弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

Dropboxで問題発生

2014-12-31 18:11:33 | サイエンス・パソコン
私は、2010年頃からドロップボックス(dropbox)を使っています。
ウェブサイトからダウンロードしたDropboxをパソコンにインストールすると、「ドキュメント」の中に「My Dropbox」というフォルダができます。このフォルダにファイルを入れたりファイルを作成すると、ファイルはパソコン内のDropboxフォルダに移動し、Dropboxのサーバーにコピーされます。
別のパソコンで、同じDropboxのIDを設定すると、同じDropboxサーバーにあるファイルにアクセスして同期してくれます。そのため、同期したパソコンでは、いつも最新のファイルが表示されるという仕組みです。
このDropboxを使って、自宅と職場でファイル共有を実現しています。

最近、自宅のパソコンに入れたDropboxの動きが変です。
あるとき、Dropbox共有ファイルの一つを自宅パソコンで修正していたのですが、ふっとタスクトレイを見るとDropboxアイコンがありません。Dropboxが常駐していないのです。あわててDropboxを立ち上げました。
そのあとに気づいたのですが、まずいことが起きているかも知れません。そのファイルは期限管理のための大事なファイルなのですが、その日の昼間に職場で更新を行っています。ところが自宅では、その日の職場での更新を反映していない古いファイルを開き、自宅で更新してしまったのです。そこでDropboxが常駐していないことに気づいてDropboxを立ち上げたのですが、はたしてどのような「同期」が行われたでしょうか。最新のタイムスタンプは自宅のファイルですから、職場でその日に更新した内容が反映されずに同期した危険性があります。
どういうわけか、自宅のパソコンで再度同じファイルを開いてみたら、職場で更新した内容が表示され、何とか被害が出ずに済みました。

しかし、パソコン立ち上げ時にDropboxが立ち上がらないのは大問題です。そのことに気づかずに大事な共有ファイルを更新してしまうことが十分に考えられます。
その後の自宅パソコンの動きを見ていると、パソコン立ち上げ時にDropboxが立ち上がることと立ち上がらないことがあるようです。立ち上がらない場合の方が多いです。

そこで調査を開始しました。
タスクトレイのDropbox基本設定において、「システム起動時にDropboxを開始」にはチェックが入っています。
スタートアップフォルダーである
C:\Users\UserName\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
にも、Dropboxのショートカットがちゃんと入っていました。

次にネット検索してみました。私と同じ悩みを抱えている人は見つかったのですが、その人の質問に対して役に立つ回答はなされていませんでした。

仕方ないので、Dropboxのヘルプセンターで質問してみました。


ほどなくして、ヘンテコな日本語の返答メールが届きました。
応答者はVincentという人で、当方の日本語質問を機械翻訳し、それに英語で応答し、その英語の機械翻訳日本語でメールが来ているのです。日本語はわけがわからないので、英語版の要約を以下に示します。
Thanks for contacting Dropbox!
I've taken a look at your account, and there appear to be some issues with the Dropbox software currently installed on your computer. To ensure that the software is working correctly, I'd like you to do a complete reinstall to try to fix the problem. This will not affect or remove the files in your Dropbox folder.
Please save and quit all programs accessing files in the Dropbox folder, and then follow these instructions:

Windows:
1) Download the newest version of Dropbox by visiting the Dropbox website:
https://www.dropbox.com/install
2) Quit Dropbox:
3) Uninstall Dropbox:
4) When the uninstall finishes, please reboot your computer to ensure that the reinstall is complete.
5) Delete the Dropbox metadata folder:
- Open a Windows File Explorer (not Internet Explorer).
- Type %APPDATA% into the address bar (include the % percent signs).
- Delete the folder "Dropbox" from the results.
- Delete the folder "DropboxMaster" if you can find it in the results.
6) Start the installer downloaded from step #1.
7) When Dropbox has finished installing, please sign in and apply any Selective Sync settings you may have had prior to the reinstall during the sign in process. Your account will take a few moments to reindex the files and sync any pending changes.
If you have any additional questions, please let me know, and I’ll be happy to assist!
Regards,
Vincent

これって、最初にDropboxでトラブったときの解決策と同じです。
そこで、上記に従って実行してみました。
0)ドロップボックスフォルダー内ファイルを別のフォルダーにバックアップ
1)最新Dropboxをダウンロード
2)Dropboxを終了し、3)アンインストール
5)%APPDATA%\Dropboxフォルダーを削除
6)Dropboxをインストールし、7)サインイン

早速、問題が解決しているかどうか、確認のため「再起動」を何回も繰り返しました。最初の4、5回は問題なくDropboxが常駐したのですが、そのあと突然、再起動時にDropboxが立ち上がらなくなりました。問題再発です。その後も、再起動時にDropboxが立ち上がるとき、立ち上がらないときがあります。

