弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

一級ボート免許取得

2022-07-30 16:56:27 | 趣味・読書
一級小型船舶免許に挑戦 2022-07-13で報告したように、旧四級(現二級)小型船舶免許から、一級小型船舶免許にレベルアップするための試験(学科試験のみ)を、7月12日に大田区の羽田試験場で受けてきました。
試験の合否は7月21日にネット上で発表になりました。無事に合格でした。

ここから免許証受領までにはまだ作業があります。
まず、日本海洋レジャー安全・振興協会関東事務所(横浜市)から、合格証明書を受け取らなければなりません。事務所まで出向くか、あるいは着払いの宅配便で送ってもらう必要があります。
合格証明書を入手したら、関東運輸局(横浜市)に出向いて、免許申請しなければなりません。
いろいろ調べると、皆さん海事代理士に代行申請を依頼しているようです。そこで私も調べて見ました。
田中海事事務所に照会のメールを出したところ、手数料4000円で、合格証明書の受領を含めてすべてやってくれるとのことです。そこで、お願いすることとしました。
旧四級の免許証、住民票、写真、その他の書類を郵送で発送し、印紙代2000円を含めて合計6000円を指定口座に振り込みました。
そして7月29日、免許証が宅配便で届きました。



免許証右上の「資格・限定等」を見ると、まずは「一級」とあります。一級小型船舶操縦免許であって、20トン未満の船舶(水上オートバイを除く)ですべての海域へ行けます。次に「特殊」とあり、水上オートバイの操縦ができます。一番下に「特定」とあり、遊覧船などの旅客の輸送を行う小型船舶の船長になれます。

今現在、一級または二級の免許を取得した場合、特殊(水上オートバイ)、特定は、自動的についてくるわけではありません。特殊は、それ専用の試験に合格する必要があります。特定は、「小型旅客安全講習」の過程を終了して「特定操縦免許」を取得しなければなりません。
私の場合は旧四級を平成2年(1990)に取得しており、当時は旧四級を持っていれば水上オートバイも操縦できたし、「小型旅客安全講習」制度もなく遊覧船の船長になれたのです。その権利が継承されて今に至っている、ということになります。
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キオクシアとWDの半導体生産を国が支援

2022-07-27 16:22:25 | 歴史・社会
政府、キオクシアとWDの半導体生産支援 上限929億円
7/26(火) ロイター
『萩生田光一経産相は26日の閣議後会見で、5G促進法に基づき、キオクシア(旧東芝メモリ)とキオクシアと米半導体大手ウエスタンデジタル(WD) の合弁会社から共同で申請があった先端半導体の生産設備整備計画を認定したと発表した。
最大で約929億円の助成金を交付する。
萩生田光一経産相が26日の閣議後会見で「日本におけるメモリー先端半導体の安定的な生産に資するものと判断した」と説明。足元の半導体供給網(サプライチェーン)強靭化や半導体産業の発展が期待できるとし「半導体に関する日米連携の強化にも資する」との見方を示した。

萩生田経産相は26日から米国主導の経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の閣僚級会合に出席、29日に米国・ワシントンD.C.で日米経済政策協議委員会(経済版2+2)に参加する。
IPEFは、バイデン米大統領が5月の来日時に発足を表明。・・・26日の初会合には日米のほか、オーストラリアやインド、ニュージーランドなど参加表明した全14カ国が出席する。今回の会議では、貿易やサプライチェーン(供給網)、クリーンエネルギー、インフラ、税・汚職対策などが議題となる。』

最近において、日本国内での半導体生産に対する政府の支援は、これが2件目です。
1件目は、TSMCが熊本に20nmクラスの半導体工場を新設し、それに日本政府が4千億円の補助をする、というものです。

日本国内立地の半導体工場(台湾、米国企業を含む)、あるいは日本の半導体産業(海外立地を含む)を、国はどのように援助すべきか、という点について、日本の半導体産業 2022-02-26で話題にしました。
半導体を4つに分類するとしたら以下のようでしょうか。
1.DRAMメモリー
2.フラッシュメモリー
3.ロジック
4.撮像素子
ロジックは、ロジック汎用品(線幅20nm以下程度)とロジック先端品(4nm以下)に分けられます。TSMC熊本は汎用品であり、TSMC台湾、および新規米国工場は先端品です。

日本政府は、まずはTSMCのロジック汎用品工場を日本の熊本に新設する計画に補助を出しました。
「日本が得意とする半導体装置産業、半導体材料産業の育成に寄与する」とアナウンスされましたが、これは間違いです。TSMCの新設工場が日本国内だろうが台湾だろうが、日本の半導体装置産業、半導体材料産業からの出荷先が台湾か日本か、という違いだけであり、育成の程度に差は出ないはずです。
熊本の新設工場が先端品でない点について。現時点での主要な消費先は汎用品です。台湾が中国に攻め込まれる経済安保問題を考えれば、主要な用途の製品を日本で作れるようにすることには意味があり、私はそれだけだと思っています。

