弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

ヘッジホッグ・メドテックCEO 川田裕美さん

2022-09-11 11:26:32 | 歴史・社会
テクノロジストの時代
片頭痛をアプリで治療 ヘッジホッグ・メドテックCEO 川田裕美氏
2022年9月6日 日経新聞
『ヘルスケア関連スタートアップ、ヘッジホッグ・メドテック(東京・中央)の川田裕美最高経営責任者(CEO)はスマートフォンの治療用アプリの開発に取り組む。患者の行動パターンをアプリで認識し、症状の改善につながる助言をする。まずは潜在的な患者の多い片頭痛向けアプリの実用化を目指す。』
また一人、おもしろい女性起業家の記事が載りました。

川田裕美(かわた・ゆみ)さん
神戸大学医学部卒業後、初期研修医修了後2014年厚生労働省入省。オンライン診療のメドレーやソフトバンクをへて21年にヘッジホッグ・メドテック創業。34歳。

研修医を終えた後に厚生労働省に入省したのは、「予防につながる仕事を」と考えたためです。法律の運用ルール作りなどに関わりました。やりがいを感じる一方、本当に社会の役に立てているのか実感できなかったそうです。
「声を直接聞きたい」という思いから、オンライン診療を手掛けるスタートアップに転職しました。
3年後に普及への道筋がみえ、一区切りと感じると「最先端技術を網羅的に知りたい」という思いが膨らみ、ソフトバンクに転職し、ヘルスケア領域の投資を担う部署に入りました。
そのうち「安全で効果的、予防にも繋がる医療を実現できるのは治療用アプリだ」と考え、21年にヘッジホッグ社を起業しました。
「現在の完成度は7割程度」ですが、数年後の治験開始を目指しています。
--記事以上--

本当にすごい経歴の持ち主ですね。さらにネットで関連記事を探してみました。
厚労省時代
メドレー時代
メドレー在任中に育児休業
ソフトバンク時代
もうすぐ2歳になる息子がおり、COVID-19による自粛生活が重なり、調理家電にはまっている。
ヘッジホッグ
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ブチャでの惨劇

2022-09-10 12:50:17 | 歴史・社会
(死の通り―ブチャ生存者の証言―)目隠しの民間人、「明らかに処刑」
2022年9月5日 朝日新聞

ブチャの地形(記事の地図から)
ブチャは南北に3~4kmの広さで、北にアントノフ国際空港に接するホストメリ、南にイルビンが接している。
南北に走るボクザルナ通りは南でイルビンに通じている。ボクザルナ通りと直交するヤブロンスカ通りは、ブチャの南東端(イルビンに接する)に平行に延びている。

『ロシア軍は占領したブチャに拠点を構え、隣接するイルビン北部の前線突破を一ヶ月ほど図った。ウクライナ軍の徹底抗戦に遭い、ブチャに連日押し戻される中で、いらだちを無抵抗の市民に向けた可能性がある。

ブチャでの主な出来事
2月24日 ロシア軍、ホスメトリのアントノフ国際空港を襲撃
  27日 ブチャのボクザルナ通りで戦闘
 3月中 イルビンの最前線で両軍の攻防1カ月間
3月3日頃 ウクライナ軍がブチャからイルビンに後退。ロシア軍がブチャを完全占領。
 ~31日 ロシア軍がキーウ近郊から撤退開始

ボクザルナ通り
2月27日、キーウ方面に向けて南下していたロシア軍の部隊が、ウクライナ軍や領土防衛隊の攻撃を受けて壊滅的な被害を受けた。①

ヤブロンスカ通り
ロシア軍の撤退後の4月2日、何体もの遺体が通りに放置されている様子が動画で発信され、世界に衝撃を与えた。その数は約20に及んだ』②

『「死の通り」と呼ばれるブチャのヤブロンスカ通り。ブラソブさんと歩いた通り沿いに暮らす木工職人、エブゲニ・クズネツォブさん(48)と妻ルドミラさん(48)が証言した。
《3月3日には複数の遺体が見えました。ロシア軍による民間人の殺害が始まっていたのです。》』
『市当局の見方では、ロシア軍はプチャをいくつかの区域に分け、異なる部隊が駐留した。ヤブロンスカ通りを含む市南部に駐留した部隊が、他より残虐だった、という。』③

