一回目の藻岩山登頂(
ロープウェイで藻岩山へ 2023-08-23)では、カメラ(ニコンZ50)の望遠ズーム(30mm換算70-400mm)を持参しましたが、遠方の山々は霞んで見えませんでした。その次、一回目の藻岩山登山(
藻岩山登山 2023-08-24)では、標高差430mを足で登るので、体力に不安があったことから、望遠ズームの持参は控えました。
9月7日、天気が良かったので二回目の藻岩山登山(三回目の登頂)にトライしました。今回は望遠ズームを担ぎ上げることとしました。気温が下がったことから雨具兼防寒具の上着も持参するので、その分荷物が重くなっています。
登山コースは、前回と同じで、慈啓会病院ルートです。

登山ルート
各写真には、35mm換算の焦点距離を記載しています。
藻岩山国有林(換算22mm)
(換算33mm)
馬の背合流点(換算25mm)
(換算47mm)
(換算39mm)
無事に藻岩山頂上に到着しました。
天気は快晴、強い風が吹いており、遠くまで見通せる絶好の条件でした。
まず、東北東方向から、順次北へ視点を動かし、北東に至るまでの遠景です。遙か遠方ですので、主に換算375mmの超望遠で撮影した写真を紹介します。以下で「東北東・東」は、東北東と東との間を意味します。
(換算75mm)
トムラウシ 十勝岳 芦別岳 鉢盛山 夕張岳

東北東
(換算375mm) 夕張岳

東北東・東
(換算225mm) 芦別岳 鉢盛山

左端が東北東
(換算375mm) 十勝岳

東北東
(換算75mm) 旭岳 トムラウシ

北東
この方向の遙か遠方に旭岳とトムラウシが見えている、ということですが、写真では明確にピークを確認することはできませんでした。換算375mmの超望遠では撮影から漏れていました。
次に、北北東からやや東の位置から、順に北の方向に視点を動かし、北東に至るまでです。上の、十勝岳や朝日岳に比べれば距離が近いので、焦点距離はやや短くしています。
(換算75mm)
恵岱岳 神居尻山 ピンネシリ 隅根尻山 樺戸山

北北東
(換算225mm)ピンネシリ 隅根尻山 樺戸山

北北東・東
(換算75mm) 雄冬山 群別岳 厚寒別岳 南厚寒別岳

北
(換算165mm)
雄冬山 群別岳 厚寒別岳 南厚寒別岳

北
(換算375mm)

北西
上記北西方向は、石狩湾の海岸地帯で、多数の風力発電施設が設置されており、一基は現在建設中であることがわかります。
東南東から、上記とは逆に西に向けて視点を動かしていきます。見える山は近いので、焦点距離も主に換算75mmとしています。
(換算75mm) 太平洋? 樽前山 風不死岳
紋別岳 イチャンコッペ山

東南東 南
上の写真の左側、水平線(地平線?)らしき境界が見えます。千歳市当たりまでが見えているのか、それとも太平洋の水平線まで見えているのか、気になるところです。
(換算75mm)
風不死岳
イチャンコッペ山 恵庭岳 空沼岳

南
今回、上の写真、そして下の望遠写真のように、恵庭岳が明確に見えました。樽前山、風不死岳は支笏湖の対岸の山で、紋別岳、イチャンコッペ山、恵庭岳は支笏湖の手前側の山です。
(換算247mm) 恵庭岳
(換算75mm) 狭薄山 札幌岳

南南西 南西
(換算75mm)神居岳 烏帽子岳 百松沢南峰 百松沢山 余市岳 白井岳

西
上の写真の右、西北西方向に手稲山が見えるのですが、今回は撮影を忘れていました。
8月22日訪問時に撮影した手稲山の写真を挙げておきます。
(換算180mm) 手稲山

西北西
以上、藻岩山山頂から見ることのできる360度の山岳風景を楽しむことができました。
さて、持ってきた昼食のおむすびも食べ終わり、ケーブルカーとロープウェイで下山しようとしたところ、強風のためロープウェイが運休していることがわかりました。とりあえず動いているケーブルカーで中腹駅まで降りました。そこから徒歩の下山と考えましたが、脚への負荷が大きすぎることが気になります。中腹駅まではタクシーが到着するということで、ここは奮発してタクシーを呼んでもらい、下山することとしました。