弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

iPadがやってきた(2)

2010-06-29 20:01:04 | 知的財産権
前報に引き続き、iPadの紹介です。

iPadにはキーボードがありませんが、どのようにして文字入力するのでしょうか。
文字入力の場面になると、例えばグーグルの検索窓にタッチすると、画面上にキーボードが現れます。
 
キーボードは3種類あります。最初に現れるのは左上写真のやつです。アルファベットのみが刻印され、数字もありません。ここで半角アルファベットが入力できます。次に数字などの入力です。左上写真の右下と左下に「?123」というボタンがあります。ここを押すと、画面が右上写真のように変化し、数字や記号の入力が可能になるのです。
次に日本語入力です。左上写真・右上写真いずれも、下段の左から2番目に地球儀が書かれたボタンがあります。これを押すと、下のような画面に変わります。下の写真は、キーボードで"tokkyo"と入力した場面です。キーボードの上段に日本語の変換候補が現れています。これらのどれかを指で触れば変換完了です。


次に、写真や動画の共有についてです。
私の母親や家内の母親にiPadを渡した後、私の孫の成長の様子を写真や動画で見てもらおう、というのが今回iPadを購入した主目的です。ですから、動画や写真はインターネット上に格納しておき、パスワード付きでアクセスしてiPadで見られるように工夫する必要があります。

すでに、私の孫の写真や動画をアップするプライベートサイトができていまして、iPadでもそれを使うつもりにしていました。
iPadの仕様として、フラッシュ形式の動画を見ることができない、という点が有名になっています。そのせいかどうか、すでに出来上がっているプライベートサイトにiPadでアクセスしたのですが、動画が再生されません。

今年5月、中学のクラス会のとき、担任だった田崎清忠先生のスピーチをデジカメで録画収録していました。その動画をクラス会のみんなと共有したいと考え、同じくプライベートサイトに動画をアップしました。私は@niftyを利用しているので、プライベートサイトとしてlacoocanを選びました。ユーザー名とパスワードを設定し、それらを知っている人のみがアクセスできます。
アップする動画形式として、「パソコンで最も普及しているのはフラッシュ形式」との情報があったため、フラッシュ形式を選びました。
しかし上記のように、iPadではフラッシュ形式の動画を再生することができません。拡張子が「mp4」であるmpeg4形式の動画が読めるようです。
いろいろ試した結果、動画ファイルをインターネット上のサイトにアップした上で、同じくサイト上にhtmlファイルをアップし、そのhtmlファイルに以下のように記述しておけばいいことがわかりました。
<a href="http://サイトのアドレス/ファイル名.mp4">iPad動画再生</a>(カギ括弧は半角にします)
iPadでアクセスし、表示された「iPad動画再生」を指で触れると、ファイル名.mp4の動画が全画面表示で再生されます。

以下に例を示しました。
iPad動画再生
パソコンで上記をクリックして動画を再生するためには、パソコンにQuickTimeがインストールされている必要があると思われます。

一般のパソコンでの動画再生について、私は以下のようにしています。
パソコンでフラッシュ動画再生
上をクリックしてdogai-swf.htmを実行すると、そのhtmlファイルには以下のような記述があります。
<object classid="clsid:d27cdb6e-ae6d-11cf-96b8-444553540000" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=7,0,0,0" width="320" height="300">
<param name="movie" value="http://サイトのアドレス/ファイル名.swf" />
<param name="quality" value="high" />
<param name="bgcolor" value="#FFFFCC" />
<param name="loop" value="false" />
<embed src="http://サイトのアドレス/ファイル名.swf" quality="high" bgcolor="#FFFFCC" loop=false width="320" height="290" align="middle" type="application/x-shockwave-flash" pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" />
</object>
上記の内容、インターネットでいろいろ調べた結果を基に試行錯誤でたどりついたものです。これにより、画像がループ再生されることなく、正常に再生されます。

デジカメで撮った動画は拡張子「mov」ファイルであり、これを拡張子「mp4」や「swf」のファイルに変換する必要があります。私はvectorで探した結果、らくちん動画変換2を見つけてこれを使っています。

次に写真です。
関係者しか閲覧できないネットサイトにアップした写真をiPadで閲覧でき、なおかつ全画面表示でスライドショーが楽しめるとグッドです。試しにgoogleのpicasaを利用してみました。特定の人のみに公開し、1GBまで無料で使え、スライドショーも可能です。望み通りの使い方ができそうです。普段はiPadを下の写真のようにドックに立て、充電を行いつつpicasaからひ孫のスライドショーを流しておくのがよいでしょう。

取り敢えず、二人の85~90歳のおばあちゃんが、ひ孫の成長をiPadで見守ることのできる環境が整いました。
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iPadがやってきた