そして、日本政府からの支援の2例目が、キオクシアと米半導体大手ウエスタンデジタル(WD) の合弁会社による先端半導体(フラッシュメモリー)の生産設備整備計画になりました。
これはこれでよろしいのですが、その他の分野はどうなるでしょうか。

DRAMメモリーについては、マイクロンジャパン(旧エルピーダメモリー)が、米国資本の日本国内工場です。キオクシアとWDに支援をするのなら、マイクロンジャパン(旧エルピーダメモリー)にも支援が欲しいところです。
本当なら、エルピーダが破綻する前に支援して欲しかったです。

ロジックについて、日本にはルネサスエレクトロニクス(以下「ルネサス」)という会社があります。ルネサスは、自動車用のロジック半導体では世界有数のシェアを有しており、重要な会社だと思います。しかし、買い主である自動車メーカーに買いたたかれ、収益性が悪かったようです。その危機を乗り切ったのは、ものすごいリストラを行うと共に、「40nmよりも微細の半導体は自前では開発・製造しない」という「ファブレス」の選択によるものでした。そして生産は台湾のTSMCに委託していました。
ロジック半導体について、日本の産業をどのように育成するのか、その点についての明確な見識が必要と考えます。国内産業であるルネサスについて、今のように40nm以下が製造できない会社のままでいいのか、それとももっと微細なものを生産できる技術を保有させるのか。保有させないとしたら、TSMCの1社に全面的によりかかるままとなります。
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F-2「後継機」開発計画

2022-07-26 17:53:26 | 歴史・社会
昨日の7月25日、テレビ東京のワールドビジネスサテライトを見ていたら、おかしなことを言っていました。「日本の戦闘機F-2後継機開発計画」というべきところ、「日本の戦闘機F-2開発計画」とコメントしていました。F-2は現在稼働中です。
番組を最後まで見ていましたが、誤り訂正はしていませんでした。
「私の聞き間違いかな?」と思い、調べて見たら以下のサイトが見つかりました。確かに間違えてコメントしています。
「ワールドビジネスサテライト」 2022年7月25日(月)放送内容
2022年7月25日(月) 22:00~22:58 テレビ東京
「ファンボロー国際航空ショー」
『世界最大の航空展示会「ファンボロー国際航空ショー」が、コロナ禍を経て3年ぶりに開催されたという。脱炭素の環境に配慮された機体が数多くお披露目された。一方で軍事防衛分野も注目されたと報じた。三菱重工業は防衛分野に力を入れており、無人ドローンによるセキュリティーシステムを提案している。岸田総理が防衛費増額の方針を示すなど、航空産業では防衛分野への関心が高まっている。さらにイギリスのBAEシステムズは次世代戦闘機「テンペスト」の開発を担っている。日本の戦闘機F-2開発計画を「テンペストの開発と統合する」との一部報道もあると報じた。』

そこで、テレビ東京のご意見・ご要望ページを利用して指摘を送っておきました。
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アベノミクスとゼロ戦

2022-07-24 11:37:57 | 歴史・社会
ゼロ戦は、太平洋戦争における日本海軍の主力戦闘機でした。
開戦劈頭、ゼロ戦は太平洋の戦場で無敵でした。
その当時、戦闘機のエンジンはどの国でも1000馬力クラスでした。日本のゼロ戦も1000馬力クラス、アメリカの空母艦載戦闘機はグラマンF4Fワイルドキャットで同じく1000馬力クラスです。そしてグラマンはゼロ戦に全く歯が立たず、「ゼロ戦に遭遇したら逃げてもよい」とされていたほどです。
ゼロ戦は、1000馬力エンジンで最高のパフォーマンスを発揮すべく、防御を犠牲にして徹底して軽量化されました。卓越した技能の搭乗員がいるからこそ、ゼロ戦は成立しました。

開戦から1年が経過する頃、米国は優秀な2000馬力クラスのエンジンを搭載した戦闘機を投入しました。空母艦載機はグラマンF6Fヘルキャットです。航空戦能力はゼロ戦に劣らず、防御能力は格段に優れています。ミッドウェー海戦を経て日本の優秀な搭乗員は激減し、総合力でゼロ戦はヘルキャットに太刀打ちできなくなりました。

本来であれば、日本も2000馬力エンジンを早期に実用化し、2000馬力クラス戦闘機を大量生産してゼロ戦から置き換えるべきでした。しかしエンジン開発は難航し、疾風、五式戦や紫電改が実用化されはしましたがゼロ戦と置き換わるほどの量産はされず、結局、ゼロ戦は1945年の終戦に至るまで、働かせられたのです。

