6月28日朝日新聞天声人語
「いつかは最後まで読みたい小説に、島崎藤村の『夜明け前』がある。明治維新の前後を描いた大作である。頭から読んで何度も挫折し、いっそ第2部から始めようとページをめくるが、牛の歩みだ。
このままでは一生無理かもしれないと、ダイジェスト版も手に取った。うーん、これでは読んだことにならないか。でも挫折で終わるよりはましか・・・。」
うわっ! これは私と全く同じ経験です。島崎藤村の「夜明け前」を何度も読み始めましたが、途中で挫折してしまいます。「夜明け前」にはそのような魔力が潜んでいるのでしょうか。
夜明け前 (第1部 上) (新潮文庫)
夜明け前 第1部(下) (岩波文庫)
夜明け前 (第2部 上) (新潮文庫)
夜明け前 (第2部 下) (新潮文庫)
同じように途中で挫折する書籍に、バーバラ・W・タックマン著の「八月の砲声」があります。
八月の砲声 上 (ちくま学芸文庫)
八月の砲声 下 (ちくま学芸文庫)
書評には「第一次世界大戦の勃発に際し、政治と外交と軍事で何がどう決定され、あるいは決定されなかったかを克明に描いてピュリッツァー賞に輝いた、戦争ノンフィクションの傑作。」とあります。
第二次世界大戦後、キューバ危機に瀕したとき、ケネディ大統領はこの本をよりどころとして判断の過ちを防いでいました。
『彼(ケネディ大統領)は、バーバラ・タックマン女史の著書「八月の大砲」に深い感銘を受けていた。ロシア、オーストリア、ドイツ、フランス、イギリスの誤算と誤解を、その本は明らかにしている。大統領は、誤算を犯して、この十月について同じような本が書かれてはならないと決意していた。』(ロバートケネディ著「13日間 - キューバ危機回顧録 (中公文庫)」の「終章」より)
しかし「八月の砲声」は、登場人物が多く、さらに、人物の描写において国名や役職が記載されず、ファーストネームのみで記載されていたりするので、話しについて行けません。登場人物名のメモを作成したりもしているのですが、なかなかです。
いつかは読み切りたいと思っている書籍の一つです。
「いつかは最後まで読みたい小説に、島崎藤村の『夜明け前』がある。明治維新の前後を描いた大作である。頭から読んで何度も挫折し、いっそ第2部から始めようとページをめくるが、牛の歩みだ。
このままでは一生無理かもしれないと、ダイジェスト版も手に取った。うーん、これでは読んだことにならないか。でも挫折で終わるよりはましか・・・。」
うわっ! これは私と全く同じ経験です。島崎藤村の「夜明け前」を何度も読み始めましたが、途中で挫折してしまいます。「夜明け前」にはそのような魔力が潜んでいるのでしょうか。
夜明け前 (第1部 上) (新潮文庫)
夜明け前 第1部(下) (岩波文庫)
夜明け前 (第2部 上) (新潮文庫)
夜明け前 (第2部 下) (新潮文庫)
同じように途中で挫折する書籍に、バーバラ・W・タックマン著の「八月の砲声」があります。
八月の砲声 上 (ちくま学芸文庫)
八月の砲声 下 (ちくま学芸文庫)
書評には「第一次世界大戦の勃発に際し、政治と外交と軍事で何がどう決定され、あるいは決定されなかったかを克明に描いてピュリッツァー賞に輝いた、戦争ノンフィクションの傑作。」とあります。
第二次世界大戦後、キューバ危機に瀕したとき、ケネディ大統領はこの本をよりどころとして判断の過ちを防いでいました。
『彼(ケネディ大統領)は、バーバラ・タックマン女史の著書「八月の大砲」に深い感銘を受けていた。ロシア、オーストリア、ドイツ、フランス、イギリスの誤算と誤解を、その本は明らかにしている。大統領は、誤算を犯して、この十月について同じような本が書かれてはならないと決意していた。』(ロバートケネディ著「13日間 - キューバ危機回顧録 (中公文庫)」の「終章」より)
しかし「八月の砲声」は、登場人物が多く、さらに、人物の描写において国名や役職が記載されず、ファーストネームのみで記載されていたりするので、話しについて行けません。登場人物名のメモを作成したりもしているのですが、なかなかです。
いつかは読み切りたいと思っている書籍の一つです。