『なぜブチャで虐殺が起きたのか。ロシア軍は3月3日ごろにプチャを完全占領したが、イルビン北部でウクライナ軍の抵抗に遭い、先に進めなかった。何度もブチャに押し戻される中で、いらだちを無抵抗の市民に向けたのかもしれない。』④
--記事以上--

ウクライナ戦争は半年経っても収束する気配がありません。
ロシア軍、ウクライナ軍、ウクライナ市民、それぞれに数万人の犠牲者が出ていると思われますが、ウクライナ、そして世界中が、現状での戦争終結を望んでいません。
それはなぜか。
世界中が、ブチャでの惨劇の映像をテレビ画面で見たことが最大の原因です。ここで世界中が、スイッチを切り替えました。「戦争犯罪を起こしているロシアとロシア軍は、決して許されない。」

もしブチャでの惨劇がロシア軍の有している特質に基づくのであれば、ロシア軍がウクライナ北部から撤退した後、第2、第3のブチャが続々と現れるに違いない、と私は思っていました。しかし、ブチャ以外の地域まで広く惨劇が拡大しているとの情報はニュースに現れません。
そして今回の上記記事です。
上記①②③④によると、ロシア軍はブチャのボクザルナ通りで壊滅的な被害を受け(①)ました。当時の映像では、一本道を一列縦隊で進むロシア軍戦車は対戦車ミサイルで各個撃破され、道路上で全滅状態であることが、テレビで放映されていました。また、イルビン北部でもウクライナ軍の抵抗に遭い、先に進めませんでした(④)。
このような状況下で、何度もブチャに押し戻される中で、いらだちを無抵抗の市民に向けたのかもしれません(④)。また、ロシア軍はプチャをいくつかの区域に分け、異なる部隊が駐留していましたが、ヤブロンスカ通りを含む市南部に駐留した部隊が他より残虐だった、ということです。特に残忍だったのは、特定の部隊のみだった、というのです。

陸上戦闘で壊滅的な被害を受け、まわりの戦友たちがどんどん戦死していく状況下で、生き残った兵士が異常な精神状態になることは経験から知ることができます。
日中戦争における日本の状況については、「第2次上海事変と南京事件 2022-05-14」で記事にしました。
盧溝橋事件が偶発的に発生し、それ自体は現地で収束に向かっていたとき、国民党の蒋介石は、この機に乗じて日本軍を中国大陸から追い落とそうと決心します。
すでに蒋介石はドイツの力を借りて上海の郊外に大要塞陣地を構築しており、ここを拠点として上海の日本軍(海軍陸戦隊)に襲いかかりました。これに対応するため、日本は陸軍部隊を派遣し、上海郊外に上陸しました。そこで、日本は大変な苦戦を強いられるのです。
「二ヶ月半にわたる上海攻防戦における日本軍の損害は、予想をはるかに上回る甚大なものとなった。(戦死は1万5千を超えるのではないか)」
簡単に済むと思っていた上海戦でこのような苦戦を強いられたことは、日本を逆上させました。戦闘は上海で終わらず、継続して南京まで蒋介石軍を追求することとなりました。
秦 郁彦著「南京事件―「虐殺」の構造 (中公新書)」の記述
ともあれ、上海戦の惨烈な体験が、生き残りの兵士たちの間に強烈な復讐感情を植え付け、幹部をふくむ人員交替による団結力の低下もあって、のちに南京アトローシティを誘発する一因になったことは否定できない。