さて、アベノミクスです。
アベノミクスがスタートしたのは、2013年の初めです。
2008年から2013年までのドル円5年間の推移を見ると以下のようになります。下の2つの図の横軸は2008年以降の5年間を示し、上は縦軸が円/ドル、下は縦軸が日経平均株価です。

このグラフは、
ドル円5年間の推移と“2010年円高” 2013-02-11“2011年円高”と“白川相場” 2013-02-21などで紹介してきました。
アベノミクス第1の矢(金融政策)、第2の矢(財政政策)、第3の矢(成長戦略)のうち、第1の矢(金融政策)は速攻で明確な効果をもたらしました。これこそアベノミクスの効果であり、第1の矢のみが実効性をもたらしました。
この効果が有効であるうちに、第2の矢、第3の矢、特に第3の矢(成長戦略)を発揮して、日本経済を建て直すべきだったのです。しかし、
黒田日銀の政策発動期待、消費増税に大きな心配ない=浜田内閣官房参与
2013年11月15日, ロイター
にもあるように、浜田宏一・内閣官房参与(イエール大学名誉教授)は『アベノミクスの三本の矢を大学の通知表にならって採点すると「金融緩和はAプラス、財政政策はB、成長戦略の第三の矢はE」とした。』(3つ合わせて“ABE”)と評価される始末でした。

この時点で、アベノミクスは、「円高是正、株高実現」ということで十分に役割を果たしたのです。それに続く成長戦略がないまま、9年が経過しました。「アベノミクス」という言葉は、現時点では過去の事象として語られるべきものです。ところが現在でも、まだ“アベノミクス”が現在形で語られています。それというのも、アベノミクスで直接得られた効果「円高是正、株高実現」を利用した、次の政策が出てこなかったからです。

そう、“アベノミクス”は、第2次大戦における“ゼロ戦”と同じ運命をたどっているのです。
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安倍元首相の警護計画

2022-07-19 22:30:39 | 歴史・社会
奈良西署、銃撃前日から不祥事発表を準備…急きょ演説決まり「対応に追われた」
2022年07月15日 13時21分 読売新聞
『安倍晋三・元首相銃撃事件が起きた8日、奈良県警は、現場を管轄する奈良西署に関係する不祥事事案の発表を予定していた。県警本部は不祥事事案を8日に発表する予定で、同署では7日、幹部らが報道発表に向けて県警本部との調整などに追われていたという。その一方で、急きょ安倍氏の演説が決まったという。7日夕、安倍氏が近鉄大和西大寺駅前(奈良市)で8日に街頭演説を行うとの連絡を受け、不祥事事案に関する業務と並行して、警護・警備のための計画を県警本部と急きょ作成し、現地調査などが行われた。
鬼塚友章・県警本部長によると、警護計画を確認し、原案通りに承認したのは8日午前だったという。
捜査関係者は「事件前日から奈良西署では不祥事の対応に警護の準備が重なり、対応に追われていた」と話している。』


要人警護に縦割りの壁 県警の計画、警察庁に報告されず 安倍元首相銃撃
2022年7月19日 日経新聞
『安倍晋三元首相が奈良市の街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、要人警護に関する都道府県警察と警察庁の連携が課題として浮上している。都道府県警がつくる元首相らの警護計画は通常、警察庁に報告されていない。これに対し、海外では要人警護は国レベルで対応しているケースが多い。警察庁は今回の検証テーマのひとつに「警察庁の関わり方」を挙げており、要人警護における警備指揮のあり方は今後、議論の対象となりそうだ。』
『今回、安倍氏の応援演説の警護計画は奈良県警が策定し、県警トップの鬼塚友章本部長が承認。元首相の警護計画は通常、警察庁に報告されない。今回も警察庁は事前に把握していなかった。』
『事件の捜査や要人警護を実施するのは原則、都道府県警だ。警護の場合、警察庁からセキュリティーポリス(SP)が派遣される場合もあるが、指揮は現地の警察本部が執る。今回の安倍氏の演説にもSP1人が同行し、県警の3人の警察官と安倍氏の近くで一緒に警護に当たっていた。』

今回の安倍氏の応援演説の警護計画に関して、関与する組織が4つあります。

○ 奈良県警:責任部署
○ 奈良西署:所轄
○ 警視庁:SPを1人派遣
○ 警察庁:??