2010-06-27 11:49:11 | サイエンス・パソコン
アップルのiPadがすごい人気です。
このiPad、お年寄りに好適なのではないか、という記事を目にしました。今までのパソコンはお年寄りには難しいところがありました。それに対してiPadは、キーボードが接続されておらず、画面をタッチするだけで操作が可能なようであり、今までパソコンに触れなかったお年寄りに好適かもしれません。
私の母親と家内の母親が、パソコンと無縁に暮らしています。ともに85~90歳ですが、折角ですからこのiPadを経験してもらったら面白いのではないか。
そこで早速、iPad購入作戦を開始しました。

調べてみると、購入できるiPadの種類は6種類です。内部メモリーの容量で3種類(16GB, 32GB, 64GB)、そしてそれぞれ、通信機能で2種類(無線LANのみ、無線LANとG3機能の両用)です。G3機能付きであれば、無線LANが使えない場所でもインターネット接続が可能ですが、本体の値段が1万円アップすることと、月々2~4千円の通信費用が必要です。
私の母親向けについては、住んでいる家で無線LANが使用可能なので、無線LANのみの機能、かつメモリー容量も最少のものを選びました。値段は48800円です。
G3付きだと、購入できる場所が限られます。東京であると、ソフトバンクの数カ所(渋谷、六本木、その他)とアップルの直販店のみです。しかし無線LANのみであれば、アップルの通販で購入可能です。そこで、アップル通販に申し込みました。

iPadは世界的に大ヒットしているようです。そのような製品が申し込んだからといってすぐに手に入るのでしょうか。以前、ニンテンドーDSを購入しようとしたとき、新宿のヨドバシカメラにいつ行っても品切れであり、あるときやっと「今行列に並べば購入できます」ということがあってやっと並んで購入しました。
しかし今回は、申し込んでから13日後には受け取ることができました。すごいことです。供給ネックになる部品が一つもないということですね。「この部品があったからこそiPadが完成された。しかしその部品の供給は限られている。」という事態ではないのです。
もう一つびっくりしたのは、今回の配送は宅急便だったのですが、宅急便の受け取り営業所が中国の深せんだったということです。私が注文したiPadは、深せんの例の自殺多発工場で生産され、そこから宅急便で運ばれてきたのでしょう。

アップルストアでiPadの購入申し込みをするとき、付属品の購入案内も出ます。今回、iPadを立てかける「ドック」を一緒に購入しました。ケースは納入時期が遅いとの表示だったので購入しませんでした。しかし現物が届いてみると、大きな液晶画面がむき出しでは持ち運び時に心配です。そこで新宿のヨドバシカメラに出かけてみました。iPadのケースがいろいろ並んでいるのですが、結局は純正ケースがいいだろうと結論を出し、店で聞いてみたら「1個だけ在庫がありました」ということでそれをゲットしました。

上の写真は、その純正ケースに収めた様子です。手前に携帯を置いていますが、大きさ比較が目的です。iPadに表示されいる画面は「ホーム画面」です。純正ケースに収納した場合、写真にあるようにちょっと傾けて置くことが可能です。
 
左上写真は、一緒に購入したドックにセットした状況です。縦長で設置することができます。附属のUSBコードをドックの背面にセットし、iPad本体のコネクターはドックのコネクターと接続されています。写真は、本体附属のACアダプターを接続しているところで、この状態で本体に充電されます。
右上写真は、ドックと本体の接続を外したところです。真ん中がドック、左がACアダプターで、ドックとACアダプターが附属のコードで接続されています。

iPadは、パソコンとセットでないと使えないようです。箱から取り出したiPadは、まずはパソコンとの「同期」が要求されます。
もよりのパソコンにアップルのソフト「iTunes」をインストールして準備しておきます。その上で、iPadとそのパソコンとを上記附属のコードで接続すると、同期が始まります。やってみた結果として、そのパソコンのマイドキュメントに格納された画像が、すべてiPadに転送されました。その画像は、iPadホーム画面の「写真」アイコンを指でタッチすると閲覧することができます。

動画の転送にはちょっと手間取りました。デジカメで撮影した動画は、「mov」拡張子のファイルになっています。そのファイル、iTunesでは表示されているのですが、iPadにドラッグドロップで転送しようとしても「できません」と表示されます。iTunesのムービーライブラリに入れた「mov」画像を選択してツールバーの「詳細-iPad/AppleTVバージョンを作成」を選ぶと、変換したファイルを作成してくれました。このファイルをドラッグドロップして、無事にiPadに動画を転送することができました。