ブチャにおいて、世界中を震撼させたヤブロンスカ通りの放置遺体は、20であったと上記記事は伝えます。ブチャに駐留したある特定の部隊による20の遺体放置が、世界史を変える力を発揮しました。この特定の部隊がなぜ惨劇を起こす精神状態になっていたのかはわかりませんが、大きな影響力を発揮する結果となりました。
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ギフテッド-日本と北米の比較

2022-09-05 22:48:07 | 歴史・社会
(取材考記)ギフテッド 才能持つ子、個性守る支援を 伊藤和行
2022年9月2日 朝日新聞
『私が「ギフテッド」について取材を始めたのは昨年6月。文部科学省が有識者会議を立ち上げるという発表資料に、その言葉があった。米国で先進的に行われるギフテッド教育を、日本の学校教育にも採り入れるのか、と驚いた。国のために一部の子どもを選抜し、エリート教育を受けさせるのではと思ったからだ。』
『ところが、会議では当初から・・・エリート教育に否定的だった。代わりに重視されたのが、才能があるために学校でいじめられたり不登校になったりする子どもたちへの支援だった。
才能があり成績優秀なのに学校になじめない。「周りと違う」と奇異な目で見られ、才能を見過ごされている子どもたちも少なくないのではないか。』

記者の伊藤氏が訪れた「サロン・ド・ギフテッド」の集まりでは、IQ(知能指数)が150超の男性で、会社の上司とコミュニケーションがうまくとれずに退職させられたという人や、「人の気持ちが理解できず、自分のことばかり話してしまう」と悩みを語る男性などが訪れています。そしてフォトグラファーの立花奈央子さん(39)は、36歳で自分のIQが130を超えることを知りました。『子どもの頃から「変わった子」と言われ、学校ではいじめられ孤立した。「子どもの頃に自分の才能を知る機会があり、周りが理解してくれていたら」との思いがある。』

以上の記事によると、日本で「ギフテッド」というキーワードのもとで進めようとしているのは、「才能があるのに周りに理解されず、いじめられたり孤立する子を、サポートしよう」という「恵まれない子の救済」のようなイメージが強いことが分かります。
記者自身、そしてギフテッドの有識者会議も、「エリート教育」という概念に対して否定的な立場のようです。

私は以前、『大川翔著「ザ・ギフティッド」 2015-10-03』において、カナダのギフティッド制度のもとで才能を開花させる日本人少年を追ったことがあります。
著者の大川湘君は、5歳のときに両親と一緒にカナダに渡り、カナダの小学校で学んでいました。
『《ギフティッド(Gifted)》
神あるいは天から与えられた贈り物という感じで、「その才能を社会のために還元しなさい」という意味を含んでいる。
翔君は小学校3年のとき、担任の先生から、この子はギフティッドかもしれないから、試験を受けるように言われた。種々のテストと面接テストを受けた。英語力については、少なくとも3学年以上上の読解力と判断された。そのころ、翔君は1日に400~500ページの本を読んでいた。
翔君の感想では、ギフティッドに認定されるためには、学力のみならず、「発想力」とか「創造力」とかを見て判定しているようだ。
9歳のときにギフティッドに認定された。
ギフティッドは、週に数時間、特別なカリキュラムで教育を行う。学校内と教育委員会主催のものがある。
ギフティッドだから飛び級するわけではない。翔君のまわりには、学年飛び級した人は翔君以外にはいない。科目飛び級している人はまれにいる。』
『キンダーガーテンや小学校低学年のころから、
(1)みんなの前で注目を浴びながら発言する練習
(2)とにかく人をホメる練習
をたくさんする。』