そこで、
C:\Users\UserName\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
にDropboxショートカットが入っているかどうか確認したところ、何と、入っていないではないですか。
次に、手動でDropboxショートカット(Dropboxという名前)をスタートアップフォルダーにコピーしました。
しかし、問題は解決しません。スタートアップフォルダーを見に行ったら、手動で入れたはずのDropboxショートカットのアイコンが消滅しています。

考え込みました。ふっと思いついて、
C:\Users\UserName\AppData\Roaming\Dropbox\bin\Dropbox.exe
をドラッグ・ドロップして直接ショートカットを作成し、スタートアップフォルダーに収納してみました。名前は「Dropbox.exe - ショートカット」です。
するとどうでしょう。それ以降、100%確実に再起動時のDropbox立ち上げに成功するようになりました。
再起動のたびに、スタートアップフォルダーを確認しに行きます。するとあるとき、スタートアップフォルダー中にDropboxショートカットが2つできていることがありました。名前が違います。一つは「Dropbox.exe - ショートカット」で、私が作ったものです。もう一つは「Dropbox」という名前で、私が作ったものではありません。「なんだろう」と考えていたら、突然、その「Dropbox」という名前のショートカットが私の眼前で消滅しました。
「これか!」
今私が使っているDropboxは、スタートアップフォルダー中の「Dropbox」ショートカットを削除してしまうという問題をはらんでいるのかも知れません。そして、同じスタートアップフォルダー中であっても、名前の異なるショートカットであれば、削除を免れているということです。

さて、私の推理が正しいかどうか。しばらく使ってみて、問題が再現しなければ正解である可能性が高いといえるでしょう。
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山田風太郎著「戦中派焼け跡日記」

2014-12-23 22:46:38 | 歴史・社会
戦中派焼け跡日記 (小学館文庫)
山田風太郎
小学館


私は、山田風太郎の下記2冊の日記を既に読んでいます。
戦中派虫けら日記―滅失への青春 (ちくま文庫)」(昭和17~19年)
新装版 戦中派不戦日記 (講談社文庫)」(昭和20年)

諸々の第二次大戦回顧録は、戦争が終わってから執筆されているので、著者がいかに注意しても、戦後の価値観で筆が進みがちです。
それに対して山田風太郎日記は、当時山田風太郎が書いたまま、何も編集せずに出版されているそうです。そのため、昭和19年にしろ20年8月14日にしろ、そのときに感じたままが文章になっています。当時山田風太郎は医学生でしたが、将来小説家になるほどの人物ですから、文章が優れています。

私は、第二次大戦中の日本人が
○ どのような生活をし、
○ どのような情報に接し、
○ どのようなことを考えていたのか。
を生で知りたいと希望しています。その希望を叶えてくれる、ほぼ唯一の著書が、山田風太郎日記ではないか、と思っているほどです。

その山田風太郎日記、昭和21年以降の分も出版されていたのですが、ずっと文庫本が出されませんでした。文庫本が出たら買おう、と思って現在に至りました。
最近、楽天koboを入手し、楽天電子書籍が出ている場合は電子で購入するようにしています。そこで、山田風太郎日記についても調べてみました。
すると、すでに2011年以降、小学館から文庫本が順次出版されているではないですか。
取りあえず私は、楽天koboの電子書籍として、「戦中派焼け跡日記 (小学館文庫)」(昭和21年)を購入し、読み終わりました。

今回も感服しました。
私は、あたかも昭和21年の日本に降り立ったような錯覚にとらわれました。それほど、山田風太郎の描写は克明です。
また当時、列車の中では隣り合った人同士が大きな声で会話をしていたようです。また、道行く人々も大声で会話しながら歩いていたようです。山田風太郎によるその聞き書きが書かれているので、当時の日本人の考えがよくわかります。

電子書籍を読んで、その感想文を書くのははじめてなのですが、やはり戸惑います。読んだ後、紙の図書のようにぱらぱらめくって読み返したい場所を探すことが困難です。紙と違って検索が可能なのですが、検索キーワードを覚えていなかったらアウトです。

これからは、読んでいるそのときに、気になる箇所にはブックマークをこまめに入れていくことが必須のようです。
取りあえず、思い出した箇所を何カ所か、抜粋しておきます。

昭和21(1946)年1月17日
『午後、東京駅に行く。
東京駅の大ホールの凄惨さ--コンクリートが灼けて、赤錆びた鉄骨がうねって、床は沈没前の空母の甲板のようにでこぼこして--そして天井は筒抜け、円い巨大な抜け穴から、高い冷たい、眼に沁みるような碧空が澄み返って、時々そこをアメリカの飛行機が爆音凄まじく通ってゆく。
そこらを歩いてみる。「海外引き揚げ民相談所」と書いた紙が垂れ下がっている下に、--復員らしい三人の日本兵が、大きな背嚢を置いたまま、ぼんやり虚ろな眼をあたりに投げていた。
「復員ッていうと、何か悪漢みたいな気がして来たから、時勢の流れって、面白いわネ」
傍らをけばけばしい二人の少女が話しながら通り過ぎてゆく。』