上記日経記事にあるように、警察庁は関与しないことになっています。これに対して「これからは警察庁が面倒を見るから、責任部署の県警は警察庁に警護計画を報告するように」などという方針が出たら、屋上屋を重ねるだけでさらに悲惨になるでしょう。
今回、街頭演説が行われるとの連絡は前日の夕刻に入ってきました。そして、県警本部長が計画を承認したのは当日の午前です。事件が起きたのは午前11時半頃でした。その警護計画が警察庁に報告されたとして、一体どのような効果が上がるのでしょうか。

直前に決まった警護について、計画のブラッシュアップは奈良の現場でこそなされるべきです。東京の警察庁に出番はありません。そして、奈良県警も奈良西署も要人警護についてはプロではありません(多分)。一番プロらしく見えるのは警視庁から派遣された1名のSPです。現場において、県警本部、所轄の奈良西署、派遣された警視庁のSPは、どのように協力して計画をプラッシュアップするのでしょうか。

「県警本部が本気で取り組み、プロである警視庁のSPからの助言を真摯に受け止める。所轄は出された方針を全うするよう全力を尽くす。」というような体制が考えられます。
一方、普段見慣れている刑事物のテレビドラマによると、まずは県警どおしの縄張り争いがあります。今回、奈良県警は警視庁のSPの助言をどれだけ取り入れたのでしょうか。
同じくテレビドラマによると、所轄(奈良西署)と本庁(奈良県警)の間の確執がしょっちゅう見られます。要人警護なのですから、計画は奈良県警が策定し、所轄である奈良西署は実務部隊として働く、ということが考えられます。しかし、一番上の新聞記事からすると、奈良西署が不祥事事案の発表準備に追われ、これが警護の不備に繋がったとの見方をしています。奈良西署が、「警護は所轄の仕事だ」と出しゃばっていたのでしょうか。
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コロナワクチン4回目接種

2022-07-17 10:14:25 | 歴史・社会
私は、コロナワクチン3回目を1月29日に接種しています(コロナワクチン3回目接種 2022-01-30)。60歳以上である私の4回目は、3回目から5ヶ月以降ですから、6月29日以降となります。
杉並区の接種券はずいぶん早くに郵送されてきました。到着日は忘れましたが、お知らせの日付は5月16日になっています。予約受付は5月28日からです。

私は、7月12日に小型船舶免許の受験を予定していたので、ワクチンの副反応を懸念して、受験日よりもあと、7月14日の接種を考えました。

予約のため、杉並区の接種予約サイトにアクセスしました。まずは、希望するワクチンの種類をファイザーかモデルナか、選択します。「自分が希望する種類を選択できる」ということですね。私は、1~3回と同じファイザーを選択しました。
次いで、希望する日時、選択可能な接種会場を選んでいきます。希望する7月14日で、自宅から徒歩で往復できる会場として、下高井戸おおぞら公園を選択することができました。私が1,2回目の接種を受けた場所です。

当日、予約時刻は10:00~10:20ですが、10:10頃に会場に到着しました。待たされることなく、直ぐに受付、予診と進み、接種を受けました。10:00~10:20の予約枠には、20分間で接種可能な人数よりも相当に少ない人数しか受けに来ていなかったのでしょう。接種を受ける側からすると待たされないので好都合でしたが、会場運営には相当の無駄が生じていると思われます。

接種後の副反応はほとんど感じられません。3回目の時は、それでも接種翌日に腕を上げると肩が痛かった記憶がありますが、4回目の今回はそれもごくわずかしか感じませんでした。

ちょうど、コロナ第7波の拡大時期に、4回目を接種することができました。接種から免疫取得までのタイムラグを考えると、もう1週間ほど前に受けるのがベストだったでしょうが、まあラッキーの部類に入ると思います。
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中国が空自AWACS模型を破壊

2022-07-16 10:29:10 | 歴史・社会
ウクライナ戦争の影響により、「日本の防衛予算を対GDP比で1%から2%に上げるべき」という議論が活発になっています。対中国抑止力を確保するため、日本の防衛力を増大すべきことは明らかです。それでは、増額した防衛予算で何を充実すべきなのでしょうか。
その答を、今回中国が直接教えてくれました。

中国、AWACS形の空自機模型を破壊 ミサイル訓練か
2022年7月15日 日経新聞
『中国が新疆ウイグル自治区の砂漠地帯に設置していた航空自衛隊の早期警戒管制機(AWACS)に似た構造物を破壊したことが分かった。日本経済新聞が衛星写真を複数の専門家と分析して確認した。日本を仮想標的とするミサイル攻撃の訓練に使った可能性がある。
米衛星運用会社プラネット・ラブズが撮影した衛星写真を調べた。5月中旬の同地点の写真には自衛隊のAWACS「E767」を模した形の物体や滑走路、駐機場のような建築物が写っていた。7月13日の写真では構造物が破壊され、破片や黒い焼け跡のようなものがみえる。
防衛省によるとAWACS「E767」を運用しているのは世界で自衛隊だけで、浜松基地に配備する4機しかない。』