次にインターネット接続です。
私の自宅は、1999年以来、有線LANオンリーできています。家を建てるときに壁の中にLAN配線を引き、各部屋で機器接続を可能にしているのです。今回私の自宅でiPadを調整するにあたり、はじめて無線LANを導入しました。
使っている有線LAN対応ブロードバンドルーターは2003年発売製品ですので、もう買い換え時期に来ています。そこでこの際、無線LAN対応ルーターに変更しました。

こうして、まずは私の自宅で、iPadを使う体制が整いました。

ファーストインプレッションですが。
「きれいな画面、俊敏な動き、バッテリー10時間」という前評判はそのとおりですね。
当初の報道が「電子ブック」であったのに対し、「全く新しいコンセプトの端末」に拡大しました。それはそのとおりと思います。「自宅で仕事に使わないのなら、自宅の端末はパソコンからiPadに置き換わる」ということも十分にあり得ます。
別に革新的テクノロジーを使っているのでないとしたら、iPadの成功は商品企画の成功であったということです。なぜアップルでしか発想できなかったのか、そこが最大の謎です。

以下次号
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郵便不正事件の謎(9)論告求刑・郷原氏の論評

2010-06-24 21:30:41 | 歴史・社会
郵便不正 村木被告に1年6月求刑 検察論告
6月22日21時24分配信 毎日新聞
『郵便料金割引制度を悪用した郵便不正事件で、障害者団体と認める偽証明書の作成を部下に指示したとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)に対する論告求刑公判が22日、大阪地裁(横田信之裁判長)であった。検察側は懲役1年6月を求刑した。』

郵便不正事件の謎(8)供述調書証拠不採用でも報告したとおり、村木さんを被告とする裁判において、5月26日の第20回公判で、裁判長は検察が提出した捜査段階での供述調書の相当部分を証拠不採用としました。検察側論理のキーとなる、上村被告(事件当時の厚労省係長)と倉沢被告(凛の会元会長)の調書21通はすべて却下です。上村氏も倉沢氏も、捜査段階での供述調書のほとんどについて公判では「事実と異なる」と証言しており、これらの供述調書が証拠不採用ということは、検察の論理のほとんどが破綻してしまいます。
検察はどのような論告求刑を行ったのでしょうか。

公判段階での証言のうち、検察に有利な証言としては、倉沢氏が「証明書は厚労省の村木被告の席で村木被告から受け取った」としている証言のみです。なお、村木氏は「渡していない」と否定し、上村氏は「私が厚労省外の喫茶店で河村氏に手渡した」と証言しています。
検察は倉沢氏のこの証言のみを証拠としているようです。
そして、あとは推論の積み重ねです。
「元係長が虚偽の証明書を作成する必要性は全くなく、元局長の指示があったことは合理的に推認できる」
「証明書が元局長の指示なしに発行されたとは考えられない」

村木厚子さんの裁判を見守り支援する部屋では、まだ論告求刑の傍聴記がアップされていません。こちらがアップされてから、さらに詳細に検討してみようと思います。

ところで、現代ビジネスの「郷原信郎・弁護士インタビュー vol.2「東京、大阪両特捜部の杜撰な捜査はなぜ起きたのか」」において、この事件が話題になっています。11ページです。
『―― 読者からの意見で、「これだけ東京も大阪も失敗しているのに、特捜部は必要なんでしょうか? 事業仕分けの対象にしたらどうでしょうか」という声が来ています。

郷原 その問題に関して、先日、大阪の村木公判で検察からの調書の証拠請求が大部分却下されましたよ。私はこれはものすごい大きな話だと思っているんです。

例えば、調書を取る時に、全部主任検事に上げて了承を取ってから調書を作成するということとか、「他の人間がこう言っているんだからそれで間違いないだろう」と言って、他の人間の供述で誘導するとか、いったん調書を取ると絶対訂正しないとか、それから取調のメモがあったはずなのに全部なくなっていると。
こういうことが「信用できない」という事情として裁判所の判断の根拠にされたんです。
ところが、これらの要素、こういう取調の方法というのは、今まで特捜検察が当たり前にやってきたことなんです。全てそういう調べのやり方こそが特捜部の調べそのものなんです。
 ・・・・・
ところが今回の大阪地裁の決定というのは、まったく逆で、「こういうやり方をしているのは信用できない」と言ったわけです。これは非常に大きな話だと思うんです。ある意味じゃ当たり前のことなんですけど、当たり前のことを裁判所が言うようになった。

田原 すごい話ですよ。

郷原 これまで特捜の魔力みたいに思われていたものが、魔力でも何でもなくなり、普通の力すらなくなってきたんじゃないかと。

郷原 全部が全部、そうじゃないかも知れませんが、裁判官のかなりの部分が、「ちょっと待てよ、これ、違うんじゃないか」と思い始めたんじゃないかと思うんです。

田原 これはすごい話だ。』

地検特捜部の取り調べの様子について、私は佐藤優氏の「国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)」で知っている状況です。それによるとたしかに、郷原氏がいうように、特捜部の取り調べと調書の取り方は、今回大阪地裁が否定した取り調べ方法そのものでした。
特捜部が当たり前のように採用した調書の取り方、今までは裁判所が完璧にサポートしていたわけですが、この郵便不正事件を契機として、裁判所が考え直し始めたのかもしれない、ということですね。