私の父親も、昭和21年頃だったか、「復員したら(知らない)ばあさんから石を投げられた」と、(昭和40年前後に)話してくれました。

5月2日
大垣発東京行き列車の中
『車中、北朝鮮よりの引き揚げ民数名あり、男、女髪蓬々(ほうほう)として顔垢に埋まり眼のみ白く光る、衣服も乞食のごときもの。幼児すらその顔に悲愴なる暗き皺刻セリ。--隣の五十くらいの女は北朝鮮の状を語る。北朝鮮に日本の処女なしとは事実なるごとし。集団のソ連兵なれば眼前の事なるも黙認するより外なき由。脱出の苦悩を思えば内地の将来によし如何なること待つも耐え得という。
大垣出でしは7時16分。東京に三日、朝五時過ぎにつく。』

藤原ていの「流れる星は生きている」、「旅路」を思い出します。

5月4日
『東京へ来ても依然巷の声は絶望的である。真に真に絶望的である。・・・日本人は、ひもじい腹をかかえ、夕闇の中にぼんやり立って、小さく溜息と共にこう呟くだけである。「負けたんだから、仕方がねエや・・・」』

今後、昭和22年以降の日記を順次電子書籍で購入し、読んでいくことにします。
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中央線経由で母子通勤

2014-12-06 14:55:09 | Weblog
先日、出張からの帰り、夕方6時前に東京駅から中央線に乗りました。発車前の電車で、ひとつだけ空席を見つけて座ったところ、となりは男の赤ちゃんをだっこ紐で抱いたお母さんでした。発車するまで立って赤ちゃんを揺すっていたので、あまり機嫌が良くなかったのでしょう。発車したところでお母さんは着席しました。
赤ちゃんがきょろきょろしてこちらを向いたところで、私から赤ちゃんにスマイル攻勢をかけました。機嫌は悪くありません。最初のアイコンタクトは何とかクリアしました。

私が赤ちゃんに笑顔を向けたので、お母さんも打ち解けたようです。「もうお誕生ですか?」と聞いたら、まだ半歳とのこと。「大きいんです」とおっしゃりました。
「お母さんとどこへ行ってきたの」と赤ちゃんに訊ねたら、代わりにお母さんが「保育園の帰りなんです」と答えてくれました。
勤めている会社に保育園があり、この10月からそこに通っているというのです。「お母さんもこの10月に職場復帰したばかりですか!」それは大変だ。
5時定時で退社させてもらい、こうして赤ちゃんを抱いて中央線に乗り、帰宅しています。自宅は荻窪ということです。会社は東京駅周辺またはさらに乗り換えていくのかも知れません。

たまたま、私の2人の孫も、生後半歳で保育園に入園しています。保育園のゼロ歳児保育が子どものためにとても好ましいことを実感しているので、私は大賛成です。赤ちゃんに「お母さんが良い会社に勤めていて良かったね」と話しかけました。
来年4月からは荻窪の自宅近くの保育園に替わりたいそうです。「当たるかどうか」と心配していました。今からこうして会社の保育園に通わせていると、点数が1点上がる、と言っていました。

赤ちゃんはまだぐずっているので、私は「いないいないばあ」をしてみせました。お母さんは赤ちゃんを見て「あ、笑ってる」と喜んでくれました。私は「いないいないばあは、赤ちゃんが飽きるまで続けないといけないそうです」と言いながら続けました。そのうち赤ちゃんは飽きちゃいましたが。ということで、数分間しか持ちませんでした。

四谷を過ぎるあたりから、またお母さんは立ち上がってあやし始めました。
私は新宿で降ります。お母さんに「それでは頑張ってください。」、赤ちゃんに「バイバイ」と言って別れました。

荻窪の自宅から東京駅あるいはさらに遠方の会社に、ゼロ歳の赤ちゃんを連れて毎日通勤、大変なことです。まだはじめて2ヶ月ですか。これからも頑張ってください、としか言いようがありません。

たまたま私は「ゼロ歳児保育、大賛成」ですから応援することができました。そうではなく、隣に座ったおじさんおばさんが「ゼロ歳児で保育園なんてかわいそうだ」ということもあるでしょう。そんなこと言われたらめげるでしょうね。何とかそんな目に遭わないように祈っています。

つい先日、12年ぶりの高校クラス会がありました。
その二次会で、「おじいちゃんパワーで地域の子どもたちの面倒を見る」という話になりまして、私が「自分の孫ができたら、孫ばかりでなく、よその子どもも分け隔てなくかわいくなった」と発言したところ、となりに座った友人(男性)が「自分も全く同じだ」と賛成してくれました。女性陣からは「自分の子どもができたときはそうではなかったのか」と聞かれ、「子どものときは違った。孫ができてはじめてだ」と答えたら、女性陣は不思議そうにしていましたが。
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