「数時間で空自全滅」に向き合え~ウクライナの空が投げかける教訓
【トップガン対談・特別編】高橋杉雄×小野田治(後編)
2022.07.09 現代ビジネス
防衛研究所・防衛政策研究室長の高橋杉雄氏と、元航空自衛隊西部航空方面隊司令官・空将の小野田治氏が、専門家としての視点からロシアのウクライナ侵攻を語りつくす注目の対談。
『高橋 私が日本の防空体制で最も必要だと考えるのは、レジリエンス、すなわち「航空基地の打たれ強さ」です。航空自衛隊の戦闘機の格納庫は何の防護もない。ピンポイント攻撃できないミサイルでの攻撃でさえもやられてしまいます。個人的な見解ですが、鉄筋コンクリート製のバンカーの設置は急務です。
米軍基地にあるような、直撃以外では破壊できないくらいのバンカーを作り、かつ滑走路の修復能力も強化をしていく。仮に撃たれても作戦能力を維持できるようにしないと、最初の数時間でほとんどの機体がやられてしまう。
もはやF-35を持とうが、最新型の戦闘機を持とうが、地上でやられたらどうにもならない。地上においてできるだけ生き残れるようなインフラを作る必要がある。ただ、ものすごくお金がかかりますが。

小野田 耐弾性の高いバンカーはひとつで100億円かかります。戦闘機と同じぐらいの値段がかかる。だから航空自衛隊は過去のある時期に途中であきらめてしまいました。

高橋 しかし戦闘機2機が裸でいるのと、ちゃんとしたバンカーに戦闘機1機がいるのと、どちらがいいのかということです。もちろん戦闘機の頭数がないと困る部分もある。予算が増えなかったらそれはできないんですけれども、お金をかけられるなら、まず整備すべきです。いまあるものをちゃんと戦えるようにしましょうよ、ということです。』

日本の防衛予算を対GDP比で1%から2%に上げたとき、対中国抑止力を確保するために何を充実すべきなのか、その答を、今回中国が直接教えてくれました。
『まずは、航空機、特にAWACS早期空中警戒管制機を守るための掩体壕(バンカー)を建設すべし。もちろんF-35、F-2戦闘機の掩体壕も。
耐弾性の高い有効な掩体壕が1基100億円もする、というのは驚きですが、対GDP比で予算が1%も増えるのですから、その中で対応可能でしょう。
もちろん、1基100億円のバンカーも、バンカーバスターの直撃を受けたらもたないでしょう。しかし、今のままでは精密誘導爆弾でなくても、近くで1発炸裂しただけで周囲の多くの航空機がやられてしまうのですから、そのような事態だけは回避しなければなりません。

しかし中国は、眠りについている日本の世論を呼び覚ますような行動を、なぜこの時点でとったのでしょうか。そこは疑問です。しかし、日本を目覚めさせてくれたことに謝意を表さなければなりません。

航空機のバンカー以外では、どのような部分に追加防衛予算をつぎ込むべきなのでしょうか。
飯柴智亮著「2020年日本から米軍はいなくなる」 2014-08-31でも書いたように、中国が日本侵攻を可能にする軍事態勢を整えた際、日本は米軍に頼ることができず、日本独自で抑止力を保有すべきとしています。
『今(2014年当時)、中国の戦闘機ははJ-11B(中国版Su-27)で、能力はF-15を超えているかもしれない。さらにSu-35になると完璧にF-15を凌駕する。これに自衛隊が対抗するには迎撃能力を高めるしかない。衛星、グローバルホーク、AEW早期警戒機、レーダー、次に優秀なAWACS早期空中警戒管制機の運用。必要なのが長距離・高速で敵機を撃破できるミサイル。中国機2000機に対して、我が方は700機必要。
イージス艦をミサイル迎撃に使うのではなく、本来の戦闘機撃墜用に使う。基地防衛にパトリオットを投入する。
海自は、いずも型(26000トン)、ひゅうが型(19000トン)のヘリコプター搭載護衛艦に、F-35Bを搭載して4個軽空母機動部隊を造る。搭載機数は合計で40機。対潜哨戒機も増強する。
中国空母が日本近海に現れたら、F-2戦闘機に対艦ミサイルを搭載して出撃する。
海自の軽空母は何隻かやられるが、中国空母を最低1隻撃沈し、艦載機のほとんどを撃墜すればよい。そのあとに米軍が出てくる。
対中国は統合空海戦闘だから、陸上兵力の出番はない。もし陸上兵力が必要な状況に陥ればその時点でもう、100%勝負はついている。』
『これにより、日本は中国にとって攻めがたい国になる。中国は勝てると判断するまでこない。絶えず日本が準備して、中国が勝てない国になっていれば、来ない。』