もちろん検察は控訴するでしょうから、控訴審で高裁がどんな判断をするのかはまったくわかりません。地裁判断を覆して特捜検察に有利な判断をしないとも限りません。
しかし、時代は変わるのかもしれませんね。
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人類の祖先は森と草原のどちらで生まれたのか

2010-06-22 21:02:45 | サイエンス・パソコン
440年前に生存したラミダス猿人の女性全身骨格が発見され、「アルディ」と名付けられたことについては、昨年10月に東大博物館でラミダス猿人「アルディ」の骨格を見るで記事にしました。さらに今年1月、テレビのディかバリーチャンネルで「今、映像で蘇る人類最古の女性アルディ」が放映されました。アルディの骨格は1994年に発見され、それから昨年まで、あらゆる角度から研究がされてきました。東大の諏訪教授も研究グループの一員です。
アルディが生活していた地域が、森林だったのかサバンナだったのかという点についても詳細に調査されました。アルディが発見された地層について、さらに10年以上の歳月をかけ、動物化石・植物化石を採取しました。
その結果、猿については、地上性の猿ではなく、樹上性の猿が見つかりました。また、樹木の化石も見つかっています。これらの結果から、アルディはサバンナではなく、森林地帯で生活していたことがわかりました。

以上の研究成果に基づき、1月にラミダス猿人「アルディ」が意味するものとして記事にしました。
《人類はなぜ二足歩行を手に入れたのか》
アルディ発見前の通説では、アフリカのサバンナでの生活を最適化するため、人類の二足歩行が始まった、とされていました。しかしアルディ発見の結果、アルディが森林に棲息していたことが明らかとなり、サバンナ最適説に見直しがかかりました。

チンパンジーなどの類人猿で犬歯・特に雄の犬歯が大きいのは、雌の獲得を巡って雄同士が争うためです。雄と雌の体の大きさも違います。
それに対しアルディを含むラミダス猿人は、男も女も犬歯が小さく、男女の体格差も大きくありません。
このような身体的特徴から、一部の類人猿のように,身体の大きなオスがメスを独占していた訳ではなさそうで、配偶相手をめぐる諍いは少なかったと考えられています。強いオスによるメスの独占ではなく,手にした食糧を決まった女性のところへ運んでご機嫌をとったり,女性が子育てに専念することができるよう手助けをするなど,一夫一婦の関係が成立していた可能性もある、と考えられているようです。

そして二足歩行の意味です。
ディスカバリーチャンネルの番組では、配偶者の女性が子育てに専念できるよう、できるだけ多くの食料を配偶者のもとに運ぶことができる男性がもてたのではないか。直立二足歩行により、手で食料を運ぶことができるので、これが直立二足歩行の理由ではないか。と推測していました。
----------------------

6月13日の日経新聞朝刊の“サイエンス”欄で、アルディが紹介されています。
まず、「アルディが樹木が散在する疎開林でを中心に生活していた」とする説の根拠が追加されています。
「化石の歯に含まれる炭素と酸素の分析から草原の草はほとんど食べていなかったとみられるうえ、森林に棲息する猿やコウモリ、カモシカの化石も一緒に見つかった。また、類人猿と猿人を見分ける歯のエナメル質の厚さを調べた結果は、サバンナの草を食べていなかったことを示していたという。」

これに対して、米ユタ大学のシュレ・シーリング特別名誉教授などの研究チームが反論しているようです。
「アルディ草原(サバンナ)で生きていた」とする論文を今年5月28日発行の米科学誌「サイエンス」に発表して諏訪教授らに真っ向から反論しました。
サバンナ説とする根拠が新聞記事ではよくわからないのですが、以下のように記載されています。
「シーリング特別名誉教授らは、アルディが生存した約440万年前のエチオピア付近は半乾燥地帯で樹木は20%以下程度しかない草原だったとしている。諏訪教授らの論文にある、アルディが発見された場所の近くの古い土壌に含まれる炭素量のデータなどから、独自の解析手法で割り出した。」

アルディの発見と関連する調査結果から、「人類の祖先は疎開林で生まれた」という方向に決まりかけていたと思っていたのですが、そう簡単には議論は収斂しないようです。
新聞によると「論争の決着は10年以上かかるかもしれない」としています。
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日本対オランダ戦