湘君は結局、中学校に入学すべき時期に中学3年間をすっ飛ばして高校に入学し、さらに14歳で大学に入学しました。

以上、日本で検討が始まった「ギフテッド」制度と、北米(カナダ)で定着している「ギフティッド」制度を比較すると、同じ英単語を用いていながら、その目指すところはずいぶんと異なることが明らかです。
日本は、「才能がある(IQが高い)のに周囲に理解されずにいじめられたり孤立する子をサポートする」という側面が強調されています。そして、「エリート教育ではない」と強調しています。
朝日新聞の上記記事のタイトルも、「才能持つ子、個性守る支援を」であって「才能持つ子、個性伸ばす支援を」ではありません。
それに対してカナダでは、神あるいは天から与えられた贈り物という感じで、「その才能を社会のために還元しなさい」という意味を含んでおり、学力、才能(IQ)のみならず、「発想力」とか「創造力」とかを見て判定しています。
カナダでギフティッドとして選ばれた大川湘君は、日本だったら、「社会に適合できているからギフテッドでの救済対象ではない」と評価されて選ばれなかったかもしれません。また、日本でのギフテッドの対象となるような、周囲に理解されずにいじめられたり孤立する子は、「発想力」や「創造力」が不十分な場合はカナダのギフティッドに選ばれない可能性が高いです。

日本で検討が始まったギフテッドについては、「才能がある(IQが高い)のに周囲に理解されずにいじめられたり孤立する子をサポートする」という機能があってももちろん良いのですが、「学力に秀で、発想力や想像力も十分に持って」おり、周囲に受け入れられている子についても、「エリート教育だ!」などと非難せず、対象に加えてほしいものです。

日本とカナダのもう一つの違いにも気づきます。
日本では、才能があっても、挙動がちょっとでも普通と異なっているといじめの対象となってしまいます。
それに対してカナダでは、「とにかく人をホメる」ことが求められます。そして実際、湘君の学級では、勉強にしろ意見発表にしろ、人が努力した成果については皆で褒め称える、といううらやましい実態があるようです。
日本は、まず諸外国のそのような好ましい実態についても、よく調査して採り入れるように努力してほしいものです。
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教育岩盤 漂流する入試

2022-09-04 15:10:26 | 歴史・社会
日経新聞「教育岩盤 漂流する入試」の2つの記事に注目しました。

漂流する入試 難関大以外偏差値終わり 教育岩盤
駿台予備学校進学情報事業部長・石原賢一氏 2022年8月30日 日経新聞
『入試動向に詳しい駿台予備学校進学情報事業部の石原賢一部長は一般選抜(一般入試)以外の入学者が増えるのは大学の生き残り戦略に加え、保護者の意識の変化が大きいという。』

『「全国模試で偏差値55未満の中下位層大学では一般入試から総合型選抜(旧AO)、学校推薦型選抜への移行が顕著だった。難関校では一般入試の志願者が増えたが、下位校はほとんど取れていない。総合型や推薦で囲い込みをするしか道はない」
「一般入試が機能しない中下位層では偏差値は実態を表していない。あと数年もすれば難関校以外、偏差値は終わりだと思う」
「親の意識が大きく変わっている。AO・推薦が広がりだした時代に育った世代なので抵抗がない。・・・
厳しい競争を突破して中高一貫の超進学校に入った層と保護者も子どもも二極化している」

「無理して難関校に行っても、人生そんなに変わらないとみんな思っている。それが社会の空気だ。だから無理はしない。でも、今の時代、大学ぐらい出ていないと就職は厳しいからと考え、身の丈に合う大学に行こうとする。夢を与えられない社会。これは大人が悪い」
「今は入れる大学、行ける大学を優先する層が増えている。大学側も国公立と私立の上位100校程度、それに医学部など看護医療系以外は選抜機能を失っている。特に私立文系は深刻だ。だが30年代に大学の大量破綻時代が始まると、大学に見切りをつける層も増える。そんな風潮は崩れるだろう」』