上記のうち、『いずも型、ひゅうが型のヘリコプター搭載護衛艦に、F-35Bを搭載して4個軽空母機動部隊を造る。搭載機数は合計で40機。』はすでに対処済みですね。あとは、航空機機数の大幅増大、基地防空能力(パトリオットなど)の増強、ドローンの有効活用、対艦ミサイルの拡充(地対艦、空対艦いずれも)といったところでしょうか。

p.s. 7/27
自衛隊「2カ月で弾切れ」 有事想定足りぬ装備・施設
防衛費の研究② 2022年7月26日 日経新聞
『日本の防衛費は人件費・糧食費と維持費が6割を占める。現状を保つだけで巨額の費用がかかり、さらに戦闘機や艦艇などの取得や更新の予算もかさむ。その裏に有事に不可欠な弾薬や施設が手薄になる問題が潜む。』
『防衛省は対処能力を伏せるため弾薬の具体的な保有量を公表していないが、政府内には南西諸島の有事に関する試算がある。3カ月の防衛に必要な弾薬のうち現時点で確保するのは6割ほど。2カ月間程度で「弾切れ」になるという。』
『目に付きにくい問題には「装備の守り」もある。例えば地上に駐機している航空機だ。浜松基地(静岡県)は航空自衛隊の早期警戒管制機(AWACS)「E767」が4機ある。同基地には爆撃から防護する「掩体(えんたい)」がない。
E767は広範囲を監視する「空の司令塔」といえる重要な装備だ。中国も象徴的な装備品だと認識している。日本経済新聞の分析では中国が砂漠地帯にE767を模したとみられる構造物を設け、破壊していた。
小野寺五典元防衛相は「戦闘機を隠すなど『抗たん性』を持たせる取り組みがいる」と強調する。装備品が稼働する前にたたくのは軍事の常道だ。それから守れなければ戦力は大幅にそがれる。
掩体は米欧や韓国、台湾など海外では一般的だ。元空自幹部によると空自の基地では千歳(北海道)や三沢(青森県)など一部にとどまる。千歳基地の掩体も築40年近くになり外壁がさびて変形しているという。』

やっと、新聞も追いついてきましたね。
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一級小型船舶免許に挑戦

2022-07-13 17:21:42 | 趣味・読書
知床遊覧船遭難事件では、遊覧船の船長としてどのような資質と覚悟が必要となるのか、考えさせられました。
船長の資格という観点から、知床遊覧船事故 2022-05-03を記事にしました。

私は、1990年発行の四級小型船舶操縦士免許(旧四級)を持っています。免許証は5年ごとに更新が必要で、私は更新していないので現時点では失効中です。いつでも更新によって有効化することができます。
私が取得した後に法改正があり、現在の小型船舶免許は、一級、二級、特殊の3種類です。特殊は水上オートバイのみ、一級と二級は20トン未満の船舶(水上オートバイを除く)が対象です。二級は海岸から5海里(約9km)までの海域、一級はすべての海域で操縦できます。
私の旧四級は、現在の二級と特殊に有効です。

知床遊覧船の船長になろうとしたら、一級または二級の小型船舶操縦士免許を保有するとともに、特定操縦免許という免許が別途必要です。試験はなく小型旅客安全講習を受講すれば取得できます。この講習はほぼ1日かかり、海難時の救命や本物の救命いかだを使用して内部の艤装品(備え付けの備品)を知り、その後の漂流に際し必要となるサバイバル術を学ぶとのことです。私の旧四級は、この「特定」についても自動的に有効のようです。

私が四級を取得した当時、一級と四級は、操縦できる船の大きさでも相違がありました。四級は5トン未満に制限されていました。従って、もし私が一級を取得しようとしたら、5トンを超える船を用いた実技試験を新たに受ける必要があるだろう、と勝手に思っていました。

今回の知床遊覧船事故に対応していろいろ調べたところ、私のような旧四級保持者は、新たに実技試験を受けることなく、学科試験のみを受けて合格したら、一級の資格が取得できることが判明しました。
これはおもしろいことになりました。
私は、一級はおろか二級ですらボート免許は何ら必要がありません。従って、一級の免許取得は資格マニアに過ぎません。その資格マニア熱が、またうずいてきた、ということです。

学科試験は、4択問題です。4つの選択肢の中から正しいもの、あるいは誤っているものを一つ答よ、という問題です。
二級(旧四級)保持者が受けるべき学科科目は、上記4択問題が合計で14問です。内訳は、
(1)海図の上に作図して問に答える問題が3問
(2)航海計画、天気図、潮汐、荒天航法、海難事例が合計で5問
(3)エンジン、保守整備、故障時の対応が合計で6問
となります。