2010-06-20 09:45:19 | サッカー
日本対オランダ戦の前半、オランダの動きが活発化しません。日本の前線からのプレスに対し、後方でボールを回すシーンが多く見られました。
第1戦の日本対カメルーン戦でもカメルーンの動きの鈍さが目につきました。こちらの戦いでは、カメルーンが本来の強さを発揮していないように感じました。
それに対し、オランダはどうなのだろうか。
日本の組織的かつ献身的な守備が機能しているためなのか、オランダが意図的に省エネサッカーを演じているのか、それともオランダの力が予想したほどではなかったのか。
おそらくその3つの要因が絡み合ってはいるのでしょう。

そして後半です。
オランダの動きが急に活発化しました。「オランダの動きが今までと全然違う」と私がつぶやいた直後でした。スナイダーの強烈なミドルシュートがキーパー川島の手からこぼれ、ゴールに吸い込まれたのは。
それからはまたオランダの動きが緩慢になり、互角と思える試合展開となりました。
オランダのゴール、(キーパーから見て)キーパーは右に飛んだのにボールは左へかめすていきました。ボールが真っ直ぐ飛んできたとしたら、キーパーが右に飛びすぎたということになるのですが、普通そんなことは起きません。“ボールが曲がったのか?”と思いました。新聞で見る川島のコメントでは、たしかにボールが曲がったのが原因だったようです。それも30センチ手前で。
しかし川島はその後、敵と1対1となった決定的シーンを2回も防ぎました。

後半途中で投入された中村俊輔は機能していませんでした。やはり本調子からはほど遠いのでしょう。
調子のでない俊輔を先発から外した岡田監督には敬意を表します。
過去、代表監督は、調子の善し悪しにかかわらず、エースを先発から外す英断ができずにいました。
フランスW杯のアジア最終予選で、加茂監督は調子のでないカズを外せませんでした。フランスW杯本戦で、岡田監督は調子のでない城を外せませんでした。ドイツW杯の本戦で、ジーコ監督は調子のでない俊輔を外せませんでした。
今回もこの轍を踏むのかと懸念していたのですが、今回の岡田監督は冷静に最適なオーダーを組めているようです。

デンマークがカメルーンに2-1で勝ちました。
次のデンマーク戦、日本は引き分け以上で決勝トーナメント出場です。応援しています。
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国家戦略局はどうなっているか

2010-06-18 20:43:34 | 歴史・社会
この1年間、民主党連立政権が官僚機構とどのように対峙し、どのような結果に至ったのか、という点について、つい最近発売された長谷川 幸洋著「官邸敗北」を読んだのですが、なかなかこのブログにアップする時間が取れません。

一方、現代ビジネスの長谷川幸洋「ニュースの深層」の中で、「霞が関が仕掛けた「国家戦略相骨抜き作戦」に屈した菅政権事務所費問題も浮上した/荒井新大臣の前途危うし」がアップされています。
こちらがコンパクトにまとまっています。

国家戦略局は、行政刷新会議と並んで、民主党連立政権の目玉となる部局の筈でした。それが現在、どうなっているのでしょうか。

官僚機構に対して力を持つためには、その部局の権限が法律で根拠づけられていることが必須です。
国家戦略局については、2月に国会に提出した政治改革主導法案がそれに該当します。ところがこの法案では、国家戦略局を官房長官の下に置く組織と位置付け、局長は官房副長官が兼務すると定めています。つまり、国家戦略局のボスは国家戦略相ではなく、官房長官なのです。
では、国家戦略相はどういう大臣なのか、と言えば内閣法上の「無任所大臣」という扱いであり、辞令で「税財政の骨格や経済運営の基本方針等について企画立案及び行政各部の所管する事務の調整を担当させる」と書かれているにすぎません。ここには国家戦略という文字はどこにもありません。
この法案を書いたのは内閣官房内閣総務官室です。霞が関からみれば、法案を閣議決定した段階で国家戦略相はとっくに骨抜きにしてあったのです。
この法案は国会に提出されましたが、成立は絶望的な情勢です。つまり、国家戦略局と行政刷新会議は当分、法的根拠がない状態が続くのです。

菅首相が今回、官房長官に重量級の仙谷氏を起用したのに対し、国家戦略相には軽量級の荒井聰氏を起用しました。初代国家戦略相は菅さん自身だったのに、その菅さんが国家戦略相を軽視しているかのごとくです。自分が国家戦略相のときになにもできなかったので、もはや国家戦略局に期待するところがない、ということでしょうか。これでは、官僚の企んだ「国家戦略相骨抜き作戦」に菅首相が屈服し、追認した形です。