以上の記載によると、大学は、難関校と中下位校に二極分離しているのですね。
難関校は、一般入試で成績順に合格者が決まっています。
中下位校は、入学者のほとんどが総合型選抜(旧AO)、学校推薦型選抜であり、一般入試ではほとんど入学していないということです。
そしてそれは、親(と受験生)の意識と対応しています。
大学がこのように変化し、そして受験生とその親の意識がこのように変化していたとは。私もそこまでは気づきませんでした。

ところで、上記の記事で受験生は、受験勉強を頑張って一般入試で難関校にトライする第1層と、総合型選抜(旧AO)、学校推薦型選抜のコースで中下位校に進む第2層の2層が描かれています。私は、これ以外に第3層が存在することを知っています。
若い貧困女性が激増している?! 2016-04-10で紹介しました。
以前だったら高卒で就職しただろう若者も、いわゆるFラン大学に進学しているのかもしれません。有利子の奨学金を借りて。
Fラン大学を卒業しても、就職先としてはブラック企業、次いでフリーター、製造の派遣社員ですらかなり優秀な部類といいます。奨学金の名目で借りた借金400~900万円の返済が困難であろうことは容易に推測できます。
『ただ大卒の学歴が欲しいからとか、モラトリアム期間を過ごしたいからといった理由で、偏差値が低く就職が厳しい、いわゆる「Fラン大学」に行くのはリスクが高すぎる。』ということです。また、高校時代に本人と親は高卒で就職するつもりだったのに、高校の進路指導の先生が、安直にFラン大学進学と有利子奨学金での借金を勧めた結果である、ということです。
以上が第3層です。

そうすると、上記第2層は、奨学金に頼らずに大学生活を送ることができる程度には親の支援が期待できる層ということで、第3層と区別されることになります。

漂流する入試 東大・京大・医学部は難化 教育岩盤
塾と学校、すみ分けを 鉄緑会会長・冨田賢太郎氏 2022年9月2日 日経新聞
『①「東大や京都大、国公立大医学部はむしろ厳しくなっている。入試問題がかなり難しくなった。英語や理科は問題量が格段に増え、相応の訓練をしないと受からない。」
②「要領のよさ、頭の回転の速さだけで合格するのは難しい。逆にいえば、きちんと一生懸命やった者が報われる要素が増えている」
③「入試がこれだけ難しくなったのは、私たちが得点力を引き上げていることの影響もあるかもしれない」
――学校教育に注文は。
④「資源国でない日本は、ずばぬけた才能がある人を伸ばし、社会を引っ張れるようにすべきだ。特に理数系の技術力は世界の最上位を目指す必要があり、数学はその根幹だ。しかし、学校では才能のある子どもを必ずしもうまく伸ばせないと感じる」』

上記②は、「難関校の入試を突破するためには、論理力の高さ、地頭の良さよりも、時間をかけて膨大な知識を蓄積し、瞬時にアウトプットできることが重要であり、受験勉強に時間をかけることが必須である。」と同義であると感じます。

上記①②によると、「難関校に合格している学生は、論理力が高かったり、ずぬけた才能がある子であるよりも、時間をかけて膨大な知識を蓄積し、瞬時にアウトプットできる力を持っている子である可能性が高い。」と述べられているようです。
それって、④の「資源国でない日本は、ずばぬけた才能がある人を伸ばし、社会を引っ張れるようにすべきだ。」とは真逆の方向です。そして、真逆の方向に導いたのは、③にあるようにこの発言者が主催する鉄緑会であることを自認しています。

④の「特に理数系の技術力は世界の最上位を目指す必要があり、数学はその根幹だ。しかし、学校では才能のある子どもを必ずしもうまく伸ばせないと感じる」については、学校で才能ある子どもをうまく伸ばせたとしても難関校に合格することはできず、鉄緑会で訓練を積んだ(才能はそこそこの)子どもたちが難関校に合格してしまうのです。
「才能ある子たちを難関校に送り込む」ことを阻害しているのは、鉄緑会による受験生の訓練であり、それを前提とした難関校の入試問題の難化にあるということです。
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