると通過。

石ころ道の坂をのぼると、砂漠に出ます。
(ここは、昔飼っていたサクラという名前の犬が
よくグルグル駆け回っていた砂っぽい場所なので、
いまでも「サクラ砂漠」と呼ばれています)
さも何か用ありげに砂漠を横切っていくさんちゃん。
薪用の木が積んであって、隠れたりのぼったりする場所は
いくらでもあるんだけど、寄り道もよそ見もしません。
誰かと約束でもあるのか。
うーん、ますますあやしいぞ。

砂漠のはずれで、ふいっと左に曲がって
姿が見えなくなりました。
この先、川があって、岸は急斜面の竹やぶ。
ここで見失ったらおしまいです。
少し急いで追いかけていくと、

枯草のむこうから、ぴょこっ、とさんちゃんの頭。
まんまるゴールドのお目々がふたつ。
「あれえっ?」とびっくりしてこっちを見てる。

…あーあ、もうみつかっちゃったか。

さんちゃん、大喜びでこっちへ走ってきてしまいました。
それじゃ尾行はおしまいだ。
お散歩にきりかえて、短いコースをひとまわり。
うれしそうに、足にまとわりつくように、ついてきます。
途中の桜の木でカリカリ爪をといでます。
帰りに坂を一緒に駆け降りると、さんちゃんの尻尾が
みるみるぼわっとふくらんで、わーお、黒ギツネさん!

わたしが帰ってきたら、さんちゃんも帰ってきて
満足そうにひなたで寝そべりました。
…結局、さんちゃんのご用は、なんだったのでしょう。

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クリスマスツリー

2006-12-10 09:19:27 | 日々

今年もクリスマスツリーは間伐ヒノキの先っぽです。
MとKでゆっさゆっさと運んできました。
高さは2メートル半くらい。
これでも外ではごく小ぶりの木に見えますが、
室内に入れるとかなりのボリュームです。

ほんとは杉のほうが雰囲気はモミの木っぽいのですが、
葉が針のようにちくちくして扱いにくいので、
近年はずっとヒノキを使っています。

昨年は黒猫ズがまだ子猫だったので、
ツリーによじ登るやらとびつくやら大さわぎでした。
だから落とされても大丈夫なものだけ飾って、
壊れやすい玉や豆電球などはつけませんでした。

今年はもういいかな、と思っていたら、真鈴がきて
わさわさと三分の二くらいの高さまで一気に登り、
銀の星や金の胡桃をちゃらちゃら揺らします。
うーむ、まだ登るのか、きみは。

アンデルセンの『もみの木』というお話では
クリスマスツリーはたった一晩飾られただけで
屋根裏部屋に片付けられてしまいます。
うちではたいていクリスマスをはさんで
3週間ちかく飾っておきますが、終わりころには
葉がぱらぱら散ってお掃除が追いつかなくなります。

クリスマスツリーのお話には素敵なのがたくさんありますね。
わたしはファージョンの『ガラスのクジャク』が好き。
それと、ブローティガンの『東京モンタナ急行』の中にある、
道端に捨てられたツリーの写真をひたすら撮ってまわった
という、ただそれだけのエピソードがなぜか好き。


さんごさんへ。
新刊、楽しんでいただけてうれしいです!
あのギターは、描いた本人に聞きましたら、

右…ビートルズ「ラバー・ソウル」(1965)収録時に
ジョン・レノンが使用したもの
左…「Space Oddity Live in Falmouth」(1968)で 
デイヴィッド・ボウイが使用したもの

だそうです。超レアものですねー。
あんな店のおもてに置いといていいんでしょうか。

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スクープ

2006-12-09 13:46:26 | 日々

ムジタロウくんの独占インタビューに成功。
…といっても、あんまりしゃべってもらえませんでしたけど。
HP「鳥の巣研究所」にスクープ写真をUPしていますので、
ごらんになりたい方は左のブックマークからどうぞ。
トップメニュー右下の「更新履歴」のページの一番下です。
(なんだかもう、ちゃんとゴハンをもらっちゃってますよ…)

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管家猫

2006-12-08 08:17:25 | お知らせ(海外版)

…『わたしおてつだいねこ』の中国語版が出ました。
台湾の東方出版社というところです。

台湾も中国も、基本的に、すべて漢字ですが、
略字が多い中国にくらべると台湾のほうが見慣れた文字ですね。
子どもの本は漢字の横に「ムメヌYT」みたいな記号で
ふりがながついています。

「猫小姐、起床了! 休息時間結束了」
=ねこさん、おきて。きゅうけいはおしまい。

…読めなくても、なんとなく意味がわかるようで、面白い。
漢字は日本と微妙に違うところがあるので、
正確にこのとおりではありません。
「猫」という字の左側は、本当は「豹」と同じ「むじなへん」です。
「起」の右側は「己」でなく「巳」だったりします。
出版社のHPの紹介文も、読めないけど →こちら
忙しくて猫の手も借りたい、っていう表現は
あちらにもあるのでしょうか?

もうひとつ、中国語版で楽しいのは、絵の中の文字まで
徹底的に中国語に翻訳してあることです。
絵本に出てくるお店の看板とかポスターとかも、じつにこまかく。
今回は、表紙のねこさんが持っているスーパーの袋に
「スーパーマルヤ」って書いてあるんですけど、
それが「東方超市」になってるの。
それも、上から文字を貼り付けたようなものじゃなく、
色とか字の雰囲気とか、筆のタッチまでそっくり真似してあって、
まさに職人技! いつも感心します。

このシリーズには『ペンギンじるしれいぞうこ』も入っています。
ちなみに、神沢利子さんの『ふらいぱんじいさん』もあって、
そのタイトルは「平底鍋爺爺」…っていうのだそうです。

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