さらに荒井氏にはあまりにタイミングよく事務諸費問題が浮上しました。


ところで菅さんは、去年は「官僚は大ばか」と言っていたはずです。
それに対して最近の菅さんは、官僚、特に財務省の手中に完全に落ちてしまった気配があります。

この年明け早々、鳩山首相が「4年の間に消費税引き上げを考えることは決してない」と明言しているにもかかわらず、管財務相は「11年以降に議論を解禁」と発言します。財務省が菅大臣に消費税引き上げの必要性をあらためて刷り込んだのは間違いありません。
その一方で、財務省は手抜きもします。1月からの通常国会で、管財務相は自民党の林芳正参院議員から子ども手当の乗数効果や消費性向について突っ込まれて答弁できず、立ち往生しました。予算審議で乗数効果や消費性向の質問が出るのは常識なのに、財務省が財務大臣のために用意する答弁メモの作成を意図的にサボったのです。
この事件以降、管財務大臣は役人が書いたメモを丸読みするようになります。そして菅大臣は、この答弁立ち往生事件以来、ますます増税路線にのめりこんでいきます。(以上「官邸敗北」より)


鳩山民主党連立政権は、当初「脱官僚依存」のスローガンでスタートし、それが行きすぎ、政務三役が官僚の助言を全く聞かないような省もあったと聞きます。それがために日本の行政は大きく停滞したかのようです。

管新政権は、脱官僚の行きすぎを是正するのは良いのですが、どうも揺り戻しが大きすぎるようです。ここしばらくは、民主党連立政権による官僚機構の改善は頓挫するとみるべきでしょうか。
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もしもはやぶさがカプセル回収に成功していなかったら

2010-06-16 21:51:08 | サイエンス・パソコン
もしもはやぶさがカプセル回収に成功していなかったら(もしはや)

はやぶさとカプセルが大気圏再突入する際の映像、何回も見てしまいます。
Way Back to the Earthで見られる映像は、Quick Timeがインストールされているパソコンでのみ再生できるようです。

NASAHayabusa Re-Entry airborne observing campaignページにいくつもの画像が登録されています。A second videoは、露出を明るくして撮影した画像のようです。

Click here for post-event videoを右クリックして「対象をファイルに保存」を選ぶと、"HayabusaRentryVideo.mov"というファイルをダウンロードできます。このファイルも、Quick Timeがインストールされているパソコンで再生できます。


6月14日、出張から帰って自宅で報道ステーションを見ました。はやぶさとカプセル再突入の様子をテレビ画像で確認するためです。
こちらでは、和歌山大学とは違う日本人グループが地上から撮影したらしい映像が放映されました。和歌山大学は再突入地点よりだいぶ遠くから撮影した映像でしたが、このテレビの画像は再突入地点の真下のすぐ近くから撮影したようでした。

司会者・古舘さんのコメントです。正確な再現ではありませんが、以下のような趣旨の発言でした。
「正直、今まではやぶさのことはよく知りませんでした。」
「もしサンプル回収に失敗していたら、私は『ムダ遣い』とコメントしてしまったかもしれません。」
いずれも正直なコメントだと思います。

政府関係者・閣僚も、サンプル回収に成功したからこそ、舞い上がった発言が続いているようです。
これがもし、はやぶさのカプセル回収に成功していなかったらどうなっていたでしょうか。
「やっばりだめか。」
「結局、はやぶさプロジェクトは失敗したわけか」
「税金のムダ遣い」
「はやぶさ2は必要ないんじゃないの」
といった空気ができていたのではないか。それが、はやぶさ帰還前における私の心配事でした。
成功したことでそのような心配は吹き飛んだわけで、その意味でも「本当に成功して良かった」とつくづく思います。

「はやぶさプロジェクト」、これは、僅少な予算で打ち上げた「はやぶさ」が小惑星イトカワに到達してランデブーし、膨大な科学データを採取し得たことでまず完全な成功です。さらに二度の着地に成功して宇宙開発に新境地を開きました。
これらの成果に基づいて、はやぶさと運用チーム・科学観測チームは世界から賞賛されています。
2006年6月4日にはやぶさとイトカワで書いたように、『イトカワの科学観測成果、科学雑誌「サイエンス」が特集!』、『「はやぶさ」プロジェクトが、Space Pioneer Award を受賞』という名誉をすでに受けていました。
受賞の瞬間、会場はスタンディング・オベイションの渦になったそうです。
「NASA の十分の一、そのまたごく僅かのリソースで試みた小さなミッションだったわけです。」「米国宇宙関係者の人種を越えた挑戦に対する大いなる理解と、挑戦に寛大な文化に大きく感動したところです。」
「日本国内よりも米国で評価をいただいたことは、ある意味では皮肉なことではありますが、これを励みとして、「はやぶさ」の地球帰還に向け、なお一層運用に努力を傾注・継続して参りたいと思います。
       はやぶさプロジェクトマネージャー 川口淳一郎」
というコメントが象徴的です。