勉強のための必須図書は2冊
「1級小型船舶操縦士(上級科目)学科試験問題集」
「小型船舶操縦士学科教本 一級ボート免許取得のための学科テキストパート2」
それに念のためということで、下記の書籍も購入しました。
「小型船舶操縦士学科教本 二級ボート免許取得のための学科テキスト(兼・一級学科テキストパート1)」

海図の作図問題では、大型の三角定規、デバイダ、コンパスが必須です。いずれも、私が所有しているもので足りました。
下の写真は、実際に私が受けた試験で使われた海図の上に、私が用意した大型の三角定規、デバイダ、コンパス、シャーペン、消しゴムを並べたものです。


上記「1級・・・学科試験問題集」には、A3両面印刷で海図が入っています。実試験での海図はB3両面印刷であり、それよりも小さめの海図です。まずはコンビニでこの海図を大量にカラーコピーしました。今回の受験ではこの海図のコピー代が、試験手数料(10500円)の次に高価でした。
海図問題の解き方については、例えばこちらこちらに解説記事があります。
試験場には電卓を持ち込めません。問題によっては、「距離/速度」の計算で所要時間を算出する必要が生じるのですが、手計算で行くしかありません。私は練習問題を解くとき、手計算でケアレスミスが多発しました。

試験申し込みは、日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)のページに説明されています。
「管轄のJMRA」について、東京は「関東事務所」が管轄で横浜市にあります。管轄のJMRAに郵送で依頼し、試験申込書を郵送で送ってもらいました。試験日については、管轄のJMRAに電話をかけて予約します。所定の写真、住民票を準備し、試験手数料を振り込み、試験申込書を郵送で送付すると、受験票が郵送で送られてきます。

試験会場は選択することができます。実技試験の関係で、どの試験会場も海岸に接した場所です。私は、東京都大田区の「羽田試験場」を選びました。

さて、試験当日です。
集合時間は9時なので、早い時間に家を出ました。
「羽田試験場」は、「羽田第2水門内」にあるとのことです。
京浜急行を大鳥居駅で降り、産業道路を南下します。目の前に大きな斜張橋が見えてきます。大師橋です。その手前を左に折れると、大きな水門が現れます。
下の写真で、右に見えるのが大師橋、中央やや左が水門です。これが「羽田第2水門」なのでしょう。水門の向こうが多摩川、水門の手前側が船だまりです。



船だまりには、上の写真のように、船が係留されています。
そして船だまりの一方の端(東側)に、下の写真の建物があります。1階が艇庫であり、2階が今回の試験会場になっています。


受験生は、一級、二級、特殊が混在で、一級も、私のように二級相当を保持して問題数が少ない人、フルに問題を解く人など種々様々です。
まずは身体検査です。両目それぞれ、矯正視力で0.5以上が要求されます。全員合格でした。

学科試験は一斉にスタートです。試験時間はそれぞれで、私(二級免除の一級)の場合は75分間でした。
試験勉強で練習問題を解いた感覚では、試験時間75分よりも早く終了するだろうと思っていました。しかし、全問を解き終わり、1回目の見直しがほぼ完了したところで、試験官から「終了です」と声をかけられました。見直し1回でほぼ試験時間いっぱいかかったことになります。

試験会場を出て、艇庫の壁に貼ってある正解を確認しました。全問正解とはいきませんでしたが、何とか合格点(14問中10問以上正解)は取れたようです。

帰り際、もう一度大師橋を眺めました(下写真)。
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安倍元首相襲撃事件の警備問題

2022-07-12 15:52:24 | 歴史・社会
銃撃でお亡くなりになった安倍元首相のご冥福をお祈りします。

襲撃事件に際しての、元首相を守るための警備体制が問題になっています。
台の上で演説をする安倍さんの背後が隙だらけで、手製の銃を持つ犯人の接近と2射の発射を許してしまいました。2射目6発のうちの1発の弾丸が安倍さんに命中し、致命弾となってしまいました。

要人警備のプロフェッショナルが、1人でも安倍さんの背後を警戒していたら、近づいてくる犯人を不審者と見抜き、事前に取り押さえられた可能性があります。今回は、背後を警備する警護者の中にプロが1人もいなかったわけで、なぜそうなったかはこれからの検証待ちです。
「1射目の銃声を聞いてから2射目発射までの3秒間に、安倍さんを抱きかかえるなどの防御措置を講じるべきだった」との声があります。たしかに、映画に登場する優秀なSPであればその通りです。しかし、そのような対応が可能になるためには、そのような場面を常に想定し、反復訓練を重ね、事件の当日も常に動作のイメージトレーニングを続けているほどのプロでないと対応はできないと思います。