また、2010年5月10日にはやぶさの近況でご紹介したように、『「はやぶさ」宇宙開発史上のトップ7に選ばれる!』という嬉しいできごとがありました。
「ゴダードによる世界初の液体ロケット実験」から始まり、現在までの宇宙開発史上の7大トピックスが図柄として描かれています。そしてその中に、「イトカワの表面に映るはやぶさの影」の写真が入っているのです。7大トピックスの一つですよ。

以上の賞賛は、いずれもカプセル回収の成否がわかる以前のものです。つまり、カプセル回収に成功しようがしまいが、はやぶさの偉業は世界で認められているのです。
認めていなかったのは日本国内だけ、という状況です。

しかし今回、はやぶさはカプセル回収に成功しました。
取り敢えず、この僥倖を良い方向に作用させたいものです。
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「はやぶさ」帰還から1日

2010-06-14 22:37:27 | サイエンス・パソコン
はやぶさの帰還から1日が経ちました。

本日は朝から日帰りの大分出張でした。夕方、大分空港の待合室でテレビを見ていて、ニュースではやぶさ帰還の映像を見ました。まずは和歌山大学が撮影した映像、そしてNASAの観測機が撮影した映像です。

天空に光の束が走っています。大気圏に突入したはやぶさがばらばらに分解し、一つ一つが熱せられ、燃え尽きていく様子です。光りながら後方に取り残されていくのは軽い部品なのでしょう。ばらばらに拡散した光が次第に消えていく中、右下に明らかに様子の違う光の点があります。一定速度、一定の光度を保って進んでいきます。「あれがカプセルだ」とすぐにわかりました。

ちっぽけなはやぶさ本体だったはずですが、こうして天空に分散してそれぞれが光り輝くと、大きな存在として迫ってきます。あの光っている一つ一つが、太陽電池パドルであり、高利得パラボラアンテナであり、イオンエンジンであり、サンプル採取筒であるかもしれません。ああ、はやぶさは散華しているのだ、そう思うと胸に迫ります。
はやぶさ本体が輝きながら消滅していく中、カプセルはそれを振り向きもせず、真一文字に進みます。散華したはやぶさ本体の遺志を引き継ぎ、サンプルを地上に届けるというという役目を全うするために熱に耐えているのでしょう。そしてそのカプセルも光を失いました。

7年間の責務を全うしたはやぶさ本体が消滅することを惜しいと思っていたのですが、しかしこうして散華する様子を目の当たりにすると、はやぶさは自身の存在を我々の脳裏に焼き付けるために、燃え尽きていったように思えてきます。

その後、大気圏に突入したカプセルは十二分に役割を全うしたようです。Hayabusa Liveから追いかけてみました。
<「はやぶさ」広報班 6月13日 23時00分(日本時間)発信>
 分離したカプセルからのビーコンが確認されました。
<「はやぶさ」広報班 6月14日 00時05分(日本時間)発信>
ヘリコプターでカプセル本体を捜索した結果、WPA内において、目視により確認しました。(「はやぶさ」:ヘリコプターから撮影したカプセル本体の画像
※WPA : Woomera Prohibited Area (ウーメラ実験場(立入禁止区域) )
<「はやぶさ」広報班 6月14日 15時05分(日本時間)発信>
熱シールドの捜索結果に基づき、WPA内にて発見しました。
明日以降、熱シールドの回収作業に入ります。
<6月14日 17時41分(日本時間)発信>
日本時間2010年6月14日16時08分、はやぶさカプセルの回収作業を完了しました。
なお、現段階でカプセルは破損していない模様です。

これ以上はないという完璧な結果を残すことができました。

再突入の映像をネットで確認しました。
NASAの映像はこちらNASA Airbone Observing Campaign(NASA))です。よくぞ観測機で撮影をしてくれたものです。
私がライブで観ることができた和歌山大学宇宙教育研究所です。こちらでは50MBの映像も入手することができます。
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はやぶさとカプセルの大気圏再突入を確認

2010-06-13 23:40:52 | サイエンス・パソコン
はやぶさの大気圏突入・消滅とカプセルの回収をライブで確認しようとしたのですが、どのチャンネルもアクセス集中で見ることができません。唯一、はやぶさ帰還ブログで数分遅れの情報をキャッチしていました。
一番安定していたのは、ニコニコ動画の投稿コメントでした。ここで最新情報を入手しては、その内容をはやぶさ帰還ブログで確認するという手順を踏みました。
「宇宙教育テレビ放送」は何とか視聴できたのですが、これも音声が途切れ途切れ、映像はほとんど静止画でした。


[はやぶさ帰還ブログ]2010年06月13日(日)
はやぶさの運用に関して、6月13日19時51分(日本時間)にカプセルを分離しました。 探査機本体の状態は良好です。
posted at 20:06:46

本日最初の関門を突破しましたね。
そして、はやぶさ本体はすべての任務を全うしたことになります。ご苦労様。はやぶさ。

午後10時、ニコニコ動画の生中継が始まっているはずです。アクセスしたのですが、「定員オーバー」ではねられてしまいました。プレミアム会員ですらはねられているようです。

午後10時36分頃、宇宙教育テレビに動きがありました。管制室を見ているようです。管制室の映像がこちらでも見えます。みんな拍手しています。後からの情報では、「管制室はコマンドをすべて打ち終えた」という拍手だったようです。
アナウンスされた時刻は5分遅れですね。

[はやぶさ帰還ブログ]午後22時30分頃、管制室は全てのコマンドを打ち終えました。満ち足りた、やり遂げた人達の笑顔が眩しくて、ちょっと泣けました。(IES兄)
posted at 22:43:24

10時48分、和歌山大学の中継を見ています。真っ黒の画面に星らしきものが4つほど写っており、どうも夜空に向けたカメラの映像のようです。
10時54分、和歌山大学の中継画像にはやぶさのものらしい光が明確に現れました。すごく輝いています。右上方向に動いているようです。その光の下に雲があり、雲も光っているようです。しかしその後、その光は突然に消滅しました。

11時、宇宙教育テレビも途切れてしまいました。

[はやぶさ帰還ブログ]<6月13日 22時57分(日本時間)発信>地上からカプセルの発光(火球)を確認しました。これにより、カプセルが大気圏に再突入したことを確認しました。
posted at 23:00:09

11時13分、カプセルの再突入までは確認できました。その後、パラシュートは開いたか、ビーコン電波は発射されているか。情報は入ってきません。

11時35分 情報は途絶えたままです。あとは明日朝の情報まで待つことにしましょう。
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「はやぶさ」軌道修正を無事完了

2010-06-10 20:49:32 | サイエンス・パソコン
「はやぶさ」のTCM-4、WPAへの精密誘導完了
『日本時間2010年6月9日15時00分にTCM-4が正常に実施されたことを確認しました。この運用により、豪州WPA内着陸想定地域への精密誘導が完了しました。
探査機の状態は良好です。』

はやぶさは、最後の軌道修正であるTCM-4を無事に完了したのですね。これであとは、オーストラリアのウーメラ砂漠にむけて慣性飛行を続けていくだけです。

ということは、はやぶさに残された仕事は、13日深夜、自分の分身であるカプセルを所定の時刻に分離する、という仕事だけではないですか。
そしてその直後、はやぶさ本体は大気圏突入によって火に包まれ、消滅して死を迎えるのです。

4年半前にはやぶさは、小惑星「イトカワ」に接近して各種の科学調査を遂行し、さらに2度にわたってイトカワに着地するという偉業を成し遂げました。ところがその直後から、すべての化学燃料ロケットの機能停止、3つのうち2つのリアクションホイール故障、機内に揮発性ガスが充満という最大の危機を迎え、一時人事不省に陥っていました。
その満身創痍のはやぶさが、自身の自己治癒能力と運用チームの卓越した能力と努力に支えられ、4年間の旅を全うして地球にたどり着きました。
よくやった、はやぶさ。

こうして地球にたどり着いたはやぶさが、あとはカプセルを分離放出した上で、この13日には消滅することが決まっているとは。
ついついこの4年間のはやぶさを追想してしまうのでした。

ところでカプセルです。

小惑星探査機 「はやぶさ」カプセルは工夫満載
6月9日11時10分配信 毎日新聞
『地球に帰還する小惑星探査機「はやぶさ」は13日夜、最後の仕事に挑む。小惑星イトカワの岩石が入っているかもしれないカプセルを、無事に地表に届けることだ。
はやぶさは13日午後8時ごろ(日本時間)、地球から4万キロでカプセルを分離する。カプセルは直径約40センチ、重さ約17キロで「ふたをした中華鍋」のような形。分離後、地球の引力で加速され、秒速12キロで大気圏(高度200キロ)に突入する。
大気圏突入時、カプセルは最高1万~2万度の空気に包まれる。
高度約10キロでパラシュートが開き、カプセルは秒速10メートルまで減速してオーストラリア南部ウーメラ砂漠に着地する。』

はやぶさの消滅とカプセルの帰還を迎える13日、JAXA宇宙教育センター 宇宙教育テレビが放映されるようです。【第35回】はやぶさカプセル帰還ライブ放送/2010年6月13日(日) 12:45~15:00 19:30~23:00ということで、カプセル回収の様子はこの実況で確かめることにしましょう。
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