私は、危機に瀕しての瞬発的な動作について、佐々淳行さんの著書に記憶があります。
「香港領事 佐々淳行 香港マカオ騒動、サイゴンテト攻勢」(文春文庫)という本です。
警察庁の官僚だった佐々淳行さんは、1967年当時、外務省に出向して香港駐在領事に就いていました。その当時、英植民地香港で「香港暴動」が発生したのです。
中国本土で文化大革命が始まったのが1966年、そしてベトナム戦争への米軍の本格介入が始まったのが1965年です。そんな状況下で、香港における北京系中国人の反英感情に火がつき、香港暴動が始まりました。至る所で手製爆弾が発見され、爆発しています。
そんな状況での1エピソードです(220ページ)。

『ヴェトナムの戦場で活躍していた平敷安常さんという毎日のカメラマンが来港したことがある。
昼間の街中を案内していた時、近くで爆発音が響いた。
とたんに平敷カメラマンの姿が消えた。文字通り一瞬にして体を投げ出すようにして物陰に伏せたのだ。
ヴェトナムの前線ではこの反射神経の速さが生死をわけるのですと、きまり悪そうに身を起こした平敷さんの弁をきいて、上には上があるものだと感心した。』

今回の襲撃事件も、「1射目から2射目までの3秒間に何ができたか」については、反射神経にまで研ぎ澄まされた動作でない限り、実現は不可能だったでしょう。襲撃の態様として、刃物や鈍器は念頭にありますが、銃器については、もちろん「想定内」ではありましょうが、反射神経にまでは至っていなかったはずです。

今回の凶器は、手製の散弾銃(1射あたり6発で2射可能)でした。命中精度は非常に低いものと推定できます。そのような武器を用いて、2射のうちの1射で安倍さん1人に致命傷をあたえ、近くに大勢いたその他の人には一発も当たらなかった、というのは、ほぼ奇跡に近いだろうと思います。
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高尾山訪問3

2022-07-02 09:44:41 | Weblog
6月30日(木)、今年になって3回目になりますが、高尾山を訪問しました。

上のルート図で説明します。この地図、左下に京王線の高尾山口駅、右端の上から1/3付近に高尾山山頂が位置しています。
6月7日(1回目)は、麓から1号路(赤色)を歩き、ケーブルカーの高尾山駅まで歩いて、ケーブルカーで帰ってきました。歩きの高低差は270m程度です。
6月17日(2回目)はまずケーブルカーで高尾山駅まで登り、そこから4号路(青色)、途中からいろはの森コース(灰色)、1号路(赤色)と経由して高尾山山頂まで登り、徒歩でケーブルカー高尾山駅まで下り、そこからケーブルカーで降りてきました。
3回目である6月30日は、紫色の6号路を徒歩で登りました。高尾山山頂までは行かず、6号路が3号路と合流したところで、3号路経由で下ってきました。ケーブルカーの下りも利用しました。高尾山口駅から高尾山山頂の直下までを歩いたので、徒歩の高度差は今回が最も多くなりました。

この日は、梅雨明け直後の酷暑が予測されています。午前中には歩き終わる予定で、登り始めました。

ケーブルカーの麓側の駅(清滝駅)

上の写真にあるように、真っ青な青空です。

6号路を歩き始めます。下3枚の写真のように、陽光に映える森の中、木漏れ日がこぼれる森の中を歩きます。






琵琶滝らしき滝


下のルート図で、6号路の途中に琵琶滝と大山橋が記されています。上の写真が(たぶん)琵琶滝、そしてルート図の下の写真が大山橋です。


大山橋


さらに進みます(下2枚)。




6号路も終点に近くなると、恐怖の階段が待っています(下2枚)。




そして、階段が尽きたところが、6号路の上側終点です(下写真)。


下の写真は、6号路側からその先を見たところです。四つ辻になっています。一つは6号路です。左へ行く道路が5号路(時計回り)、まっすぐが5号路(反時計回り)、そして右へ下る道が3号路です。ここから上の高尾山山頂には前回到達しているので、今回は無理をせず、ここから3号路を下ることにします。


そして、薬王院の門に至りました。


今回は、門の四方を固める四天王(?)も写真に収めました。




こうして、ケーブルカーなどを使わずに高尾山頂上直下までを徒歩で登るトライを果たしました。あとは、今回の6号路とほぼ並行して走っている稲荷山コース、高尾山のさらに先の城山に至るコース、などが残っています。

今回の6月30日を含め、今は盛夏です。今回の6号路は森の中で、直射日光を浴びる箇所は少なかったのですが、それでも、帰宅したあとはぐったりして、何もできませんでした。直射日光を浴びる尾根道(城山に至るコース)などは特に避けるべきでしょう。次のトライは秋まで待った方がよさそうです。
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